羽生結弦選手の”食”について考えてみる その2 ~「羽生、王者の食生活」より~

「羽生結弦選手の”食”について考えてみる」その2です。
その1はこちら → 羽生結弦選手の”食”について考えてみる

スポーツ報知の「勝ち飯」記事と同じ頃のですが、読売新聞の紙面記事です。
今、現在の食生活と、結弦くんの体調管理への意識変化について書かれています。
少し古い記事ですが、なかなか興味深い内容だったので、書き起こしておきます。


羽生 王者の食生活(2017.4.7 読売新聞)

細身、体力不足 ⇒ 栄養管理、サプリも

 フィギュアスケートの世界選手権で羽生結弦(22)(ANA)が3大会ぶりに世界王者の座を奪回した。ショートプログラム(SP)は5位と出遅れたが、フリーで自らの世界歴代最高得点を更新して逆転優勝。圧巻のフリーを支えたのは、日々の食生活とコンディショニング面の成長だった。

 今季のフリーには、4回転ジャンプを4本組み込んだ。昨季の3本より1本多い。かなり体力が要求されるが、滑り切った直後の表情は余裕を感じさせた。
 かつては細身で体力不足が弱点だった。しかし、今は太ももや腰回りがガッチリしてきた。体形の変化について、羽生は「(演技)構成を難しくすれば、練習の強度も高くなる。今のプログラムに合った体に変わってきている」と感じている。
 五輪連覇への戦略の一つとして昨秋から、体作りのために味の素の栄養サポートを受け始めた。

 世界選手権や2月の四大陸選手権など大きな大会では、栄養士や調理師らが同行し、現地で日本食を調理して提供した。夜は豚汁、肉じゃが、野菜や海鮮を入れた鍋物などのメニュー。緊張で食が進みにくくなるため、食べやすく、なるべく胃に負担がかからない油分を少なくした料理を食べた。練習や試合の前後には、サプリメントでエネルギーをこまめに補充。羽生は試合後、「体調はバッチリ。とてもいい状態だった」と話した。

 試合以外の日常生活でも、体重と体脂肪を日々計測し、トレーナーと協力して練習強度との関連を記録している。体重管理はスケートに必要な筋肉量を維持し、きつい練習に耐える体を作るため。「以前は練習で追い込んでも結果が出ない時があった。今は体重を管理して練習強度を調整できるようになった」と振り返る。

 ソチ五輪前は「食べることに興味がない」と話していた。細身の体を練習で追い込むと、ケガも多かった。今は食事に気を配り、摂取カロリーも計算する。「体調や疲労回復について、考え方ががらっと変わった。試合で体の変化をすごく感じる」と手応えを口にする。

 「アスリートとして練習を積むための体作りがようやく出来てきた」と、同社オリンピック・パラリンピック推進室ビクトリープロジェクトグループの栗原秀文マネージャー。来年2月の平昌五輪に向け、「アスリートとしては20歳代後半が絶頂期。肉体的にはまだまだ伸びる」と語る。(永井順子)



栗原さんは、ソチでも、結弦くんの栄養サポートをしてくれていました。
当時の栗原さんのブログから。ソースはこちら ↓
https://vp.ajinomoto.co.jp/2014/02/post-138.html

約4分の間にいろいろな事が頭をよぎりました。
今滑っている事、これまでの事、そしてこれからの事。
とにかく、羽生選手が納得いく演技ができるまで、我々ビクトリープロジェクトは微力ながらチカラになりたいと強く思い、心が奮い立っていました。

そして、最終滑走者が終了して羽生選手の金メダルが確定。

その時、今度は達成感と羽生選手をたたえる涙がどんどんとこみ上げてきました。



金メダル確定のときの栗原さんをテレビで見ましたが、織田さん並みに大泣きされてました(笑)
「羽生選手が望むなら、一生サポートしてあげたい」とまで言ってくださって、「ああ、栗原さんも、結弦くんの魅力に堕ちたのかしら。これってもしかして、プロポーズかしら」などと、腐女子目線で思ったものでした(笑) 

