羽生結弦 氷上の芸術、美しさの秘密
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羽生結弦選手特集②氷上の芸術、美しさの秘密(20180104 婦人画報)
平昌オリンピックまであと1カ月と少し。12月29日発売の『婦人画報』2月号では、厳選された写真とともに男子シングル代表・羽生結弦選手の特集を掲載しています。
婦人画報.jpサイトでも、オリンピックに向けて毎週エールを送りたいと思います。
執筆は、長年フィギュア観戦してきた編集者の中谷ひろみさん。長く観戦してきたからこそわかる分析・レポートをお楽しみに。
第二回は、世界が認める美しいスケーティング、その姿をスペシャルな写真と共にお伝えします。
思わずシャッターを切り続けてしまう、と多くのカメラマンに言わしめる羽生結弦選手。それは、絶え間なく動き続ける演技ゆえであり、同時に、どの瞬間も美しい被写体であり続けるゆえでもある。
柔軟な身体をもつことでも知られている彼だが、その体幹は強固でぶれることがない。長い手足は風になびくようにしなり、空間に美しい弧を描く。
フィギュアスケートは、常に怪我と隣り合わせのハードなスポーツでありながら、氷上のバレエ、芸術と言われるように、その演技には観客を惹き付ける華を求められる。技術は練習で伸ばせても、芸術的な表現はもはや才能だ。
高難度のエレメンツをこなしながら、物語を紡いでいるような表現力。多くの人が羽生選手に惹かれるのは、彼がまさに「フィギュアスケートの魅力そのもの」だからに違いない。
柔軟性を生かしたスパイラルの美しさでも定評がある。そのシルエットはまさにアート。©Nobuaki Tanaka/SHUTTERZ
無駄を削ぎとしたような細身のシルエットながら、本人比で逞しくなったと評判。練習着ではしなやかな筋肉がより際立つ。©Nobuaki Tanaka/SHUTTERZ
憧れのスケーター、プルシェンコの真似をして練習を始めたというビールマンスピン。今では羽生選手の得意技のひとつ。シニア男子で取り入れるのは難しいこの技をここまで美しくできるのは、柔軟性に優れた羽生選手ならでは。©Nobuaki Tanaka/SHUTTERZ
男性的でも女性的でもない、中世的な美しさが際立ったNotte Stellata.見事に白鳥を演じ切る姿に、「これは芸術だ」と世界中から賞賛の声が。©Nobuaki Tanaka/SHUTTERZ
2015-2016シーズンに世界最高得点を2度更新したフリープログラム「SEIMEI」.陰陽師、安倍晴明の世界観を見事に表した型の美しさは、五輪の場を制するに違いない。©Nobuaki Tanaka/SHUTTERZ
リンクの上に立つだけで、空気が一変する。ショパン「バラードNo.1」では、指先まで、まるで音楽のようだと称される動きのひとつひとつが、見る者を魅了する。©Nobuaki Tanaka/SHUTTERZ
羽生結弦は「フィギュアスケートの魅力そのもの」・・・まさに私達ファンの気持ちを代弁してくださっていますね。
4枚目の白鳥と同じ写真が、「婦人画報」の2月号にも掲載されていました。
男性的でも女性的でもない、中世的な美しさが際立ったNotte Stellata.・・・そう、性差を超えた美しさをもつ羽生結弦でなければ、この芸術的なプログラムは生まれえなかったでしょう。
思わずシャッターを切り続けてしまう、と多くのカメラマンに言わしめる羽生結弦選手・・・この美しい写真の数々は、田中宣明さんの手によるものですが、確かに、日テレプラスの「写真で描くフィギュアスケート」という番組で、田中さんは「羽生選手は、常にファインダーでみて、常にシャッターを押したくなる、そういうスケーター」だといっておられました。もし、機会があれば、この番組についても、記事にしたいと思います。
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2018/01/04 14:35 | CM・雑誌・商品情報(2017-2018) | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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