羽生結弦選手 ACI2016海外翻訳記事とSportivaフォトギャラリー
海外の翻訳記事で、興味深いものがあったのでご紹介します。
asappo様の「あれこれ」からお借りします → http://kurkuma.blog.fc2.com/blog-entry-2035.html
ロシア語記事はこちら → http://www.sovsport.ru/gazeta/article-item/931023
特に気になった部分だけ抜粋させていただきます。全文はリンク先ブログに飛んでください。
2016/10/04 二度の多幸感。「日本のガガーリン」が新たな宇宙的高度を取った
(アンドレイ・シモネンコ)
《四回転ループは最小の不正確ささえ許さない》
昨シーズン完全に宇宙的と言える得点をたたき出した羽生結弦、この「日本のガガーリン」は、どうやら新たな高みを征服する準備をしているようだ。テッサ・ヴァーチュ/スコット・モイアが競技スポーツに復帰した、同じ「オータム・クラシック」で、ソチオリンピックチャンピオンは、一つの試合で二度の四回転ループを初めて実行した。
===(中略)===
とはいえ、クラスノジョンは、四回転ループ実行の質において、まだ羽生には遠く及ばない。日本人の彼は、ショートの滑りでもフリーでも、このエレメントに対し「プラス」を得ている。しかし結弦は、ショートプログラムもフリーも、全体として見れば克服することは出来なかった ー 大会で勝利したとはいえ、「パンク」と転倒を回避出来なかった。もしかしたら、四回転ループというものは、次のジャンプへの力を奪うほどに難しいものなのだろうか?
ゴルデイ・ゴルシコーフを含む、四回転ループ実行を目標にしているスケーターと共に働いているペテルブルクのコーチ、エヴゲーニー・ルカヴィーツィンは次のように語る:「もちろん、四回転ループは最高難度のエレメントであるし、トウを突くジャンプではなく、エッジで踏み切るジャンプだという事実が、その実行において特別な冷静さを必要とする。
ループに入る時に、スケーターはしかるべき時より早く『引っ張って』はいけない。ジャンプに参加している体の全ての部位の仕事が完全に協調していることが必要だ。われわれのことばで言えば、『踏切が合』わなければならない。四回転ループは、この合わせた踏切時に、どんな些細な不正確さも許されないし、その不正確さの最小のものでさえ、回転不足やら、転倒やらにつながるのだ。
もちろん私は、このジャンプを既に習得しているスケーターについて話している。不正確さは、競技時の心理的緊張から起こる可能性がある。スケーターは、四回転ループに最大限に集中しており、もしそれが出来れば、次に多幸感と結びついた若干の弛緩の局面が訪れる。カナダの大会での羽生のミスも、まさにこの理由から引き起こされた可能性がある。しかし、シーズンは始まったばかりだ。残りのジャンプと一緒に四回転ループを滑り込むのに結弦には時間が必要なことは、理解出来ることだ」。
ー つまり、彼のこのジャンプ遂行は、この大会で終了する単なる実験ではないということですか?
「違う。これが単なる実験ではないことを私はほぼ確信している。私は以前にも羽生が四回転ループを跳ぶのを見た。彼にとってはこれが最重要課題ではないと分かっている。彼が、もし、もちろん、四回転ループについてこれ程冷静に話すことが出来るのだとすれば、このエレメントを十分容易にやっているのだ。結弦には、四回転ループをプログラムに組み込んで、負けないようにするための時間もあるし、演技構成点の蓄積もある。だから彼は、このエレメントを今後もやるだろうと思う。プログラムに何らかの修正を加える可能性はあるだろう ー 例えば、四回転ループの後に、非常に易しいジャンプを入れるとか、二番目のエレメントの前に休みを増やすとか。バリエーションはいろいろある」。
あともうひとつ。モモ博士様の「覚書あれこれ」より。
リンク先はこちら → http://ameblo.jp/mkp2012/entry-12206007733.html
こちらはリンクだけにとどめますが、オーサーのこの言葉がとても心強く感じました。
“Maybe a lot of people think he’s bitten off more than he can chew
but know that when he gets better trained,
and trains a little more consistently then things will kind of come together.”
「欲張って無理なことをしている、って思ってる人もいるだろうけど、
彼の場合(今までの例から見ても)練習の質や一貫性が改善されたら、
その内、全てがうまくハマってくるようになる」
オーサーもわかってるんですよね。一番身近でみてきたから。
羽生結弦が、「これは無謀だ」と誰もが思うようなことを、実際に成功させてきたこと。
昨シーズンのSPのイーグルサンド4Sも、バトルは最初「無理」だと言っていたそうです。
でも、あっさりできちゃった(笑)
オーサーも、愛弟子の無限の可能性をじっと見守っている状態なのかなと思います。
Web Sportivaからオータムクラシックのお写真
他にもお写真たくさんあります。↓
羽生 オータムクラシック 練習
羽生 オータムクラシック ショートプログラム
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2016/10/07 13:00 | クリケット・プログラム・CS(2016-2017) | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
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No:6005 2016/10/07 19:57 | # [ 編集 ]
真○○○○○○ 様
真○○○○○○さん、こんにちは。
>SPの白パンは私も変えて欲しい派です。濃いパープルに賛成。
私が、事前に想像していたのは、プリンスの曲なので、彼のイメージカラーの紫をもっと前面にだした衣装かなと思ったんです。
パンツは定番の黒として、トップスは紫の派手目のブラウスなんてどうかなと。フリルふりふりとか、ラメ入りのキラキラとか。やはり曲に合わせてクレイジーな感じで。
それからロックなら、ツナギの衣装より、パリ散みたい上と下を分けた方がいいと思う。真っ白のツナギで靴も白・・・本当に見えにくいです。
あと、フリーは、緑と青を少し濃い。もう少し淡い色に変えた方が「森の精霊」っぽさがでると思いました。
結弦くんの衣装、これまでどんなのでも不満を感じたことはなかったけど、今シーズンはちょっと・・・です。これがオリンピックシーズンでなかったのがせめてもの救いです(笑)
コメント、どうもありがとう♪
No:6006 2016/10/08 09:01 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
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