「みんなのニュース」生出演 インタ全文

昨日の結弦くんは、本当に分刻みのハードスケジュールでした。
そんな中、フジテレビの「みんなのニュース」にゲリラ出演!
あらかじめ告知がなかったので、テレビつけたら、結弦くんが生出演してたのでびっくり。
「みんなのニュース」は張ってなかったので、あわてて録画ボタンを押しましたが、全部は撮れませんでした。あ~ん、やっぱり全録レコーダーがほしいよお・・・。

幸い、FNNのサイトにインタ全文がのっていたので、転記しておきます。


66年ぶり連覇で金 羽生結弦、スタジオ生出演

66年ぶりのオリンピック連覇。羽生結弦選手に話を聞きました。

(この金メダルには、心から欲しかった2大会連続の重みがあるのでは?)
そうですね、本当に重いですけれども、多分、この重みというのは僕1人がかけていいものじゃないからこそ重いのかなと。
みんなで勝ち取ったものだからこそ、皆さんと、この重みを分け合いたいなと思っています。

(今回五輪で金メダルをとり、解き放たれた羽生選手を見ている気がするが?)
そうですね、解き放たれてはいます。
割ともう、絶体絶命というか、自分自身で自分を追い込みつつ、環境的にもかなり追い込まれた状態だったので、かなりのものをかけてきたなと。
その結果がこのメダルになっているので、ある意味、かけてきたものが達成された感じはすごくあります。

(これまでの4年間は、全てそのメダルのための日々だった?)
全てとはいえないです。
ただ、全てスケートのためにあったとは言えます。
全てがオリンピックにつながっているとは言えるんですけど、オリンピックのためだけではない、というところがあるので。
やっぱり、目の前の試合を1つずつ頑張ってこれた結果が、最終的に今回はオリンピックにつながったというふうに思っています。

(メダルのあとには、さまざまな犠牲があったうえでの金メダルだと言っていたが、そこにはいろいろな苦労があった?)
もちろん、スケートのためにいろんなものを取捨選択して。
いろんなことを取って、いろんなものを捨てて、ということがあったと思います。
ただ、結果的に今の自分の幸せ、そして、ここまで応援してくださった方々の幸せを考えれば、本当によかったなというふうに思っています。

(相当なサポートを受けたという思いがある?)
もちろん、右足のけがから復帰するのにもそうでしたけれど、ただ、これまでスケートをやっていて、やっぱり、1人でずっとスケートをできたことはないなと。
一度としてそういうことはなかったので、本当にサポートのおかげだなという感じがします。

4年間の戦いを振り返ると、2014年、4年前の2月ソチオリンピックは、金メダルだった。
ソチ五輪の直後から、2連覇は目標として意識していたという羽生選手。
このときから、次のモチベーションは平昌での金だったということだが、アクシデントがあり、病気も、けがもあった。

(この4年間、どんな日々だった?)
そうですね...長かったです。
やっぱり、いろんなことがあって、本当にいろいろと内容の濃いものだったなと。
ただ、アップダウンがすごく激しいのは、自分の人生、今までもずっとそうだったので。
東日本大震災だったり、リンクがなくなってしまったり。
そういったことがずっとありながらの生活だったので、何か、こういう人生なのかなと、あらためて見ると達観視できますね。

(平昌の金を強く意識する中で、2015年世界最高得点を出したフリーの演技「SEIMEI」を今シーズンにも持ってきたのは、金メダルを意識した?)
そうですね、もとから世界最高得点を更新し続けられたシーズンから、もとから、このプログラムは自分のマスターピースだと。
完全にはまったものだからこそ、平昌ではこれを使いたいと思っていました。

(全ては平昌へ、という仕上げの2017年11月、練習中の転倒でけがをしてしまったときの気持ちは?)
苦しかったは苦しかったんですけど、やっぱり、応援してくださる方はずっと応援してくださっていましたし、何よりも、自分の偉大な先輩方とか、自分の尊敬する方々が、「信じている」といった声をずっと上げてくださっていたので、僕自身も信じなきゃという気持ちがすごくありました。

(けがをして焦ったり、不安に感じたり?)
焦りはありました。
特に滑り始めて、ジャンプがなかなか痛みでできないというときに、痛み止めを飲む決断をしたんですけど、そのあとが、やっぱり焦りがありました。
それからの期間がとても短かったので、かなり大変だったなと思います。

(多くのサポートをしてくれた人たちを裏切るわけにはいかない、というプレッシャーは感じた?)
責任感はありました。
裏切るとか裏切らないとかそういうのではなくて、何か、義務というか、そういうものはありました。
ただ、言ってみればなんですが、自分が憧れていた人が自分を信じてくれてるっていうのは、自分を信じるというよりも、その人たちを信じられるからこそ、勝手に自分のほうに信じる気持ちが回ってきているなと、勝手に僕は解釈していて。
だからこそ、とれるという気持ちは常にありました。