アスリートは栄養をとることも仕事です。結弦くんも、「リスフラン関節靱帯損傷」という重篤な怪我を経験して、「後半四回転に耐えうる体ではなかった」と実感したのでしょう。大事な五輪シーズンを怪我なく過ごせるように、栗原さん、これからもよろしくお願いいたします。

ツイよりお借りします。昔の動画で、好物を語ってます。



今嵌ってるのはトンカツか餃子(ただし、家の餃子)
好きなのはロース。けっこう脂身が好き
とんこつラーメンも好き


なぜ「揚げ物が苦手」で、「嵌ってるのは豆腐」になってしまったのでしょうか(笑)
この頃は、まだ若かったから(笑)、油もの食べても胃にもたれなかったのかな。


20170407yomiuri
栄養指導を受けながら食事をする結弦くん


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2017/05/15 10:35 | ゆづ語り(2016-2017)COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

記事のご紹介ありがとうございます。
つくづく食の重要性を感じました。
味の素のアミノ酸は関節などに負担を掛けたくないランナーが愛用されているそうですね。
羽生くんも元々は揚げ物やラーメンなどが好きな男子だったのかもしれないですね。(油は胃の中に膜ができて消化効率が落ちるそうです)

アスリートとしてのプロ意識の高さとご家庭での食管理、そして外食しない(できない)ことが、今の羽生くんのスペシャルボディと体力に繋がっているのでしょう。

平昌が終わったら明石焼きいっぱい食べて欲しいです。

No:6756 2017/05/15 15:49 | piano #- URL編集 ]

piano 様

pianoさん、こんにちは。

>油は胃の中に膜ができて消化効率が落ちるそうです

ソチシーズン、栗原さんが結弦くんを担当したとき、「羽生選手は食が細い。消化が遅いので、少しずつしか食べれない。寿司や焼き肉を好物にあげてるのは、自分で食べる量を調整できるから」と言っていました。消化が遅いと、栄養の吸収も遅くなるし、胃の中に食べ物が残っていたら、ジャンプで気分悪くなりますよね(笑)

子供の頃は、何も考えずに自分の食べたいものを食べていたのでしょうけど、成長するにつれて、自分の体質に合ったものを選ぶようになったのかもしれませんね。

>平昌が終わったら明石焼きいっぱい食べて欲しいです

ショーで神戸にきても明石焼き食べれませんものね。卵好きだから、きっと気に入るでしょうに。人の目を気にせずに自由に外食できる日はいつくるのでしょうね(笑) 

コメント、どうもありがとう♪

No:6759 2017/05/15 20:34 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

みずほさん、こんにちは

「勝ち飯」の記事を読んでから、「ということは、あのへこみまくったであろうワールドのSPの夜も、なだめすかしてご飯だけ食べさせてくれたのだろうなあ」と、栗原さんたちサポートスタッフに尊敬と感謝の念が湧いてきました。

たしかにこの「望むなら一生支えてあげたい」発言、「堕ちて」ますよね(^^;
そういうの踏まえて最後の写真見ると、色々と妄想を掻き立てられなくもないですが…普通に見るとほのぼのしますね~なぜ「羽生結弦の食事シーン」はこんなにも幸福感を与えてくれるのでしょう(^-^)

ほんとに一生とは言わずも、ショーで忙しくなるこの時期も試合同様支えてあげてほしいです!

No:6761 2017/05/15 21:05 | なすか #- URL [ 編集 ]

なすか 様

なすかさん、こんにちは。

>なだめすかしてご飯だけ食べさせてくれたのだろうなあ

食事も喉が通らないくらい落ち込んでいたとか・・・周囲が心配するくらいだったそうですよね。

>色々と妄想を掻き立てられなくもないですが

そういえば、ソチのとき、コメント欄で、どなたとだったか忘れたけど、「お相手には栗原さんもいいかも~」という妄想話で軽く盛り上がっていたような・・・(笑)
最近は、うちのブログの客層が変わり、腐女子の人が減ったので、そういう話題はあまりしなくなりましたが(笑)

>ショーで忙しくなるこの時期

オフシーズンは太るスケーターが多いけど、彼は反対にハードスケジュールで痩せるんですよね。体調管理大事にしてほしいです。

コメント、どうもありがとう♪

No:6763 2017/05/16 07:43 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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