ネイサンルールと羽生ルール ~ラファインタと岡崎氏コラムより
このラファのインタ、やっと見つけました。3月のワールド直後のインタです。そのとき見かけてチェックはしていたのですが、遠征中だったので、バタバタしてるうちに、どこに行ったか見つけられなくなっていました。幸い発見したので、貼っておきます。
raf: Rules are there to violate.
— da5ani (@dasani2005) March 25, 2019
raf: what's transitions? performance is not about two foot or one foot...if judges don't like it they will give you less marks
raf: Do you understand the level?
me: ladies & gentlemen, that's the power of big fed 🇺🇸 Do YOU understand the level? pic.twitter.com/NT529ow4Hq
ラファは記者から「繋ぎがない、両脚滑走が多い」との批判をどう受けとめているかの質問に
「繋ぎってなに? 1本足だろうが2本足だろうが関係ない。ジャッジが気に入らなければ点数が少なくなるだけ。あなた、レベルを理解してる?」と開き直り、繋ぎに対してはキッパリ「加えるつもりはない」と。
ツイ主は「ご列席の皆様、それはアメリカの力です。 レベルを理解していますか?」と皮肉っていますね。
確かに、繋ぎなくてスッカスカであろうと、ジャンプの前に何の工夫もなかろうと、大きなGOEや高いPCSがつくのなら、誰もアホくさくて、繋ぎ入れようとか、ジャンプの前にステップ入れようとかしないわな。結弦くんですら、オータムの後、ジャンプの安定性をとって繋ぎを減らそうかと悩んだくらいだし。
でも、繋ぎナッシングのスカスカでも高いPCSがでるのはネイサンだから。あの止まってひょっとこタコ踊りのステップにGOE満点がつくのはネイサンだから。結弦くんが同じことをして、同じPCSやGOEはでない。その前に、結弦くんの美学が邪魔をするだろうけど。
あ、忘れてた。もう一人いました。日本男子二番手選手は、最近繋ぎスカスカになって、ジャンプの入り工夫もなくなったけど、PCSもGOEもネイサンと一緒で以前と変わらないですね(両脚滑走が多いのは以前から)。「ネイサンルール」ではなく「特定選手ルール」と言い換えましょうか。
私もスカスカでも点数でるのなら、もういっそジャンプの安定をとって「助走→ジャンプ」でもいいんでね?…と思ったこともありました。しかし、ネイサン(特定選手)ルールが存在するように、羽生ルールが存在するようで(知ってたけど)、羽生比で繋ぎが少ないとPCSがサゲられるらしい。それなら、ネイサンと同じことをしたら、「スカスカ」判定でがっつりPCSを下げられるな…。
”あくまでも羽生のベストの出来と比較した場合"の話だが、そういう感じのジャンプが多かった分、チェンに比べるとGOEの加点が少なかった
— みずほ (@traveler_mizuho) January 5, 2020
"つなぎの部分が少し易しい感じになっていた"ようにも感じられた
ネイサンの繋ぎスカスカや詰まるジャンプについてはガンスルーなのねhttps://t.co/2N6KdzxlG7
「羽生のベストの出来と比較したら」良くなかったのでGOEがネイサンより下がる…と言う理屈は???…ごめん、理解不能。GOEには規定があって、それに沿ってGOEをつけるはずでは? 規定に沿った絶対評価のはずでは? 以前から言われていることですが、結弦くんだけ、他選手との比較でGOEがついてるんじゃなくて、常に「羽生のベストの出来」と比較してGOEがついてる。その羽生限定ルール、どうみても不公平ではないですか? なんか、結弦くんだけ、対戦相手に最初から10も20もハンデやってゴルフしてるみたいなんですけど~。
一方のチェンの演技は完璧だった・・・結弦くんについては、重箱の隅を楊枝でほじくるようなアラ探しをするのに、ネイサンのスッカスカの繋ぎとか、詰まり気味のジャンプの着氷とかはガン無視なのですね。
