羽生選手、ぶっちぎりでトップ! ~NHK定例会見の発表と産能大学平昌五輪アンケート調査

NHK、平昌五輪ネット配信で一番見られたのは羽生結弦 (20180314 スポニチ)

 NHKの放送総局長定例会見が14日、東京・渋谷の同局で行われ、先月25日に閉幕した平昌五輪で同局が配信した動画でもっとも見られたのは66年ぶりの2大会連続金メダルを獲得したフィギュアスケート男子の羽生結弦(23)のものだったことを明らかにした。

 同局では大会中、競技の動画のライブ配信、ハイライト動画、テレビ放送をインターネットで同時配信する実験など、インターネット独自のさまざまなサービスを提供。再生回数はNHK特設サイト・アプリで928万回、YouTubeで4481万回、ツイッターで3129万回を記録した。ハイライト動画は312本を制作。そのうち、YouTubeで視聴が多かったものは「ノーカット実況なし飛んだ!ほえた!泣いた!羽生結弦、金メダル!」の332・8万回がトップで、2位も羽生のショートプログラムの325・3万回だった。3位は「マススタート初代女王!高木菜那2つの金!」の153・9万回。ツイッターでも1位は羽生のフィギュアスケート男子SP1位の410・2万回だった。

 インターネット同時配信実験(試験的提供A)は視聴者数144・1万人、配信時間は235時間47分を記録。視聴者数が多かったコンテンツは、羽生のほか、宇野昌磨、田中刑事が出場したフィギュアスケート男子シングルフリー(2月17日)で60・5万人。2番目はフィギュアスケート女子シングルショートプログラム(2月21日)で23・9万人、3番目はカーリング女子準決勝日本対韓国(2月24日)で21・4万人だった。前回のリオ五輪で視聴者数が最も多かったのは陸上(男子400mリレー決勝など)で14・8万回だった。



NHK放送総局長、五輪羽生フリーの視聴率に「まさか紅白歌合戦に並ぶような視聴率とは…」(20180314 スポーツ報知)

 NHKの木田幸紀放送総局長の定例会見が14日、東京・渋谷の同局で開かれた。

 先月25日に閉幕した平昌冬季五輪の放送で同局が放送した羽生結弦(23)が金メダルに輝いたフィギュアスケート男子フリーの生中継(2月17日午後0時15分)の関東地区の平均視聴率が33・9%(関西地区31・7%)と驚異的な数字だったことについて、木田総局長は「(この数字は)予想は全くしていませんでした。土、日で在宅率が高かったのかも知れないが、まさか紅白歌合戦にほとんど並ぶような視聴率とは…。日本の国民、視聴者の羽生さんへの関心がこんなに高いのかって感じでした」と正直な感想を明かした。

 その他、五輪関連番組が軒並み好調だったことについても「日本の国民、視聴者はオリンピックに燃えるんだなあと思いました」と感慨深げに続けた。



(この数字は)予想は全くしていませんでした
日本の国民、視聴者の羽生さんへの関心がこんなに高いのかって感じでした


オーサー風にいえば、「羽生結弦を舐めてはいけない」というところでしょうか(笑)

毎年、NHK杯に海外拠点の結弦くんをわざわざINさせてるぐらいだから、NHKはもっと羽生人気を認識してるのかと思ってました。「こんなに高いのか」・・・って、こんなに高いんですよ(笑) これで少しは心を入れ替えて、「金メダルへの道  羽生結弦 連覇への苦闘 」みたいなわけのわからんドキュメンタリー番組作るのやめてくださいね。結弦くんが欠場したために、NHK杯の視聴率が悲惨だったから、嫌がらせかと思いましたよ。あれは視聴者からもかなり苦情があったでしょう。いずれにしろ、NHK杯WDの借りはこれで十分返しましたよね。

カナダから日本までの移動は大変だし、個人的には、そろそろNHK杯卒業してもいいんじゃないかなとも思うのですが、NHKも羽生人気に今更ですが驚いてるようですし、五輪二連覇&国民栄誉賞というレジェンド中のレジェンドになってしまったので、全日本選手権や世界選手権に出た出なかったは関係なく、引退するまで永久シードのような気がしますね・・・。


