「結弦は氷上の音楽だ」 ~海外実況の翻訳紹介(SPイタリアマンマ実況、SP&FS米国実況、FS中国実況)

消えてしまった後半の記事をやり直しました。やっと復元できたわ~。
まず「惑星ハニューにようこそ!」から。
お馴染みイタリアのショートのマンマ解説を翻訳してくださっています。



一部抜粋させていただきます。

アリアンナ・セコンディーニ(A)
ファブリツィオ・ペドラッツィーニ(F)

F:僕の意見では彼はスケーターではなく氷上の音楽だ。
君の言う通り、そして僕達がもう何年も前から思っていることだけれど
彼には恐ろしいほどの音楽性がある。
彼は一つ一つの動作を音符、そしてピアノのタッチや音色と同調させながら実施する
そして音楽の持つ鮮烈さを表現する彼の能力は驚異的だ。
彼が音楽なのだ
音楽がクレッシェンドすると彼もクレッシェンドする
音楽がラレンタンドすると彼もラレンタンドする。
そしてこのエフォートレス
全く力むことなくエレメンツを実施する恐るべき能力


A:マンマ・ミーア
私たちはリプレイを見ていますが
彼が音楽
彼の中に音楽があるのです


F:僕は鳥肌が立っている

A:私達は彼を形容するのにもはや宇宙から言葉を拝借しています。
火星の、地球外生命体、銀河の、ファンタスティコ etc…
本当に途方もないスケーターです



絶賛につぐ絶賛です。日本の解説者の中では素直に誉めてくれる織田さんの解説でさえかなり控え目に感じるほど。

お二人の解説を読んでいると、EDEAさんのこの言葉を思いだします(訳はだいたいです)。

https://ice.edeaskates.com/en/our-skaters/yuzuru-hanyu/

Yuzuru was born on 7th December 1994 in Sendai, Japan.
His name means ‘taut rope’ that is symbol of straightness, trust and strength.
Yuzuru Hany won a second consecutive Olympic Gold Medal, and the 1000th Gold Medal of the Olympic Games.

Yuzuru is a complete skater:
• His jumps are the first thing you notice watching him skate. They are enormous yet precise and despite the extraordinarily length and height he lands them with a light and delicate touch, often with an exit speed that is greater than his take-off speed.
• His spins are fast and thanks to his great flexibility, look almost impossible to execute. One of his trademarks is the Biellmann spin.
• His steps and fluidity, his amazing ability to glide apparently effortlessly across the ice, gaining speed very quickly means the entire rink can be covered with few steps.

But Yuzuru isn’t just about technique; above all it is his ability to interpret, to give emotion through his performance, which leaves the audience transfixed. When skating he bares his soul, abandoning himself to the performance, connecting with his audience and leaving them breathless. It feels like he’s not just skating to the music but creating the music. Indeed, during his performance, as his blades glide gracefully across the ice, Yuzuru is the music.


結弦は1994年12月7日に日本の仙台で生まれました。
彼の名前は、真っ直ぐさ、信頼、強さの象徴である「ピンと張った弦」を意味します。
羽生結弦は、2大会連続のオリンピック金メダルと、オリンピック1000個目の金メダルを獲得しました。

結弦は完璧なスケーターです。
•彼のジャンプは、彼のスケートをみたとき最初に注目するものです。それらは巨大でありながら正確で、並外れた幅と高さにもかかわらず、彼は軽く繊細なタッチで着地します。多くの場合、着氷速度は離氷速度よりも速いのです。
•彼のスピンは速く、優れた柔軟性があり、実行することはほとんど不可能に見えます。彼のトレードマークの1つはビールマンスピンです。
•彼のステップと流動性、氷上を明らかに楽々と滑る彼の驚くべき能力とスピードは、リンク全体をわずかなステップでカバーできることを意味します。

しかし、結弦はテクニックだけではありません。何よりも、彼がパフォーマンスを通じて感情を表現し、解釈する能力が、観客を釘付けにするのです。スケートをするとき、彼は、息もつけないほど、魂を剥き出し、パフォーマンスに身を委ね、観客とつながります。彼は音楽に合わせてスケートをするだけでなく、音楽を生み出しているように感じます。実際、彼のパフォーマンス中、彼のブレードが氷の上を優雅に奏でている、結弦が音楽なのです。



Yuzuru is the music.


ステファンですら「結弦の音楽性は誰にも真似できない」「私など彼の足元にも及ばない」と認める羽生結弦の芸術性。結弦くんは、自分が己のスケートを貫くことで、ジャンプ大会になりつつあるこの競技の方向性に少しでも歯止めをかけたいと思っているのではないか。芸術と技術の融合としてのフィギュアスケート。それこそがフィギュアスケートがもつ奥深さだということを、結弦くんは誰よりも知っている。


羽生結弦
「芸術とは、あきらかに、正しい技術、徹底された基礎によって裏付けされた表現力がないと、芸術として成り立たないと思っています」

ディックバトン 
「彼のジャンプで見るべき一番重要なポイントは、スピードだ。ジャンプに入るときと、出るときのスピードが変わらない。そんな選手はまずいない。跳びましたよ!なんてアピールはしない。他の選手は難しいジャンプを跳び終わると「終わった感」が出ちゃうけど、彼は切れ目なく、シンプルに演技を続けている」



中国のフリー実況の翻訳あげてくださっています。


宿敵(?)アメリカの解説の翻訳も。アメリカですら日本のOBOGよりは誉めてるぞ…。

アシェリーワグナーとタニス・ホワイトによるスケートカナダの羽生結弦SPの解説(Olympic Channel) 
※Shu-Pa!さんのツイより

20191104SC-SP解説-1
20191104SC-SP解説-2


NBCのジョニタラ解説。フリー。


スケカナの合間に挟まれるタニスのPCS解説、今日はトランジションについて。バラ1の映像が出て「羽生結弦はこの分野の革新者。エレメントをとけこませる独特な方法を見つけている。ステップからの3A。ジャンプをいきなり跳んで、プログラムの自然な一部であるように見せている」と!

NBCフリーの終了後、タラ「彼の氷上での存在は、ひたすら魔法のよう。考えてみて。彼はより芸術家なの?より技術者なの?そんなのわからない、彼は全く同じくらいバランスが取れている」テリーさん「エレメントを次から次にやってるって忘れてしまう。4分間途切れないすばらしさ」




まあ、ジョニーもタラもわかってるのだと思う。最高のスケーターが誰か。でも、NBCの解説者としてのお家の事情がある。それでも誉めるところは最大限に誉めてる。織田さんの当たり前のことを当たり前に言ってる解説で喜んでいる時点で日本はおかしい。つーか、自国のメガスターを下げて、ネイサン絶賛してる実況アナやOBOGたちよ、あんたら、いったいどこの国の人なの?


なにこれ。結弦くんの出るスケカナと宣伝して、ネイサンの出るスケアメ見せてんの?



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2019/11/04 17:15 | グランプリシリーズCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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