岡崎さん、ネイサンと比較しても「繋ぎが薄かった」とか「ジャンプの出来がよくなかった」と言えますか? ラファが「繋ぎ、なにそれ、美味しいの?」と開き直っていた3月から、ネイサンの繋ぎが増えたようには見えませんが…。
ジャッジ資格をもつ岡崎さんがそういう考え方なのであれば、なぜこんなメチャクチャな採点になっているのかわかろうというもの。ジャッジ自身が忖度と偏見と先入観だけで採点しているのです。もうとうの昔に、ジャッジにプライドとか良心とかは期待しなくなったとはいえ、コラムでそうはっきり書いてしまうほど関係者もマヒしていることに驚愕しました。
いずれにしても、岡崎さんのコラムでわかったこと(知ってたけど)。
良いところを探して点数大盤振る舞いが ネイサンルール
ベストの羽生比でアラ探しをして点数を渋るのが 羽生ルール
フィギュアはメンタルが重要な競技だものね。
盛り採点はメンタルドーピング。
— ふみ (@fumifumi0920) January 4, 2020
安心感半端ないよね。
多幸感溢れるよね。
下げられない、って最高だよね。
相手はミスったら終わりだし。
負けのダメージはつきまとうだろうし。
こんな競技は許せない😠
メンタルドーピング。本当にこれは最強のドーピングだと思う。
下げ採点ばかりされていれば、選手は自信を失う。それが次の演技にも影響する悪循環。
反対に、ジャッジを味方にしていると思えば、自然と自信と安心感が生まれ、演技の安定を助ける好循環。
パトリックチャンは2017年のスケカナで4位になった。それまでどんなグダグダ演技でもチャンはPCSは1位だった。それが、その2017年のスケカナでは、チャンは日本人二番手選手よりPCSを低く抑えられた。チャンは、そのショックからかそのあとのNHK杯をWDした。チャンは「ジャッジはもう僕には興味をなくしたようだ」と言っていたとか。下げ採点はかくも選手のメンタルを潰してしまう。
ネイサンが今、ジャンプが安定しているのは、「ジャッジに愛されている」という自信もあるからだと思います。彼はISUの役員になりたいそうだし(医者は諦めたらしい)、それにはジャッジに愛されている間に金メダルをとることが一番重要。ISU入りのためにも、ラファともども手段など選んではいられないでしょう。
ジャッジは気まぐれ。次の寵愛対象が現れれば、チャンのようにあっさりと見捨てられてしまう。なにせ、4種クワドを跳べて、300点超えの点数をだせる五輪二連覇選手をお払い箱にしようとするのだから、勝てるときに勝っておかないと、ネイサンだっていつ雲行きが変わるかわからない。実際下げようと思えば、今ですら「穴」は結弦くんよりネイサンの方が多いわけだからね。
とはいえ…振り返ってみると、羽生結弦という選手がジャッジに”寵愛”されいた時期はなかったと思う。ただ、2015年くらいまではまだ普通くらいには採点されていたかなと。平昌五輪のプレシーズンくらいからおかしくなって、平昌五輪後のルール改正とともに、歯止めがきかなくなり、今シーズンにいたって、不正がさらに鮮明になってきた。もはややりたい放題。
さて・・・ここで小休止。7日遠征します! 楽しみ~♪
本番に向けたリハーサル風景🎵 オーケストラ、バンド、和楽器と総勢100人の編成は圧巻です!https://t.co/UsW76Qrj8F pic.twitter.com/V16Sbzi23n
— 羽生結弦プログラムコンサート ~Music with Wings~ (@MusicWingsJP) January 4, 2020
長くなったのでこのへんで。ジャッジの問題については、後日にまたとりあげると思います。
参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
フィギュアスケートランキング
- 関連記事
2020/01/05 11:35 | 海外情報 | COMMENT(8) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
ネイサンはジャッジ安心から、演技に入る前からリラックスしていますね。
呼吸も整い、心拍も整い、酸素が十分に脳にも全身にも行き渡る。
それによりさぞかし身体が軽くなりいいですねぇ(--〆)
No:11866 2020/01/05 13:47 | tiamisu #- URL [ 編集 ]
不正採点
みずほさん こんばんは
