羽生選手 五輪コンサートのメッセージ&長野のアイスショーでホプレガ!
五輪コンサートと、長野のショーの記事など。
羽生結弦選手「応援が演技を支えた」五輪コンサートでメッセージ(20180609 Music Voice)
8日に東京国際フォーラム ホールAでおこなわれた『オリンピックコンサート2018』で、平昌2018冬季オリンピックで2大会連続の金メダルを獲得したフィギュアスケート男子の羽生結弦(23)選手がビデオメッセージを寄せた。
コンサート前におこなわれた『平成29年度JOCスポーツ賞表彰式』に出席し「年度賞 特別栄誉賞」を受賞した羽生選手。コンサートでは、ビデオメッセージを通じてコメント。平昌オリンピックについては「自分自身が、小さい頃から夢として思っていた“オリンピックでの二連覇”ということを、すごく大切にしてきた」とこれまで抱いてきた夢への実現の場所と考え「本当に勝つことが大事だと感じていた試合でした」と振り返った。
そして「それを何よりも達成することが出来て、本当に良かったという気持ちです。本当に皆さんの応援の気持ちが僕の演技を支えてくださったと思っています」と勝利の喜びと共に、周囲の応援に心からの感謝の気持ちを言葉にしていた。
なお、コンサートは、日本オリンピック委員会(JOC)がオリンピック精神を伝える活動“オリンピック・ムーブメント”のひとつとして、オリンピリズムに掲げられたスポーツと文化の融合を形にすることを目的としておこなわれるもの。この日は指揮者・梅田俊明氏の指揮のもと、THE ORCHESTRA JAPANが演奏した。
またこの日は、平昌2018冬季オリンピックメダリストであるフリースタイルスキー男子モーグルの原大智、スピードスケート女子の小平奈緒・高木美帆・菊池彩花・高木菜那、カーリング女子の吉田夕梨花・鈴木夕湖と、JOCスポーツ賞受賞者で東京2020大会を目指す陸上競技の荒井広宙、競泳の小嶋美紅ら選手を招いたトークも披露され、平昌オリンピックのメダリストたちは、メダル獲得に対するそれぞれの思いや、今後の自分自身の活動に関する思いを明かした。
羽生結弦が3回転ループを解禁 長野アイスショーで「ホープ&レガシー」(20180609 スポーツ報知)
長野五輪・パラリンピック20周年記念事業「Heroes & Future 2018 in NAGANO」のフィギュアスケートのアイスショーが9日、長野市ビッグハットで行われ、平昌五輪男子金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=らが出演した。
大トリで登場した羽生は16―17年シーズンのフリープログラムで223・20点の世界最高得点を記録した「ホープ&レガシー」を選曲した。同曲は久石譲さんが作曲した1998年長野パラリンピックのテーマ曲。
この日は短めのショー用のアレンジで、ジャンプは4本跳んだ。3回転ループを着氷、続く3回転トウループは転倒、3回転半(トリプルアクセル)―1回転ループ―3回転サルコーの3連続ジャンプにもトライし、最後は得意のトリプルアクセルで締めた。
平昌五輪後に右足首のリハビリ加療に努めてきた羽生は、5月のファンタジー・オン・アイス幕張公演時には、右足踏み切りのループについて「軸を取る練習だとか、1回転だったり上がるだけのジャンプなどを少しずつ、毎日1回か2回やるようになってきたところ」と話していた。この日は3回転ループを解禁。段階を踏みながら、前に進んでいる。
3Lo(so)、3T(fall)、3A-1Lo-3S(so)、3A
現地さんのレポでは、こんな感じ? 幕張のときはまだ1回転までと言ってたループも3回転まで戻してきてるということで、よかったです。
五輪コンサートは、高木さんや小平さんなど、JOC杯スポーツ大賞授賞式メンバーがそのまま五輪コンサートにも出席してるようですね。本当は、結弦くんも、コンサートに出席予定だったような気がしています(五輪コンサートの告知動画に、結弦くんが出ていましたし)。長野のショーは、本当は予定がなかったのに、急遽土日だけ出場することになったのだな・・・というのが丸わかりの発表の仕方だったし(とにかく、チケットが売れてなかった)、長野への移動等のために、コンサートの出席はキャンセルせざるえなかったのじゃないかな・・・と、あくまでも勝手な想像ですが、思ってしまいました。結弦くん、音楽オタクでもあるし、本当は出席したかったのじゃないかしら。
オープニングでプルさんと3T跳んでコロン。氷上での土下座はこれで3回目? 国民栄誉賞の土下座は貴重かも(笑)
1年以上前に書かれたものなので、ご存知の方も多いと思いますが、久々のホプレガなので、いとうやまねさんのコラムを。
羽生結弦が自らのスケート人生を投影したFS/『Hope & Legacy』(20170421 VICTORY)
羽生の生まれ育った町には、「七北田川(ななきたがわ)」が流れる。仙台平野を潤す河川の一つだ。ヘルシンキではフィンランドの壮大な自然をイメージしたという羽生。今季ラストとなる美しい調べに、母なる地を重ねてみたい。
