来季のルール改正について その3

今日は、JOC杯の授賞式ですね。明日明後日は、長野のショーに出演。
長野では何を滑ってくれるのか楽しみです。

来季からのルール変更もどんどん決まってきてますね。

・4回転で2回跳べるのは1種類のみ
・基礎点の変更
・男子シングルとペアのFSが30秒短縮
・男子FSのジャンプ要素は7つに削減
・GOEを-5から+5の11段階に変更
・ショートダンスの名称をリズムダンスに変更
・SPのコネクティングステップから直ちに単発ジャンプのくだりを削除
・男子でタイツの着用可能に
・GPの滑走順、男女は12人をワールドランキング順に4組3人ずつに分けて抽選
・世界選手権でペアのフリー進出枠を16組から20組に増枠


男女SPでステップから直ちに単発ジャンプのくだりを削ったのは、既に多くのジャンプで難しい入りをしている選手がおり、GOEにも反映されているため・・・とのことです。ルール改正については、ニュースにもなっています。


フィギュア 4回転ジャンプのルール 次シーズンから変更(20180607 NHK NEWS WEB)

フィギュアスケートの4回転ジャンプのルールが次のシーズンから変更されることになり、フリーの演技で繰り返し跳べるジャンプは1種類に限られることになりました。プログラムに多様性を持たせるほか、多くの種類のジャンプを跳べる選手を高く評価する狙いがあります。
これはスペインで開かれている国際スケート連盟の総会で7日、決まりました。

それによりますと、フィギュアスケートの4回転ジャンプのルールが次のシーズンから変更されることになり、フリーの演技で繰り返し跳べるジャンプは1種類に限られることになりました。

これまでは2種類の4回転ジャンプを「単独」と「連続」で2回ずつ組み込むことができました。

今回のルール変更はプログラムに多様性を持たせるほか、多くの種類のジャンプを跳べる選手を高く評価する狙いがあります。

また、当初は同じ種類のジャンプは、すべて1回しか跳べなくする見直しが検討されましたが、反対意見も出たため、修正を加えてルール変更が承認されました。

総会ではこのほか、ジャンプの出来栄えの評価がこれまでの7段階から11段階となり、完成度をより細かく評価することや、現在、基礎点が1.1倍になる演技後半のジャンプについて、ショートプログラムでは最後の1つ、フリーでは終盤の3つのジャンプだけに制限することなども決めました。

新しいルールは、ことし秋から始まる次のシーズンのグランプリシリーズや世界選手権などで実施されます。

多種類の4回転ジャンプ必要に

新しいルールでは、勝つために多くの種類の4回転ジャンプを跳ぶことが求められます。

男子シングルの日本のエース、羽生結弦選手は最も難度が高い「ルッツ」をはじめ「ループ」「サルコー」「トーループ」の4種類の4回転ジャンプを成功させています。

しかし、ことし2月のピョンチャンオリンピックでは右足首を痛めた影響で、4回転ジャンプは「サルコー」と「トール-プ」の質の高い2種類を2回ずつ跳ぶ構成にして、66年ぶりの連覇を果たしました。

また、銀メダルだった宇野昌磨選手も4種類の4回転ジャンプを成功させていますが、ピョンチャン大会は3種類で挑みました。

一方、アメリカのネイサン・チェン選手は、羽生選手や宇野選手より多い4種類の4回転ジャンプを確実に決めて、フリーで出場選手中トップの得点をマークしました。

今回のルール改正では4種類の4回転ジャンプを確実に跳ぶ選手が得点を伸ばすことになり、世界で勝つには多くの種類の4回転ジャンプを跳ぶことが求められます。

羽生選手は右足首を痛めて以降、4回転ジャンプのうち「ルッツ」や「ループ」の練習をしていませんが、今後は痛めた右足首の回復を見極めながら、技への挑戦を進めていくことが課題になります。

金メダルのザギトワ 後半にすべてのジャンプ

演技後半のジャンプの基礎点が1.1倍になるというルールをめぐっては、ことし2月のピョンチャンオリンピックの女子シングルで、15歳だったロシアのアリーナ・ザギトワ選手が、ショートプログラム、フリーともにすべてのジャンプを演技後半に跳ぶ構成で得点を伸ばし、金メダルを獲得しました。