(リンクに上がれない中、金メダルに向けてどういうトレーニングをしていた?)
フィギュアスケートってなかなか、そういうものが発達してなくて。
回転練習といわれる、いわゆる陸上でジャンプを跳んで回転する練習があったりとか。
もちろん、バレエ的な所作もあるので、鏡の前でやったりするんですけど、今回、ショートトラックやスピードスケートを参考にさせてもらって、心肺機能とか、体力を維持するためにエアロバイクだとか、そういうものを使わせていただきました。

(韓国入りの時には、ある程度の自信はあった?)
韓国入りする前日に、やっと自分が目標とするところまでいけたなという感覚があって。
前日まで、本当にどうしよう、これだけ跳べなかったら勝てない、と思うくらい落ち込んでいたんですが、やっと前日にできたので、自信はありました。

(ショートプログラムとフリーの演技を振り返ってどう評価する?)
ショートはよかったです。
フリーも、やるべきことはやったかなと思っています。

(気持ちの部分で落ち着いて、久々の試合に入れた?)
落ち着いてはなかったですね。
ただ幸いにも、これがほかの試合だったらわからないんですけれども、僕は、オリンピックというタイトルに、「僕は前回の大会で金をとっているんだ」という自信があって。
やっぱり、そういった自信だとか、経験しているということをわかっていたので、それを認めつつやれたのが、今回、いい結果につながったのではないかなと思います。

(フィギュアスケートの技術と芸術のバランスをどう考えている?)
やっぱり、芸術って技術がないとできないもので、画家さんとかもそうですが、偉大な画家って、普通にデッサンするとめちゃくちゃうまいのに、なんでこうなるんだろう、みたいな。
素人目から見たらそうなるじゃないですか。
そういった裏づけがちゃんとないとだめなんだなと、すごく思います。

(きれいに美しく表現するために、技術を身に着けるということ?)
そうですね、技術こそ芸術だと思っています。

(今回の大会は、いつも以上にファンの方たちの思いというのが届いた?)
特に最後のルッツジャンプは、自分でも不安になりながら、また痛みと闘いながらもジャンプだったので、最後、曲がって、こけそうになってしまっているんですが、物理的にも、本当に支えてもらったなと思います。

(ショートプログラムの出来栄え、トリプルアクセルは3点満点がついているが、どういうふうに見える?)
ジャンプは、例えば4回転トウループ、トリプルアクセル、4回転サルコウに関しては出来栄え点のマックスが3なので、一番最初に見ますね。
ただ、スピンとかステップシークエンス。
こういったところは1.4しかないじゃないかって思いますが、実はこれも1.5がマックスなんですよ。
ステップシークエンスは2.10がマックスなので、こういうところでちゃんともらえているのは大きいです。

(フリーも最初の4回転を2つ続けて3点満点の出来栄え点。トリプルアクセルがショートのときは出来栄え点がマックスだった。ここも、トリプルアクセルからの3連続で2.14という出来栄え点。そして、大会後4回転アクセルに挑戦したいという発言もあった。トリプルアクセルは、特別なジャンプ?)
この構成から見たら4回転サルコウ、4回転トウループ、また、後半の4回転サルコウについても、かなり得点の高いものがついていて。
こういうものが勝因だったと思うんですけれども、アクセルについては、自分も特別な気持ちを持っていて。
震災があったあと、初めて氷に乗ったとき、一番最初に跳んだジャンプが何かと言われたら、アクセルでした。
トリプルアクセルを跳んで、ここからまたスタートを切るんだぞと考えていたくらい、トリプルアクセルは特別なものだなと思ってます。

(平昌を終えて今度、4回転アクセルについて言及された。これは次の目標だと思うが、そのほかは? 例えば世界最高得点更新というのは次の目標になる?)
ないですね。
ルールが変わるっていうのは、たぶん変わるだろうというのは、ずっと僕たちは聞いているので、その結果、最高得点がどうなるかはわからないので、正直。
だから、とりあえずこの4年間、ルールの間に、こうやって世界記録をショート、トータル、フリー、全部そろえているのは、僕が頑張ってきた、よかったところだなと思います。

(前人未到のオリンピック3連覇への思いは今どのくらいある?)
ないですね。
やるかやらないかという話以前に、3連覇したいかと言われたら、ないです。
ただ、出られたら「勝ちます」と思います。

(小さいころ、憧れの人と語っていたロシアのプルシェンコ選手。プルシェンコ選手も成し遂げられなかった2連覇を成し遂げたともいえると思うが、そんな思いは?)
ないです。
ソチは金ですから、本当は。
個人戦は出られなかったですが、やっぱり団体戦で、素晴らしい演技をしましたし、一緒に戦って、勝ってしまったという自分の思いもあったので。
でもやっぱり、彼はレジェンドだし、彼の言葉とかにずっと励まされて、ここまで来られたなと思います。

フィギュアスケーターとしての思いを、色紙に。
羽生選手が書いたのは、「パーフェクトパッケージ」。

トータルパッケージというのは、よく自分のコーチが言っていて、トータルパッケージというのは、総合力だとか演技全てにおいて強い。
全てがまとまっているという意味なんですが、パーフェクトパッケージは、自分の中でですけれども、全てが完璧である。
そこまでいかないとだめだなと思っているので、そういった意味では、もちろん4回転アクセルだとか、そういうものに注目されると思いますし、これからどうやって演技をしていくか、注目されると思うんですけど、全てがそろった、全てが完璧であるスケーターを目指したいなと思います。
(美しい演技を見せたいという気持ちで戦っているという、それを究極に、完璧に極める?)
もっと完璧に、自分が思う完璧にしたいです。