NHKの会見資料はこちら https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2018/03/002.pdf

<YouTubeで視聴回数が多かったもの>
1. ノーカット実況なし 飛んだ!ほえた!泣いた!羽生結弦、金メダル! 332.8万回
2. ノーカット実況なし 羽生結弦ショートプログラム 325.3万回
3. マススタート初代女王!高木菜耶2つ目の金! 153.9万回

<Twitterでの再生回数が多かったもの>
1. ノーカット実況なし #羽生結弦 選手 #男子フィギュアスケート男子SP1位 410.2万回
2. ノーカット実況なし #羽生結弦、”金メダル!  365.1万回
3. 速報#羽生結弦、#金メダル! 66年ぶりの連覇!  181.0万回


結弦くん、ぶっちぎりの圧勝ですね・・・。


羽生結弦が3部門でトップ 産業能率大の平昌五輪調査(20180313 産経新聞)

 産業能率大スポーツマネジメント研究所は13日、平昌冬季五輪の日本代表に関する調査結果を発表し、フィギュアスケート男子で2連覇した羽生結弦(ANA)が満足度、印象度、話題性の3部門でトップだった。

 知名度が最も上昇した選手は、カーリング女子で銅メダルに輝いたLS北見のスキップ、藤沢五月。最も印象に残った海外選手は、「ロシアからの五輪選手(OAR)」として出場し、フィギュアスケート女子で金メダルを獲得した15歳のアリーナ・ザギトワだった。
 開幕前に20~60代の男女1万人に選手の注目度、認知度などを聞き、その中の千人を対象として閉幕後に追跡調査を実施した。



平昌冬季五輪の選手に関する調査 ~五輪前後に(事前:1万人+事後:1千人)アンケート調査を実施~(20180313 産業能率大学スポーツマネジメント研究所)

産業能率大学スポーツマネジメント研究所(所長:情報マネジメント学部教授 中川直樹)は、2月9日~25日まで開催された平昌冬季五輪の前後に「平昌冬季五輪の日本代表選手」に関する調査を実施しました。事前調査は1月31日から2月2日まで1万人を対象に平昌冬季五輪に出場する日本代表全124選手の「認知」や「注目」などを尋ね、事後調査は2月26日から28日まで事前調査の回答者から1千人を抽出し、選手の「視聴」や「満足」などについて尋ねました。いずれもインターネット調査会社を通じて実施しています。

調査の結果、「MVP(満足度)」「印象度」「話題性」の1位はいずれもフィギュアスケートの羽生結弦選手でした。右足首のけがからの復帰戦となった今大会で、同種目66年ぶりの2大会連続の金メダルを獲得したことが高く評価されました。大会前後で最も知名度が上がった選手は、カーリングの藤沢五月選手。正確なショットで銅メダル獲得に貢献したほか、競技以外でも注目を集めました。事後の「満足率」から事前の「注目率」を引いて算出したブレーク度の1位は、女子チームパシュートと新種目マススタートで2個の金メダルを獲得したスピードスケートの高木菜那選手でした。

調査の設計・分析は、過去の五輪(北京、バンクーバー、ロンドン、ソチ、リオ)でも調査を実施した同研究所の小野田哲弥研究員(情報マネジメント学部准教授)が担当しました。本調査について小野田研究員は「大会前・大会後ともに日本代表の全選手を対象にしているため、各選手の知名度上昇や期待と満足との差分を定量的に測ることができた。また満足の理由も尋ねているため、視聴者が感動するポイントなども定性的に把握できた。今回新たに話題性の指標も取り入れたが、メダルの色に留まらない選手評価の可能性について、さらに研究を重ねたい」と話しています。

▼部門別ランキング

【満足度】
1位:羽生 結弦(フィギュアスケート)
2位:小平 奈緒(スピードスケート)
3位:高木 美帆(スピードスケート)