杜の都の伝承
七北田川は、北西部にそびえる「泉ケ岳」を水源とする。山中に湧き出す美しい水は、多くの細流と合流しながら蛇行し、西から東へ、やがて仙台湾へと達する。この川にはいくつかの逸話がある。その一つが、七北田川の旧名「神降川(かみふりがわ)」、あるいは「冠川(かむりがわ)」にまつわるものだ。
神降(かみふり)の名は、農業の守り神「志波彦(しわひこ)神」がこの地に降りてきたことに由来する。冠(かむり)については、やはり志波彦神が白馬で川を渡ろうとして石につまずき、頭の冠を川の中に落としてしまったという伝承から来た名前だ。その志波彦神だが、一説によればスサノオであるとか。なかなか神さびた土地である。
泉ケ岳は、四季を通じて様々な表情を見せてくれる。仙台市内の多くの学校が、この山を林間学校に指定しているので、羽生にとっても思い出のある山かもしれない。広大な山林には、ブナの原生林も残されている。これら手つかずの自然も、低地に広がる田畑も飲み水も、すべて泉ケ岳が生み出す豊かな水に支えられているのだ。このことから、泉ケ岳は古来より「水神」を祀る霊山として人々に崇拝されている。
水神……羽生はまさにそんな装いである。
煌めくピアノのアルペジオは、止めどなく溢れ出す湧水を想起させる。羽生はかすかな音を立てながら、滑走を始める。
生まれたばかりの湧水は、岩の隙間を走りぬけ、時おり四方に砕け散る。そのしぶきは、大地や草木に潤いをもたらす命の源だ。
緩やかに流れるストリングスは、巨木をぬって吹く風。目をつむると、そこに二百余年のブナの木が揺れる。
見渡せば、群生する森の花々が、樹間から漏れる陽光に手を伸ばしている。
羽生が光の輪を描く。
森に生まれた七つの泉は、水神の指先が瑠璃色に染めたもの。底をのぞけば、深い碧に遠いむかしの自分が映し出される。
(流れを止めるな、先に進め)
七つの森を超え、小川はいつしか大河になる。そして、長い旅路の果てに大海に流れ込むのだ。
やがて海が雲を作り、風が霧を運び、森に恵みの雨をもたらす時、大地はふたたび地中に命の水を抱く。
何億年も昔から、繰り返し、繰り返し……。
超えるもの
Hope & Legacy(希望と遺産)というコンセプチュアルワードは、作曲家・久石譲氏が長野パラリンピックのフィナーレをプロデュースした際に生まれたものだ。みなで共有するテーマを久石氏が提案したのである。
「障害があっても希望(ホープ)を持って生きること。希望を持てば、必ず乗り越えられること。アスリートとしての姿を見せ、障害者も健常者も共に生きられる世界、その新しい価値観を作り出すことがレガシィ(遺産)になる」
こうして生まれたのが、テーマソング『旅立ちの時~Asian Dream Song~』である。すでに発表されていた曲だが、ドリアン助川氏の作詞で合唱曲に生まれ変わった。
「今地球に生きる者よ、旅立ちの勇気を」
「夢をつかむ者たちよ、君だけの花を咲かせよう」
厳しくも、深い絶対的な愛は、大自然そのものだ。羽生は長野五輪・パラリンピックが開催された1998年にフィギュアスケートを始めたという。青年になった今、この曲に何か運命的なものを感じたのかもしれない。プログラムは、『Asian Dream Song』を挟むように、久石氏の代表曲『View of Silence』がアレンジされている。題名は、久石氏がフィナーレのテーマにした『Hope & Legacy』が踏襲された。
久石氏は著書でこんなことを書いている。ある映画監督からの曲依頼についての話だ。
「映画を作ろう、監督をやろうという人は、想像力にあふれている。自分の持てるすべてを投入して映画を撮っている。こちらもそれに太刀打ちできるだけのもので応えなければならない。監督は、実は自分の要求したイメージの殻を突き破るような新鮮味のある音楽を求めているのだ」
コーチと選手、振付師と選手は、映画監督と音楽家の関係によく似ている。互いにすり合わせ、ぶつかり合いながら、さらなる上を懸命に模索する。“要求したイメージの殻を突き破るような”羽生の進化はつづいてゆく。その中にこそ、「希望と遺産」が生まれるのだ。(いとうやまね)
最後に、こちらも1年ほど前のものになりますが、ゆづマミ様とAXEL様のホプレガ素材のMAD動画貼っておきます。
いつも美しい動画、ありがとうございます。
【MAD】羽生結弦~Hope & Legacyの物語~
羽生結弦 × Yuzuru Hanyu ~ Hope & Legacy
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2018/06/10 08:40 | アイスショー・イベント | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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