昨日はこんなスケジュールだったんですよね。

20180228モーニングショー


「みんなのニュース」は、ANA金メダル祝勝会の後、フジテレビに直行したことになりますね。
もう、テレビ出演はさすがにないよね? そろそろ休ませてあげてください。
ハビも、スペイン帰国後、ハードスケジュールで、体調不良になったみたいなので・・・。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/02/28 09:45 | 平昌オリンピックCOMMENT(3)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

みずほさん、こんにちは。

みんニュー、見てました。
マガジン買って帰り(←読めてない)テレビつけたらば
羽生くん出てて。私が気になったのは、ケガをした気持ちを
質問するとき、転倒ケガのシーンの映像を流したことです。
羽生くんはやんわり「痛いなぁ」と言ってましたが、
私はちょっとオコです。インタ全文から「痛いなぁ」は
カットされてますから、あの違和感は全部視聴した人にしか
わからないですね。
ま、フジテレビですしね。

現地スタジオで某先輩に羽生くんをインタビューさせなかったのも、フジの配慮かなと私は勝手に思ってます。
同じ番組で、後輩くんとは共演してたけど、柔道野村さんが
(銀で)先輩超えちゃいましたね、と振ったら、
いつもはのんびりしてる後輩くんが、(先輩銅とは)重みが
違います!とソッコー全否定してたんで、
これは連覇金二つの羽生くんとは共演させられないよなあと思いました。
羽生くんが共演NGしたと叩いてる人がいるようですが、
それは違うでしょう。

かようにフジ視聴は私は疲れます(-_-;)

アエラ増刊買うときも、朝日だし と中をザッとチェック
しましたし。(←読めてない)
実物見てなくて情報だけなんですが、プリンスかな?
転倒シーンが6カットとか・・・応援ブック変顔ジャンプ6頁より酷い。
実際に見て、違ったら報告させていただきます。

長年の諸々で用心深くなってるファンは、センサーが
働きますが、平昌堕ちの方がおられるようなら、
いろいろびっくりされるでしょうねえ・・・


No:8154 2018/02/28 12:54 | けんけん #- URL [ 編集 ]

先ほどのコメント訂正

みずほさん、今日2度目ですが、
本屋さんでプリンス見てきたので訂正させて下さい。

私の見た限り、転倒ケガのシーンは3カットでした。
そのうちの1カットは見開き2頁なので、痛い痛い(>_<)です。
他にいいお写真もありましたけど。

やはりきちんと自分で見てから
コメントするようにしますね。
すみませんでしたm(_ _)m

No:8157 2018/02/28 18:11 | けんけん #- URL [ 編集 ]

けんけん 様

けんけんさん、こんにちは。

>転倒ケガのシーンの映像を流したことです

幸か不幸か、そのシーンは録画できなかったのです。私が録画できたのは、韓国に入る前日に自分の目標にまでたどりつけた・・・と言うところからです。ただ、ツイ情報で、本人を前にして、またあの映像を流したということを知りました。けんけんさん同様、羽生ファンは怒っていますね。

ゲリラ出演するにしても、なんでよりにもよってフジ?と思いましたが、全日本・四大陸ともスキップしたし、もしかしたらワールドも・・・だから、そういう配慮もあってのことだったのかな?と思ったりしました。

>現地スタジオで某先輩に羽生くんをインタビューさせなかった 

はっきり言って、避けてるのは結弦くんではなく、先輩の方です。2012年に世界最高得点とかだして、結弦くんがグ~ンと伸びてきたあたりかな? テレビ画面からでも、露骨に避けてるのわかりましたもの。2014年のFaOI以降、全くショーやテレビでの共演がないのも、先輩が避けてるんでしょう。ただ、人一倍敏感な子だから、避けられてるのに気づかないわけがない。自然と結弦くんも距離をおくようになりましたけどね。

あの人、結弦くんに対して、コンプレックスの塊だから。結弦くんは避ける理由ないもの(笑) 容姿コンプと金メダルコンプと人気コンプ(今は人気も完全に抜かれたし)・・・結弦くんに対していろんなコンプレックス拗らせまくってるから、インタなんて、まあ無理でしょうね。

>いつもはのんびりしてる後輩くんが、
>ソッコー全否定してたんで、

あらあら・・・オリンピックメダルなんてどうでもいいはずじゃなかったの(笑) 結弦くんに対してはあんな無神経な言い方したくせに、先輩にはずいぶん気を使うのね。上等じゃないの(笑)

プリンスについては、転倒シーンにかかわらず買う候補に入れてないので、大丈夫ですよ(笑) それより、ツイ情報で、いちはやく「夢を生きる」を入手した人が、あとがきを結弦くんが書いてるといってました! 本当なら、これはすごい!!

コメント、どうもありがとう♪

No:8159 2018/02/28 21:56 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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