【印象度】
1位:<金>羽生 結弦(フィギュアスケート男子シングル)
2位:<金>小平 奈緒(スピードスケート女子500m)
3位:<金>スピードスケート女子チームパシュート(高木美帆・菊池彩花・佐藤綾乃・高木菜那)

【話題性】
1位:<金>羽生 結弦(フィギュアスケート男子シングル)
2位:<銅>カーリング女子(藤沢 五月・吉田 夕梨花・吉田 知那美・鈴木 夕湖・本橋 麻里)
3位:<金>小平 奈緒(スピードスケート女子500m)

【知名度アップ】
1位:藤沢 五月(カーリング)
2位:高木 菜那(スピードスケート)
3位:吉田 知那美(カーリング)

【ブレーク度】
1位:高木 菜那(スピードスケート)
2位:原 大智(フリースタイルスキー)
3位:藤沢 五月(カーリング)

【最も印象に残った海外選手】
1位:アリーナ・ザギトワ(ロシア/フィギュアスケート)
2位:ショーン・ホワイト(米国/スノーボード)
3位:エフゲニア・メドベージェワ(ロシア/フィギュアスケート)
 同:ハビエル・フェルナンデス(スペイン/フィギュアスケート)

▼調査概要
調 査 方 法 :インターネット調査
調 査 期 間 :①事前調査:1月31日~2月2日/②事後調査:2月26日~2月28日
調 査 対 象 :①20代~60代の男女 計1万人/②20代~60代の男女 計1千人(①から1千人を抽出して追跡調査)


こちらのPDFファイルに詳細があります
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104026/201803121821/_prw_PR1fl_8k3D5GyG.pdf

平昌五輪アンケート調査


昨日紹介した毎日新聞の福田さんのコラムの中で、「この五輪は各種目に多くの好演技があって素晴らしかったが、フィギュアスケート担当記者として、やはり平昌は羽生の大会だったと思っている 」と書かれていました。これは私も全面的に同意でしたが、昨日のNHKの会見や、産能大学の調査発表で、ファンの欲目ではなかったことが証明されて嬉しいです(笑)


将棋の藤井くんを見てもわかるけど、スポーツであれなんであれ、80点の秀才が10人いるより、200点の天才が1人いる方が注目度や人気は高まるの。「中の上」や「上の下」がいくらいてもダメなの。「上の上」が1人いればいいの。スケ連が最近よくもちだす平等主義は、この基本を全く無視している。フィギュア誌だって、全選手平等に掲載されてるのより、羽生成分が多い書籍ほど売れてるでしょう?

NHKは驚いてるけど、浅田さんのバンクーバー五輪も紅白と同じくらい視聴率とれていたの。彼女は、五輪金とは縁がなかったので、成績としては「上の上」とはいえなかったかもしれないけど、絶頂期の頃のスター性は明らかに「上の上」で別格だったと思います(私は浅田さんのファンではありませんが、第三者的にみても)。浅田さんにしろ、結弦くんにしろ、要はそういうことです。

ごり押しで知名度はあげることはできるけど、本当のスターはごり押しでは生まれない。結弦くんは、ジュニアの頃から今まで、何の後ろ盾もなく、メディアの後押しもなく、”自分の力だけ”でここまで上りつめた、真の国民的スターです。そして、それは滅多なことじゃ生まれるものじゃない。だからこそ、ブリティッシュユーロさん風にいえば「真綿に包むように」大事にしないとだめなんです。そろそろメディアも気づいてもいい頃なのですがね・・・。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/03/15 10:20 | 平昌オリンピックCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

毎日新聞のコラムよかったですね。

一語一句全面同意です。福田さん女性記者さんですが、思い込みや妄想を書くフィギュアの女性ライター達と、違ってフラットな方だという印象が前からありました。
ファンの気持ちを代弁してる良記事ですね~。

視聴率はゴールデンだとさらにすごかったかも。。後テレビで見てなくても、出先で見られてた方も入れると、すごかったと思います。

私は有給取ってましたが、フリーの時は職場のテレビ売り場がパブリックビューイング状態で、人だかりがすごかったそうです。
上司が「もっと音量を上げろ」とか言ってたらしいです(笑)。パートの人達も、仕事場ほって見に来てて拍手してたそうです。
その日は来店の客数も少なく店長は「今日の売り上げの悪いのは羽生結弦のせいだ」と言ってたらしいです(笑)おそるべし!

