羽生選手、WS1位で平昌五輪へ&「S☆1」鈴木さんのゆづ技術解説

2013年10月8日に更新されたその日からずっと、現在まで結弦くんは世界ランキング(WS)1位の座を一度も譲り渡していません。
昨日、四大陸選手権の男子シングルの競技会が終わり、ボーヤンが優勝しました。
結弦くんは、世界ランキング1位のまま、平昌五輪に臨むことになりました。



今シーズン、ポイントに関わる試合は、オータムクラシックとロステレの2試合のみ。
正直、この四大陸でランキングを抜かされることを覚悟していました。
実力者でも、1シーズンでも休養すると、ガクンとランキングが落ちます。結弦くんは休養じゃないけど、NHK杯とファイナルで与えられたであろうポイントがまるまるゼロになってしまったのは、ランキング的に痛いなと思っていました。

でも、1位を守った。その差は24ポイント。ランキングの1位2位の差は大きな問題ではないとわかっていても、やはり嬉しい。4年以上守り続けた1位の座を落とさずに、ここ一番の大舞台に臨める。これは、ボーヤンに礼をいうべきなのか(笑)

2年連続ワールド銅メダリストになっているボーヤンが、五輪のメダル候補として、マスコミに完全にスルーされてるのが不思議でした。結弦くんが一番評価し、刺激を受けているのは、誰でもない、ボーヤンなんですよね。ボーヤンはスロースターターで、シーズン前半はパッとしないんだけど、後半にはきっちり合わせてくる。だからこその2年連続のワールドメダル。ここでまた、マスコミの見る目の無さが露呈してしまった感じがします。怪我明けなのに300点超え。PBの303.58に迫る得点での優勝。見事でした。


昨晩の2つのニュース番組で、結弦くんがとりあげられていました。
「Going!」と「S☆1」です。「S☆1」の方が評判がいいようです。
私も両方録画したのを、今朝みましたが、同意です。「Going!」はイマイチでした。

「Going!」は先日放送された「絶対に勝ってやる!」の映像を使いまわして、それにプラス、海外記者がオーサーから聞いた言葉をちょこっと紹介してるだけでした(この海外記者の話はネットがソースで、ゆづファンなら知ってる人も多い)。結弦くんが可愛く卵かけご飯を食べてるシーンが入ってたりしたので、他選手のいらない部分だけカットして、一応残してますが。

「S☆1」は鈴木明子さんをゲストに、結弦くんがいかにトータルパッケージで、技術的にすごいことをしてるかを、自ら実演しながら説明してくれたので、とてもわかりやすかったです。カウンターからの3Aがすごいのは知っていたけど、「SEIMEI」の最後のスピンに入る前のトラベリングキャメルがどれだけ難しいか知らなかったので、鈴木さんの解説はとてもためになりました。まとめると・・・。

<鈴木さん実演解説>
羽生選手はジャンプだけじゃない、トータルパッケージの選手。
「さりげなくやりすぎて、難しさがなかなか伝わらない」が、実はメチャクチャ難しいことをしてる
金へ2つの武器として、この2つを例にあげておられました。

①ジャンプに入る動作
羽生選手は、3Aを入れる前にカウンターというターンを入れている。
(カウンター:ターン技の一つ。片足で身体を反転させる)
通常の3Aは右足で滑って、左足に軸足を入れ替えてジャンプする。
ジャンプを跳ぶときは、軸足を替えたときに、力をためる。でないとジャンプを跳べない。
しかし、羽生選手の3Aは、軸足(左)を替えずにターンしてジャンプする。
同じ軸足でターンした直後にジャンプすると、身体がブレ、力がためにくい。
しかし、それをうまくコントロールして跳んでいる。これはスケート技術がないとできない。
これでトリプルアクセルとか、すごい(笑)

②スピンの入り方
遠心力のコントロールがすごい。軸足を変えずにスピンへ入ることができる。
ほとんどの選手は足を入れ換えてスピンに入る。その時の力の移動を利用してスピードを加えてる。
羽生選手は、(足の入れ替えで)力を利用できないので遠心力をコントロールしている。片足のまま遠心力を利用してスピードを加えることができる。そして、この難しい入り方でも、回転スピードも速く、ポジションも美しいので、大きな加点につながっている。


他にもあるのでしょうけど、わかりやすい例として、この2つをあげておられました。
実際、今でも、あのカウンターからの3Aを跳べる選手は結弦くんだけ。
もう、ビールマンスピンみたいに、ゆづるアクセルと名前を冠してもいいレベル。


2014年関ジャニの仕分けに出演していた織田さんが、同じように、結弦くんの3Aがいかに難しいか、実演して説明してくれていました。懐かしい映像ですね。ツイよりお借りします。




デジタルテレビ1

テレビガイド2

テレビガイド2冊買いました。
私、普段はテレビガイドは「月刊スカパー」しか買わないんですが。

デジタルテレビガイド:表紙+折込ピンナップ(SEIMEI)+特集3ページ
テレビガイド:2014-2018羽生結弦BOOK(平昌五輪みどころガイド付き)


テレビガイドで表紙になったのは「デジタルテレビガイド」が初めてかな。
でも、羽生特集そのものは「テレビガイド」の方がよかった。紙質もいいし。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/01/28 15:15 | テレビ番組・コラム(2017-2018)COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

こんばんは、みずほさん

岩戸に籠られて丸々2ヶ月以上試合に出てないってのにトップをキープとは(^^;
ボーヤンも怪我から復帰しての好演技でまずはめでたい♪ライバルが好調だと喜ぶ羽生くんには何よりの陣中見舞いでは?

しかしまあ日本のマスコミいつまでボーヤンを「ジャンプは飛べるけどつなぎがいまひとつな選手」で片付けとくつもりなんだよ、とつっこみたくなりますね。求道者タイプだし、ネイサンより強敵だろうなぁ~と、あらためて思いました。

メドベちゃんも宮原さんも怪我から復帰していまひとつなところもありましたが、負けず嫌いな彼女らはきっちり調整して挑んでくるだろうし、五輪は楽しみです…男子シングル観戦は、体力的精神的に「修業」の場みたいになりそうなので、せめて女子の試合だけでも楽しんで見たいものです(^^;

No:7932 2018/01/29 00:35 | なすか #- URL [ 編集 ]

なすか 様

なすかさん、こんにちは。

>ボーヤンも怪我から復帰しての好演技でまずはめでたい♪

同じく怪我明けから復帰するという意味で、結弦くんにとっても励みになりますね。

>ネイサンより強敵だろうなぁ~と、あらためて思いました

ネイサンも、織田さんから、「ジャンプの前のステップがない」とか言われていましたし、正直、ジャンプ重視でつなぎが薄いのは、ネイサンもボーヤンもどっこいどっこいのような・・・(笑) ジャンプの質はボーヤンの方が上だし、ネイサンは過大評価、ボーヤンは過少評価されてるような気がします、なんとなく。

>男子シングル観戦は、体力的精神的に「修業」の場みたいになりそうなので

団体戦に出るか出ないかもまだわかりませんし、個人戦なんて、まさに修行の場になりそうですね。女子は気楽に見れそうですが(笑)

コメント、どうもありがとう♪

No:7933 2018/01/29 12:34 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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