メンタルドーピング。すごい的確な言葉だと思いました。どんぴしゃり。
私も羽生くんがジャッジに寵愛されていたという記憶はありません。どんなに良い演技でシーズンを終えても、序盤に失速すればジュニア上がりみたいな低い点数でシーズン幕開けみたいなことだって度々ありましたよね。二連覇後は少しはまともになるかと思いきやまた違った酷さでもう…。
でも今の競技として破綻したフィギュアの有様を見たときに、つくづくあちら側の選手じゃなくてよかったと思うんです。もし不幸にも村の権力者のお気に入りで、その秩序を維持する選手だと気づいてしまったら素直に感動したりはできなかったなと。
ネイサンが世界最高点でも無味乾燥。対して羽生くんの演技は常に一期一会。バトンさんが言い表した”劇場”そのものです。フィギュアがメジャーとはいえない国にもファンが存在するのは、”素晴らしいもの・美しいもの” に理屈はいらないから。そして自身の感動を入り口にルールを学び、おかしなことに疑問を持ち不正採点に行き着く人たちが日毎増えているのですよね。どのような形にしろ関心を持たれるということは物事を発展させる千載一遇のチャンス。 開拓者にして功労者。どうしてこうも大切にされないのか理解できる日なんて来ないと思います。
コンサート私も行くことにしました。
このイベントはパスでいいかと思っていたのですが、「with Wings」の文字をじ〜っと見ていたらやっぱり行きたいなぁ・・・でポチっと(笑) 行くと決めたら待ち遠しいです。
No:11867 2020/01/05 20:33 | acco #- URL [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
No:11869 2020/01/05 21:43 | # [ 編集 ]
岡崎さんの理論
みずほさん
以前、岡崎さんが「羽生選手ならもっとよくできるだろう、と思うので、最高のGOEはつけない」と述べているのを読み、びっくり仰天! この人ジャッジでしょう? そんな基準でジャッジングしているの!と… それ以後の雑誌などの投稿でも、そして今回も、ちっとも変ってないのですね。ブレない、というべきか(嘆き)
どなたかがTLで「羽生選手がジャンプを安定させようと繋ぎを薄くしたら、繋ぎが薄い、と言ってGOEを下げられるよ」と冗談めかして言っていたのを、おかしくて笑っていましたが、ジャッジ達、本気なのですね!
No:11871 2020/01/05 21:57 | スナメリ #- URL [ 編集 ]
tiamisu 様
tiamisuさん、あけましておめでとうございます。
>さぞかし身体が軽くなり
でもネイサンは身体ごつくなりましたよ。太ったのか、男の体型変化なのかわかりませんが。
とはいえ、シニア10年で百戦錬磨の結弦くんでさえ、自信がないと言ってるのを聞くと、本当にジャッジの罪は深いと思います。世界の宝に対して万死に値しますよ(怒)
今年もよろしくお願いいたします。
コメント、どうもありがとう♪
No:11872 2020/01/05 22:16 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
acco 様
accoさん、こんにちは。
>ジュニア上がりみたいな低い点数でシーズン幕開け
結弦くんはスロースターターで、その上オータム→スケカナコースが多かった。スケカナはいつもチャンがいたから、ずっと点数を抑えられていました。スケカナでは、五輪チャンピオンになってもPCSはチャンより下だったし、絶対に勝たせてもらえなかった。それが後輩くんがスケカナにINしたら、あっさりチャンのPCSを超えた。あれは「おったまげ~」でしたわ(笑)
>二連覇後は少しはまともになるかと思いきや
国民栄誉賞をとったら、スケ連も少しはマトモに扱ってくれるようになるかと期待してたけど甘かったです。
>あちら側の選手じゃなくてよかった
あちら側の選手で点数爆盛りだったら、もう引退してたのじゃないでしょうか。本人もたまアリワールドで優勝していたら引退してたと言ってましたよね。あと、爆盛り選手だったら、ここまでの異次元の人気はでなかったのではないかな。冷遇は、むしろ彼の人気を高める結果になっていると思います。
>ネイサンが世界最高点でも無味乾燥