また、日本でも17歳だった坂本花織選手が、ショートプログラムに組み込むことができる3つのジャンプすべてを演技後半に入れて高得点を狙う作戦が当たり、激しいオリンピックの代表争いを勝ち抜きました。

その一方で、スケート関係者からはバランスのとれた演技構成でなくなると懸念する声が上がっていて、国際スケート連盟が今回見直す形となりました。



当初は同じ種類のジャンプは、すべて1回しか跳べなくする見直しが検討されましたが、反対意見も出たため、修正を加えてルール変更が承認されました・・・私、この「クワドは1種につき1回しか跳べない」提案は、アクセル以外のクワド全種もちのネイサンがいるアメリカあたりからの提案かと思っていました。ところが、日本からの提案だったらしいのです。日本にとって何のメリットがあるのか意味不明。日本で多種クワド持ちは実質2人しかいません。いずれ結弦くんも4Lzや4Loを戻してくるでしょう。でも、現在、日本男子は2人を除いて、シニアからジュニア世代にいたるまで、多種クワド競争には世界から遅れをとっているのが現状です。「クワド1種につき1回制限」・・・日本はどういう思惑で提案したのかしら。まあ、そのまま通らなくてよかったですが。

なお、GOEの係数については、この方のツィートがとてもわかりやすいです。



結弦くんの来シーズンの構成予想をちょっとやってみる。こんな感じかしら?

SP 4Lo 3A/4S-3T
FS 4Lz(3Lz) 4Lo 4S 4T/4S+3T 3A+1Lo+3S 3A+2T
 

コンボは全部後半に・・・というのは彼のポリシーなので、そこは崩さないような気がする。
いずれにしても、ハラハラドキドキな構成になることでしょう。焦点は4Lzを跳ぶかどうかですね。
まあ、彼はオールラウンダーなので、どういうルール変更になっても影響はありませんけどね。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2018/06/08 11:06 | その他(2017-2018)COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

みずほさん・・・
JOCの動画でなごなごしておりましたのに。

日刊スポーツの記事タイトル
『羽生の平昌金ジャンプ反則に ISU4回転制限認証』

なんですのん?これは。

炎上してシレッとタイトル差し替えましたね。

ここんとこ毎日 怒٩(๑`^´๑)۶ですわ。

あ、キス&クライはちょうど8割羽生くんでした。
裏表紙も羽生くんで、両面ポスターはウミウシ(笑)
とパレードでした。

No:8635 2018/06/09 01:54 | けんけん #- URL [ 編集 ]

けんけん 様

けんけんさん、こんにちは。

>日刊スポーツの記事タイトル

たまに売上のために、羽生ファンにすり寄りますが、根底はアンチ羽生の新聞ですね。「羽生の平昌金ジャンプ反則」ならば、平昌でフリーでは最高点だったネイサンのジャンプ構成も新ルールでは反則です。4Tと4Fを2回ずつ入れていましたから。でも、そっちはスルーなんですね。

>炎上してシレッとタイトル差し替えましたね

炎上商法なら、差し替えずにそのまま載せといたらいいのに。ポリシーすらないのか。反発買わないと思って載せたのなら、ただのバカです。

国民栄誉賞が決まった日、私は金沢にいました。翌日の朝刊ほとんど買いましたが、その中でも一番ダントツにダメなのは日刊でした。記事も一番小さいうえに、政治問題に絡めて、お祝いする気など全くなし(笑) 他がお祝いムードの記事ばかりだったので、日刊だけ悪目立ちしていました。あれは買うべきではなかったと後悔しています。

>キス&クライ

hontowithで在庫検索したら、在庫が少なくなってるところが多くて、今日、穴場のジュンク堂で買いました(笑) アマゾンではもう正規の在庫はなくなって、MPの販売分のみになってるし、羽生先生、さすがです(笑) 

コメント、どうもありがとう♪

No:8637 2018/06/09 17:00 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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