みずほさんが禁酒されてたように、(私はお酒飲めないので)私は、願掛けとして、どんなに理不尽な事でも、オリンピックが終わるまでは文句を言わないと、決めてました。
今だから言いますけど、NHKのドキュメントは、酷かったです。
私たちファンは、あのころ、結弦くんがどんな状態か不安でした。(いろんな暗示が結弦くんの金を指していて取れるとは思いつつも)なのにNHK杯練習の転倒シーンも3回流すは、子供の頃ジャンプは得意でなかったとか言って転倒シーンをなぜか流す。
オリンピック前なのにどんよりしてしまって、そっこう番組ごと削除しました。今から思えば、結弦くんの直筆メモとか、置いとけばよかった。NHKは猛省してほしいです。
金メダル取った後のNスぺは改良されてましたが。

オリンピックは思いの強い人へいく、あと必要とされてる人の所へ行くと思いました。
でもメドべは取れなかったですね。そこは残念です(メドべのファンではないけれど)ザギトワの技術(ルッツのコンビのセカンドがループでしたっけ?)がすごかったので順位は納得ですが、メドべのフリーの世界観とか心のこもった演技すごくよかったです。

いつも長コメすみません💦

No:8296 2018/03/15 20:03 | リラ #- URL [ 編集 ]

リラ 様

リラさん、こんにちは。

>ファンの気持ちを代弁してる良記事ですね~。

すべて真実とはいえ(笑)、日本の記者やライターでここまで結弦くん寄りそった記事を書いてくれる人は(山口さん以外)あまりいないので、嬉しく感じました。福田さんはあまり知らない記者さんでしたが、要チェックだなと思いました。

>後テレビで見てなくても、出先で見られてた方も入れると、すごかったと思います。

家電量販店や飲食店とか、とりあえずテレビのあるところでは、全部フィギュア映していただろうし、その周りのお客さんは皆見てたでしょうね。コールセンターで働いている人が「羽生の演技が始まったらピタっと電話が鳴らなくなった。ハビの演技が終わったとたん、また電話が鳴り始めた」と言ってました(笑) 皆、ハビに勝てるかどうかを一番心配してたのかしら。

>今だから言いますけど、NHKのドキュメントは、酷かったです。

ひどかったですね。
私が嫌だったのは、転倒シーンは何度も流す上に、事故直後のバックヤードの様子を隠し撮りして、その映像を流したこと。それから、1/3くらいライバル選手の映像だったこと。ライバルのジャンプの種類が多いことばかり強調して、欠点は指摘せず、結弦くんのいいところ(質がいい)には全く触れなかったこと。誰のためのドキュメンタリーなの?と思いました。完全に羽生結弦ネガティブキャンペーン作品でした。

いらない部分を切り取りまくって、一応残してます(半分以下になりましたが)。結弦くんの直筆メモとかおいておきたい部分もあったから。

>でもメドべは取れなかったですね。

エテリがフリーの前、「彼女は『ザギトワが完璧だったら、勝てないかもしれない』と少し弱気になってる」と心配していたらしいです。敗因はその弱気の部分かな・・・と思いました。怪我があったから、3F-3Tも後半から変更して前半にしましたよね。点差からいって、あれが後半だったら・・・と惜しまれます。メドベに金とってほしかった。怪我が想像していたより悪かったと知った今は、よけいそう思います。

>メドべのフリーの世界観とか心のこもった演技すごくよかったです。

アンナカレーナ、すごく素敵なプログラムですよね。

コメント、どうもありがとう♪

No:8297 2018/03/16 07:36 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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