ネイサンの演技は記憶にまったく残らないです。ただ、今シーズンのタコ踊りだけはあまりにも気持ち悪くて記憶に残りますが(笑)
>感動を入り口にルールを学び
羽生ファンはルールに詳しい人が多いですし、謎採点で嫌な思いをしてるから、よく勉強してますよね。本当はルールを知ってる方がスポーツは楽しいはずなのに、フィギュアはルールを知れば知るほど楽しくなくなる不思議な競技。結弦くんほどメガスターでなければ、不正採点への抗議の声はあがらなかったでしょう。ISUは内心「困ったな」とは思っているのではないでしょうか。ここまでの抗議の声は今までなかったでしょうし。
>このイベントはパスでいいかと思っていたのですが
まさか結弦くん本人が出ないコンサートに新幹線代を払ってまで行く日がこようとは思っていませんでした。でも生命維持費なので(笑) 楽しみです(^^)
コメント、どうもありがとう♪
No:11873 2020/01/05 22:46 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
柚〇 様
柚〇さん、あけましておめでとうございます。
>原因となったジャンプを戻してくるなんて常人には考えられません
オーサーですら「もう結弦は4Lzは跳ばないだろう」と言っていたくらいです。普通は怖くて跳べないでしょう。本当に異次元のメンタルの持ち主ですよ。
>難易度基礎点で並ばれる日が来るとは
それはネイサン陣営だけでなく、ISUも思っていなかったのでは。平昌後の基礎点を下げるかわりにGOE11段階への変更は、確実に基礎点の高いネイサンルールのひとつです。今でもフリーで3種以上プログラムに入れれる選手は結弦くんとネイサンのみ。
高い基礎点のジャンプほど、同じGOEでも高い加点になる今の加点方式は問題があります。二重加点みたいになってる。それもネイサンをプッシュするためでは?と言われても仕方ない。結弦くんが同じ基礎点にしてくるのは誤算だったでしょうね。
結弦くんが平昌五輪以降も現役続行するのは誤算だったかも。ネイサンに対抗できるのは結弦くん以外はいないので、結弦くんが引退していたら、普通に運用していてもネイサンが無双できた。結弦くんが現役でいることで、ネイサン無茶アゲしないといけなくなった…ということではないでしょうか。
>後2年続けて行けるのでしょうか?
それなんですよね…。あと2年も続けていけるのか?こんな無茶を…と。だからこそ、今年無茶やれるだけやって引退に追い込みたいのかなと。1年くらいなら「アーアーキコエナイー」でなんとかすませられるから。
>人の心は金メダルに動かされるのでは無く
羽生結弦というのはネイサンにとっても相手が悪い。かりに金とってもライサ以上に空気になるでしょう。
>必ずや守って下さると信じています
なんでも今年から北京まで、結弦くんメチャ運勢がいいらしいです。期待しちゃいますね(笑)
>自分や家族のよりも羽生君の幸せを願う事になろうとは
そういう人、柚〇さんや私だけでなく、世界中に山ほどいると思います。ファンの強い思いが叶うと信じましょう。
今年もよろしくお願いいたします。
コメント、ありがとうございました♪
No:11874 2020/01/06 13:08 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
スナメリ 様
スナメリさん、こんにちは。
>羽生選手ならもっとよくできるだろう、と思うので、最高のGOEはつけない
結弦くんに対する採点は明らかに「羽生比」ですよね。だから、他の選手なら+5のジャンプでも、結弦くんだと+3とかになる。理不尽な採点してますって堂々と現役ジャッジが書けることが驚愕です。
>ちっとも変ってないのですね
岡部さんもジャッジ研修で言ってることと、テレビ向けのシニア研修で教えてることは違うらしいですよ。ジャッジに対する研修で「羽生に対しては羽生比でジャッジするように」という指導されてるのじゃないかしら。そう考えれば辻褄があうし、岡崎さんも悪びれずに堂々と言えますよね。
一度ジャッジ研修を体験してみたいわ(笑)
なんかおぞましいことが色々ありそう。
コメント、どうもありがとう♪
No:11875 2020/01/06 13:20 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)