NHK杯2016 現地観戦記 ~2日目~

NHK現地観戦記2日目です。

この日は、3日間の中で、唯一全カテゴリの試合がある日でした。
ショートダンス、ペアフリー、女子フリー、男子フリーというスケジュール。
今日は2日目だし、そんなに早めに行かなくてもいいかな?と、午前中、ホテル前の公園を散策。
ところが、会場についたら、なんと!男子の公式練習中でした。しかも、結弦くんのグループ!!
ちょうど、結弦くんの曲かけ練習が始まったところでした。ぎりぎりセーフ(笑)
曲かけ練習には間に合いましたが、その前にループを何度も成功させていたと知って、「公園を散歩なんてせずに、もっと早く会場に来ればよかった~。」と、ちょっと後悔。そして、練習を見ていて、つくづく感じたこと。彼はどんな衣装でも似合うけれど、一番萌えるのはやっぱり練習着だな・・・と(笑)

競技が始まりました。まず、アイスダンスのショートです。
今回のNHK杯、アイスダンスも大きな楽しみでした。パパシゼにテサモエ、それにカペラノと世界チャンピオン経験者が3組もでるという豪華メンバーですから。これにアメリカのシブタニズとチョクベイあたりが加わったら、完全に世界選手権の最終グループですよね。日本に表彰台を狙えるアイスダンサーがいないもんだから、NHKも遠慮なく強いの呼んできてるなあと(笑) アイスショーで、テサモエとカペラノの演技は何度か見てるけれど、パパシゼは初めて。すごく楽しみでした。

パパシゼとテサモエの演技は、もうゴージャスの一言。テサモエには、それにプラス凄みというか、ラスボス感(笑)があるので、その差でテサモエに軍配が上がったのかな。でも、アイスダンサーで一番好きなのは、個人的にはパパシゼ。今回のショート、点数的にはテサモエに負けたけれど、演技をみていてゾクゾクするような感覚は、私は、パパシゼの方に感じました(テサモエも好きですが)。それにしても、パパダキス、顔ちっちゃ!(笑)

ペアフリーでは、ショートで2位だったデュハラドが逆転優勝。デュハラドにもミスはあったのだけど、ショート首位の中国ペアは2転倒が痛かったです。まだ若いペアなので、優勝意識しちゃったかしら。

さて、女子シングルフリーです。注目の宮原さんのフリー。最初に三回転ループをきれいに決めた後の3Lz-3Tのコンビネーションジャンプ。昨日3Lzで転倒があったので心配しましたが、今度は成功。ただ、素人の私の目でも、セカンドの3Tの回転が足りないのがわかりました。目の錯覚であってほしかったけれど、やっぱり刺されてましたね。でも、見た目はノーミスで、いつも通りに綺麗にまとめました。「ミス・パーフェクト」復活でホッとしました。会場の人たちも同じ気持ちだったのでしょう。演技終了後は総スタオベでした。結弦くんの演技以外で、これだけ会場が盛り上がって総スタオベになったのは、この日の宮原さんのフリーだけだったと思います。

女子フリーは、ボゴリラヤが無難にまとめて文句なしの優勝でした。
宮原さんは、ショート3位から順位を上げて総合2位でファイナル進出を決めました。
調子が悪い中でも、最終的にきっちり結果を残すところは、さすがだと思います。
今回の結果に一番ホッとしてるのはテレ朝じゃないでしょうか。女子の進出者ゼロを免れて(笑)
それにしても、ロシア女子強いですね。ファイナル進出の女子6人中、4人がロシアですよ。

そして、いよいよ男子シングルのフリーです。2日目も佳境に入ってまいりました。
正直、男子が始まると、気もそぞろになるので、他の男子選手のことはあまり覚えてないのですが(笑)、印象に残ったところでは・・・。
まず田中選手。最初のクワドが少し危なかったですが、綺麗にまとめましたね。3位で結弦くんも大喜び。
そしてナムくん。クリケットにいたころより、ジャンプの助走は短くなってるような気がします。正直なところ、クリケにいたころは、「助走がなげーな」って思ってたの(笑) 身長が急に伸びて、もう180センチ近いんですよね。その影響か、以前ほどのジャンプの安定感はなくなりましたが、演技は前より洗練されてきたと思うし、大人びて少しカッコよくなりましたね(笑)
ネイサン・チェン選手、4種類のクワドはすごいですが、彼は3Aが苦手なんでしょうね。SPでもFSでもミスがありました。そう考えると、GOE合わせたらクワド並みの3Aが、それも後半に2本跳べるってのは強味ですよねえ。

そして、結弦くんのフリー・・・クワドループ成功! 日本で初めての加点付での成功を見れたのがうれしかった~。サルコウもサクッと成功。このままいくか・・・と思ったけれど、後半のサルコウのコンビネーションが転倒。でも、演技そのものは、言葉にできないくらい美しかったです。スケカナから考えると、見違えるようでした。本当にすごかった。リンクの上を、森の妖精さんが舞っているようでした。
点数が出た瞬間の会場の大歓声・・・結弦くんの今季初の300点越えの場に立ち会えて幸せでした。

生で男子の演技を見て、いまさらですが感じたこと。スポーツとしてのクワド全盛はよいことなのだけど、クワドは跳べるけれど、音楽はBGMで、つなぎが薄くて「助走→ジャンプ」の繰り返しみたいな選手もいます。ブラウンは今大会、ジャンプはダメだったけど、音楽表現には優れていました。でも、やはりジャンプが決まらないと点はでないわけです。クワド全盛時代になればなるほど、高難度ジャンプと音楽表現の両立はますます難しくなる。だから、それが両立できる結弦くんは異次元なんだあと、実感するNHK杯でした。

昨日は、最終滑走者の演技が終わったとたん、会場をあとにする人も(私を含めて)多かったのですが、この日は、結弦くんの表彰式があるので、早めに会場を出るひとはおりません。お客さんはお行儀よく、最後の最後まで会場に残っていました。
この日は南ブロックで、アリーナ出口からは遠いポジションでしたから、バス乗り場はすでに混んでおりました。誘導係の人が「歩かれた方が早いですよ~」と案内しておられたので、そんなに寒くはなかったこともあり、真駒内駅まで歩くことにしました。3日とも天気は良好でしたが、この2日目が一番暖かかったような気がします。コートを着たままアリーナに座ってると少し暑く感じることもあったくらいですから。

ホテルに到着したら、この日はもう10時45分頃。昨日利用したホテル内のレストランのラストオーダーの時間も過ぎてるので、ホテル近くのファミリーマートで夜食とビールを購入。お部屋でビールを飲みながらマッタリと過ごし、出張先のホテルで憩うリーマンの気分を味わいました。侘しいかと思いきや、意外とそうでもなく。けっこう至福の時間でした。完全にオヤジだ(笑)

最終日の感想はまた後日に。もうファイナル始まるので、ファイナル後になるかも(汗)


NHK杯2016真駒内アリーナ

NHK杯2016男子表彰式


よろしければポチっとお願いします♪

人気ブログランキングへ

関連記事

テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2016/12/08 07:45 | GPS(2016-2017)COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |