羽生結弦の調整力の凄さ & ウンザリする「お色気信仰」ふたたび

炎上商法かと疑いたくなるほどなにかと物議を醸す記事の多いAERA.dotですが、雑誌の「AERA」から抜粋したものは比較的マトモです。同じAERAでも、ネット担当と雑誌担当は違うのでしょう。AERA.dotがあまりヤラかすと、雑誌の「AERA」の売り行きにも影響するので、雑誌の方からなんとかしてくれないかと思ったりしますが、出版社はデスクの権限が大きいらしいので、難しいのかもしれません。雑誌の「AERA」が最近まだマシなのは、「AERA」の売上に大きく貢献した結弦くんに多少は恩義を感じているからかしら。

最新のAERA.dotの記事2本貼っておきます。
雑誌「AERA」からの抜粋記事なので、特に問題はありません。


羽生結弦「終わったから言うんですが…」 今季初戦の裏側告白(20181113 AERA.dot)

 フィギュアスケート男子の羽生結弦が、今季世界最高得点でGPシリーズ初戦優勝という、最高のスタートを切った。直後のインタビューでは、実はジャンプに苦戦していたことを明かした。

*  *  *
──終わってみて感想は。

 とりあえずやりきれたな、と。もちろん、ふらついているジャンプが多々あったり、スピンの出来も自分の中ではうまくいってないところもいっぱいあったり、そもそも集中しきれていなかったり。いろんな課題がありますけど、まずは全部(ジャンプを)立てたっていうのは大きなステップにはなったんじゃないかなって思います。

──勢いを抑えて丁寧に滑った印象だが。

 終わったから言うんですが、ここのリンク、なかなかエッジ系ジャンプが入らなくて、結構苦戦していたんですね。最終的に今日の朝の練習で、「スピードを出さなければ跳べるな」って思っちゃったんで、ちょっとスピードを落として。特にエッジ系ジャンプ、ループはスピードを落として慎重にいきました。

──史上初の4回転トーループ-3回転半を着氷した。

 一応成功という形にはなったと思うんですけど、自分の中では加点をしっかりもらえてこその成功。この試合で終わらせるつもりはないですし、しっかり良いジャンプができるように頑張ります。

──今季はルール改正があった。

(フリーが4分半から)4分になって、いろんなスケーターに聞いているのは、「大変になったよね」っていう話。ただ、大変だからこれを抜く、あれを抜くということをしたくないと自分は思っています。自分はルールの中で最高の演技ができるように頑張りたいと思います。

──(今季、挑戦を公言していた)4回転半ジャンプは。

 今季中にはやりたいと思っています。(9月の)オータム・クラシックの前までは結構練習はしていて。でも、オータムの結果を受けて、「今、こんなことを練習している場合じゃないな」って。今はとにかく、SPとフリーを完璧なクオリティーでやることが一番かな、と。もちろん(4回転半の)練習はしたいなって思うんですけど、やれても(12月の)全日本選手権後かなって思います。

──4回転半の練習を一時やめて、プログラムを磨いてきた。

 あきらめることにした時点で、かなりスイッチを入れていたんで。「あきらめるんだから、クリーンなプログラムを絶対しろよ」って、ある意味プレッシャーをかけて練習してきました。

──4回転半はどのくらいの完成度になったらゴーサイン?

 自分の中では、(今は)5%くらい。20 %くらいになったらいけるかなと。ただ、その5%の壁がすごくぶ厚くて、そのぶ厚い壁を破るほど(今は)時間を割くものではないと思っているので、全日本までは練習はできないと思います。(朝日新聞スポーツ部・吉永岳央)

※AERA 2018年11月19日号



羽生結弦が世界を驚かせた今季初戦 演技構成の裏の“狙い”(20181113 AERA.dot)

 フィギュアスケート男子の羽生結弦が、今季世界最高得点でGPシリーズ初戦優勝を飾った。五輪連覇の王者は、史上初となる大技も決め、世界を再びあっと言わせた。

*  *  *
 2位との差は、約40点。次元の違う圧倒的な実力を見せつけて、羽生結弦(23)はリンクを支配した。

 グランプリ(GP)シリーズ・フィンランド大会。自身にとってはGPシリーズ今季初戦だったが、ショートプログラム(SP)、フリーとも今季世界最高点をたたき出し、合計297.12点をマークした。

「やっぱり、勝たなきゃ自分じゃない」

 試合後、負けず嫌いの性格をそのまま言葉に乗せて、優勝をかみしめた。

 この一戦の羽生を語るには、開幕前を振り返っておく必要がある。

「『結果を取らなくては』っていうプレッシャーがすごくあったのが、今は外れていて。(今後は)自分のために滑ってもいいのかな」

 2月の平昌五輪で、連覇を達成。重圧と得点のしがらみから解放された心境を口にしたのは、新シーズンを目前にした8月のことだった。

「自分らしく」に力点を置く今季。だからこそ、プログラムの曲には、憧れのスケーターが使っていた曲を選んだ。SPは元全米王者ジョニー・ウィアーの「秋によせて」。フリーは、ロシアのエフゲニー・プルシェンコの代表プログラム「ニジンスキーに捧ぐ」のアレンジ版を演じる。いずれも小学生のころから憧れを抱いてきた伝説的な選手だ。

 ただ、9月下旬、カナダで挑んだ今季初戦オータム・クラシックで感じた悔しさが転機になった。

 合計263.65点で優勝はしたが、内容は低調なものに。「めちゃくちゃ悔しい」と漏らした通り、例えばSPの足を替えてのシットスピンは規定要素を満たせず、無得点に終わった。

「やっぱり勝たなきゃ意味がない」

 不満の残る演技が、王者のプライドを刺激した。

「五輪後、ある意味でちょっと抜けていた気持ちの部分が、また自分の中にともった」

 そこから約1カ月。羽生は攻めのプログラムを携え、フィンランドに乗り込んできた。

 カギは、ジャンプにあった。まずは11月3日にあったSPだ。ジャンプ要素は三つ。最後の一つを演技後半に跳べば、基礎点は1.1倍になる。ところが、オータム・クラシックでは全てを前半に跳んでいた。

「曲調に合わせて前半にジャンプを跳んで、その後、盛り上がるところでスピンとステップをやりたい」

 得点よりも流れを優先させる。そんな狙いからだった。

 だが、今回は最後の4回転-3回転の連続トーループを以前より約10秒後ろにずらし、「演技後半」と見なされる1分20秒過ぎにもってくるプログラムに変えた。ステップとスピンを全て後半に詰め込む構成は壊さないよう、振り付けと編曲を改めて練り直したという。

 本番。冒頭の4回転サルコーで4.30点の出来栄え点(GOE)を引き出す衝撃の滑り出し。後半に組み込んだ4回転-3回転も含め、三つのジャンプをほぼ完璧に降りると、スピンは当然のように全てが最高のレベル4と判定された。

 翌日のフリーで、世界はさらに驚くことになる。

 国際スケート連盟の公認大会で成功者のない史上初の大技「4回転トーループ-3回転半(トリプルアクセル)」を着氷したのだ。

 助走なしで3回転半を跳ぶのは、極めて難しい。ただ、着氷から3回転半へ向かう途中で、足を一度踏み替える必要があるため「連続ジャンプ」にはならない。結果、至難の業の割に基礎点は0.8倍に。それでも、羽生は「僕らしいジャンプ」と言う。

 実は、構成上2回転ジャンプを跳ぶ必要がなくなるため得点増が見込める。「自分のために」というポイントは保ちつつ、したたかに高得点を狙う戦略がにじむ構成だ。フリーも七つのジャンプ要素を全て着氷し、超高難度のプログラムを鮮やかに滑りきった。

 シニアデビュー9年目。数々の勝利を手にしてきた羽生だが、GPシリーズ初戦を制したのは意外なことに、今回が初めてだった。

「GP初戦としてはよかったと思います。(ジャンプを)全部立てたことは大きい」

 ただ、この程度で満足はしない。

 特にフリーは、勝負の4回転トーループ-3回転半で着氷が乱れ、GOEがマイナス評価。他にも二つのジャンプで回転不足の判定を受けた。

「試合っていうのはすごく自分を成長させてくれるんだなと改めて思う。課題も見つかって、心の灯に薪が入れられた状態。しっかりこれからまた練習して良い演技をします」

 GPシリーズ2戦目は11月16日から、ロシア・モスクワで。

「これ以上の演技をするっていうことは、挑戦しがいのあるところ。また楽しみたいなって思います」

 目指す場所はもっと先。得点を求めつつ、自分らしく──。頂点を極めてなお、羽生は攻める。(朝日新聞スポーツ部・吉永岳央)

※AERA 2018年11月19日号より抜粋



フィンランド大会は最高の盛り上がりで雰囲気の良さは文句のつけようがない大会でしたが、リンクの状態はあまりよくなかったようです。ザギトワですらあまり調子がよくなかったし、男子は転倒しなかったのは結弦くん一人だけでした。

最初の方の記事は、エッジ系のジャンプが難しいリンクとわかり、スピードを落とす判断をした結弦くんの調整力のすごさがよくわかるものですが、平昌五輪のときも、後藤さんが結弦くんの優れた調整力について言及した記事を書いていました。


ジャンプの「トレース」入念チェック 羽生結弦の調整力(20180216 朝日新聞)

 ジャンプのトレース(軌跡)チェック。16日の平昌五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)に出場する羽生結弦(ANA)は幼い頃からこれを行い、その技術を磨いてきた。

 16日午前の練習もそうだった。4回転サルコーの着氷が乱れると、すぐに跳んだ地点に戻る。腰に手を当て、踏み切ったときにエッジ(靴の刃)で氷に刻まれた軌跡を見つめた。練習中5度、SPのカギを握るその軌跡をチェックした。

 つま先をつくトーループ、フリップ、ルッツは「トー系」と呼ばれる。片足で滑りながら逆足のつま先をついて両足で踏み切る。一方で、羽生が得点を稼ぐジャンプ三つは、いずれもつま先を使わずに片足だけで跳ぶ「エッジ系」ジャンプ。トリプルアクセル(3回転半)、4回転サルコー、4回転ループだ。世界で初めて羽生が成功した4回転ループは、痛めた右足だけで踏み切る。

 日本スケート連盟名誉審判の杉田秀男さんは「エッジ系は氷の状態で踏み切り方が変わる」と話す。スピード、エッジを倒す角度、描く弧の半径、跳び上がる瞬間の方向、それらを自分の感覚通りにできなければ失敗する。同じリンクでも、場所や時間で違うので、調整力が必要だ。

 だから羽生は「スピードとの関係、タイミングを頭に入れ、書き留める」という。軌跡の深さ、形を見て、本番までに微調整する。少年時代の羽生を合宿で見ていた杉田さんは「練習でトレースをよく見ていた」と明かす。美しいジャンプは緻密(ちみつ)な計算の上に成り立っている。

 「(けがで滑れない間)陸上でイメージを固めてきた」と羽生はいう。痛めた右足首の感覚や氷の状態に左右される、培ったエッジ系ジャンプ。それが、17日のフリーもカギを握る。(後藤太輔)



この優れた調整力は、彼が多くの経験値があることはもちろんですが、同時に「考えるアスリート」だからかなと思います。いくら多くの経験を経ても、そこから考え、学び、吸収できなければ、それは血となり肉となりません。彼自身がすでにフィギュア界の至宝ですが、彼の頭の中は、おそらくフィギュア界の未来にとっても宝箱なのではないかなと想像しています。

オーサーは「あのときもし金メダルをとっていたら、果たして今の自分はあっただろうかと思うんです。なぜなのかわからないけど、オリンピック金メダリストで、その後コーチとして大成したスケーターは、私の思いつく限りではいませんから(文藝春秋 2018年11月号より)」と語っていますが、そういう「名選手、必ずしも名監督ならず」みたいなジンクスも、いつか結弦くんが覆してくれのではないでしょうか。

11月10日放送の「フィギュアスケートTV!」の中で、濱田チームのスイスでの合宿の光景が流されていました。ジリアンコーチも呼ばれて、紀平さんや中村優くんにジャンプ指導をしていました。そのときに教材として見せていたスマホの映像が、結弦くんの四回転ジャンプでした。ジリアンも、他所に呼ばれてコーチにいくときは、結弦くんのジャンプをお手本に指導しているんですね。そういえば、やはり「フィギュアスケートTV!」で放送されていたスケ連主催のシニア合宿。座学のときにお手本として流されていたのは結弦くんのトリプルアクセルでした。エテリのところもそうだし、いろんなところでお手本にされている結弦くんのジャンプ。それなのに、実戦になると、結弦くんのジャンプのGOEの付き方が渋いのはなぜなのでしょうか?


村上佳菜子さんが、某番組で、宇野選手について「色気がでてきた」と評したり、男の「色気」が演技構成点をあげる要件であるかのような発言をされていたようです。NHK杯に出場していた佐藤洸彬選手も、大会前に「(舘ひろしを手本に)男の色気を出したい」と発言されていました。某選手の復帰とともに、また「色気信仰」の波が一挙に押し寄せてきたようでウンザリします。佐藤くん、色気はいいから、とりあえず技術を向上させてくれ。話はそれからだ。技術の無さを色気で誤魔化そうとしているようにしか聞こえない。

村上さんも、最近アイスショーなどでは「お色気売り」されているようですが、私は日本人女子スケーターでお色気路線で様になるのは、安藤美姫さんくらいだと思ってます。なにより20代前半で2回転祭りでは洒落になりません。10歳も年上の鈴木さんの方がまだジャンプを維持してるくらいです。タレント活動が忙しくて練習できないのなら、ショーに出ず、タレント活動に専念されるべきです。織田さんがスケートファンに支持されてるのは、タレント活動や解説業やコーチ業がどれだけ忙しくても(おそらく村上さんより忙しいだろう)、プロスケーターとしても決して手抜きしないからです。現役時代より技術的にさらに進化しているのがわかるからですよ。

この方のツィートが的を得ていると思いました。



スイス合宿の映像を見て気づいたこと。ジュンファンくんやゴゴレフくんは、「期間限定のスマホの映像」じゃなくて、毎日、「”生”の羽生結弦」を教材にできるのだなと。これはすごいアドバンテージじゃない? 日本のフィギュア界には、海外拠点選手を冷遇し「純国産」にこだわる一派がいます。でも、それではいつか日本は取り残されてしまうと、武藤さん同様、私も思います。


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2018/11/13 11:25 | テレビ番組・コラム(2018-2019)COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

結弦くんの調整能力

みずほさんこんにちは。もうすぐロシア大会。氷の状態はどうでしょうか?
フィンランドでは、女子もパンクや転倒。男子はみなさん、何度も転倒してました。
硬い氷でエッジ系ジャンプは飛びにくかった。結弦くんはジャンプを、よく調整してコントロールしました。トレースを見て判断。さすがですね!(^-^)

佳菜子氏の発言。これ男性が、10代の女子に「色気で点数上がるよ?」などと言ったらセクハラ発言だよね〜。
もはやスポーツではない(苦笑)
チンチクリンが眉間にシワ寄せて、色気か?アレ…。いわゆる顔芸で、スポーツ競技じゃ無いわ。
佳菜子はルッツ矯正せず、結局放ったらかしにしてそのまま引退ですから。そんな元選手に言われても、説得力無しだと皆さんの笑い者ですね。

NHK杯の採点疑惑炎上を隠すため、話しのすり替えだとしか思いませんでしたが。世間はそこまでバカじゃ有りませんよね?呆れ果ててます。



No:9510 2018/11/13 13:32 | てるこ #- URL [ 編集 ]

みずほさん こんばんは。

もうすぐロステレですね。移動日含めると間が1週間くらいしかないけど、羽生選手の調子はどうでしょうか?
ロシアの氷が滑りやすいといいです。
でも調整能力高い選手ですし、楽しみでしかないです。

せっかくのロシアなのにプルさんはアイスショーでロシアにいないとか。でもきっと見てくれていますよね。
ニジンスキーに捧ぐプログラムではないことはわかってくれたでしょうか?

それから 村上さん、色気解説ですか?某先輩がさんざん色気 色気といわれてましたが、ついに後輩君も--
そんなこと言ってるのは日本だけですよね。
そんなことしか言えないなら解説やめた方がいいです。
 
N杯は試合だけは録画して コマ送りでも見ましたが、GOEの出方とかもうあきれてしまいました。女子はよかったですね。

No:9511 2018/11/13 20:57 | eno #- URL [ 編集 ]

こんばんは♪

みずほさん、風邪の方はいかがですか?無理なさらないでくださいね。

ハニューピーのクリスマスバージョン完成したら見せてくださいね^^

結弦君、トレース見て調整って、やはりフィギュアも賢いほうが得ですよね。リカバリーの計算もとっさにできるし。
開催側がいい氷を作ってくれるのに越した事はないのですが。
調整力も大きな武器ですね!

エッジ系は氷に左右されるのですね。3Aに関しては、いつもまったく問題ないですよね。
トゥ系のジャンプの方が氷に左右されなくて、楽なのかな?
4LZは、大事をとってしばらくは、跳ばない方がよいですが、結弦くんって4Fは練習してるって聞かないのですが、今シーズンから難度の高いジャンプの方が同じGOEでも、たくさん加点貰えるので、今すぐでなくても来年くらいに取り入れたりしないでしょうかね~?基礎点もルッツに近づいてお得だし・・

佐藤選手って国立の大学だったような。。頭いい人でも色気発言。
色気信仰の浸透力が怖い💦

結弦くんの「大会によって採点にバラツキがある」とか「僕は色気とか好きじゃない」とか、忖度なく、バッサリ切り捨てるところ好きです。

雑誌は写真系だけじゃなく、そろそろ文字も読みたいです。
マガジンとジュエルズが恋しいです~。

そうそう私もゆづジャンプはISUのお手本になってるのに、実際は加点渋いと思います。斜めになった3Aは仕方なくても、4Sは全員+5でよいと思います。

No:9512 2018/11/13 21:03 | リラ #- URL [ 編集 ]

みずほさん、体調いかがですか?
風邪には休養と栄養を! お大事になさってくださいね。

little wings 2019 という次世代スケーター8人のインタビュー本みたいな
書籍が出ていました。
友野くん、応援してますが、パラパラっと見た感じ、友野くんの掲げる大きな目標が「色気」でした。
ザッと見ただけなので、じっくり読み込めばまた印象も変わるかもしれませんし、
選手のどの発言を取り上げるか、編集次第ということもあるでしょう。

しかし、日本男子の目標が色気になってしまっては、未来は暗澹たるものです。

中京の超大物コーチが、海外拠点に、「外国かぶれになる」と否定的なのも、
これが日本フィギュア界の現実なんだな、とがっかりしたものでした。

羽生くんが孤軍奮闘しても、どうにもならないよなぁ、と・・・
フィギュアは色気のスポーツだと一般人が思ったら、バカにされますよね。
でもNHK杯のフリーの視聴率は、夕方の女子のほうが、
ゴールデンの男子よりよかったそうですから、世間はそうそう情報操作されない
ものですよね。

No:9513 2018/11/13 21:54 | けんけん #- URL [ 編集 ]

てるこ 様

てるこさん、こんにちは。

>もうすぐロシア大会。氷の状態はどうでしょうか?

どんな条件の氷であれ、同じ試合にでる選手にとっては平等ですが、点数は記録として残りますから、できるだけいい状態の氷であってほしいですね。ヘルシンキの氷がフィギュア向けでなかったのは、急な開催決定だったので、アイスホッケー用にしかできなかったとかいう話もあります。同じ理由でヘルシンキ大会はパンフレットが間に合わなかったようですし。日本だったらなんとしても間に合わせちゃうでしょうけど(笑)

>これ男性が、10代の女子に「色気で点数上がるよ?」などと言ったらセクハラ発言

ラサール石井が浅田真央さんのことを「表現力をつけるために彼氏を作ってエッチするべきだ」と発言して大炎上しましたよね。でも、日本は、女性から男性への逆セクハラにはわりと寛容に感じます。あの会長のタコチュー事件もお咎めなしになったし。

>呆れ果ててます

もともと村上さんには期待してませんでしたが、それにしてもどんどん残念になってくるなと感じています。

コメント、どうもありがとう♪

No:9514 2018/11/13 23:37 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

eno 様

enoさん、こんにちは。

>せっかくのロシアなのにプルさんはアイスショーでロシアにいないとか

会場では見れませんが、テレビで見てくれるでしょう。プルさんもハビのショーに呼ばれたら断れませんものね。

>村上さん、色気解説ですか?

彼女もUSMだし、事務所の方針なのかな。ステファンやポゴちゃんやタクタミなら・・・色気路線でもまだわかりますが、あそこの事務所のスケーターには誰にも全く色気を感じないので、彼女の発言には、ただただ「痛い」印象しか受けません。色気には最低限の容姿が必要なのだよ・・・。同じ日本人としてだんだん恥ずかしくなってきました(笑)

>そんなことしか言えないなら解説やめた方がいいです。

やめてほしいけど、事務所の力で全日本ジュニアの解説には入ってきてますね。

>女子はよかったですね。

ゴールデンタイムの男子が、夕方の女子に視聴率で負けるという結果になりました。視聴者は正直です。

コメント、どうもありがとう♪

No:9515 2018/11/14 00:31 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

リラ 様

リラさん、こんにちは。

>無理なさらないでくださいね。

ありがとうございます。もう大丈夫です(^^)

>クリスマスバージョン完成したら見せてくださいね^^

まだ何もしてませんが、できたらUPします。

>フィギュアも賢いほうが得ですよね。リカバリーの計算もとっさにできるし。

織田さんを見てると、セカンドキャリアを考えても賢い方が得ですね。ただ、織田さんはリカバリー計算できませんでしたけど(笑)

>結弦くんって4Fは練習してるって聞かない

結弦くんは一番苦手なのはたぶんフリップだと思います。昔は前半に単独で入れてもエラーついたこともあったし。今は後半にコンビネーションで入れてるくらいだから苦手意識ないでしょうけど、本人的にはルッツの方が好きなのじゃないかしら。というか、4Fの練習する時間があるなら、4Aの練習をするでしょうね。

>忖度なく、バッサリ切り捨てるところ好きです。

反対にそういうところが気に入らない人達もいるような気がします。

>雑誌は写真系だけじゃなく、そろそろ文字も読みたいです。

マガジンの穴が大きい。なくなってわかるマガジンのありがたさ。テキスト記事はネットで拾って、写真は雑誌で・・・って感じになるのかしら。

>斜めになった3Aは仕方なくても

そういう基準が選手全員に対してならいいんです。でも、フリーレッグ掠っててもGOE+5もらう選手もいますから。誰とは言いませんが(笑) 「大会によって基準が違う」というより「選手によって基準が違う」。採点競技として崩壊していますね。

コメント、どうもありがとう♪

No:9516 2018/11/14 00:54 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

けんけん 様

けんけんさん、こんにちは。

>お大事になさってくださいね。

ありがとうございます。今回の風邪は幸い長引かずにすみそうです。

>友野くんの掲げる大きな目標が「色気」でした。

友野くんの憧れの選手は先輩なので、不思議ではないです。ワールドワイドでの後輩スケーター人気なら結弦くんの方がはるかに多いけど、日本限定でいえば先輩リスペクト多いですから。日本限定ですけどね(笑)

後輩くん、田中くん、友野くん、島田くん、三宅くん・・・皆そうですよね。結弦くんの「技術」を目指すより、先輩の「色気」を真似る方が簡単でしょう。もう少し年長組では町田さんや無良くんもそう。無良くん、以前から憧れは先輩だと言ってたのに、CWWのインタコーナーで聞かれたとき「本田さん」と言ってたので、「場の空気読みおったな」と思いました(笑)

>中京の超大物コーチが、海外拠点に、「外国かぶれになる」と否定的

海外拠点の結弦くんが日本の国旗を丁寧に扱って、表彰台の上で国家を歌っているのに、なぜ大物コーチの下で育てられた選手は国家も歌わず、国旗も丁寧に扱わないのでしょうか。発言や振る舞いについても、結弦くんはいつも「日本人として恥ずかしくないように」と意識しています。「外国かぶれ」になることと「国際感覚を身につける」ことは全く違います。私は、あの発言は時代遅れの老害発言だと感じました。同じくらいのお年だけど、城田さんとはそのヘんの感覚が全然違います。

それに、あそこのバブリー女コーチはジャンプが教えられないので、後輩くんはジャンプを教えてもらうために頻繁にアメリカやらカナダに行ってるじゃないですか。「純国産」というなら、ジャンプも日本人コーチに習うべきです。結局、海外拠点の選手がいい成績を残しても、海外コーチの手柄になるだけで「やっぱり日本人コーチではだめだ」と言われるのがいやなだけでしょう。結弦くんが金メダルとっても、カナダ人のオーサーの名声が高まっただけだものね。おもしろくないんでしょ。本当に狭~い村社会の感覚なんですよ。

>NHK杯のフリーの視聴率は、夕方の女子のほうが、ゴールデンの男子よりよかった

10%なら、昨年の夕方の女子でもとってた。昨年の女子がゴールデンで放送されてたらもっととっていたでしょうね。どんなに持ち上げても数字もってないのバレてしまいました。数字は正直です。

コメント、どうもありがとう♪

No:9517 2018/11/14 08:12 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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