ショパン研究家・ダンスのプロからみた羽生結弦の芸術性
今日は午前中、腱鞘炎の手術をする予定になっています。
なので、この記事は予約投稿してます。
今後の更新については、手の状態次第になります。
では、結弦くんの芸術性についてのコラムをふたつほど。
#Preciousjp 新着記事| ダンスのプロが分析する、羽生結弦選手の表現と魅力|「スポーツ競技」から飛び出した唯一無二の「芸術作品」 https://t.co/RHzyTUUcRo
— Precious.jp (@preciousjp_) February 14, 2020
コンテンポラリーダンスカンパニー TheBambiest(ザ・バンビエスト)を主宰し、宝塚歌劇団やミュージックビデオ、イベントも手がける、振付・演出家の菅沼伊万里(すがぬまいまり)さん。
今回の四大陸フィギュアスケート選手権2020では、羽生結弦(はにゅうゆづる)選手の「音の解釈」の素晴らしさに驚いたといいます。その細やかな身体表現・音楽表現について、ダンス業界からの目線で分析してもらいました。
「バラード一番」部分よい抜粋
「実はダンサーでも、音感やリズム感がない人は大勢いるんです。おそらくフィギュアスケーターも同じで、全員が音感がいいとは限らない。昔のスケーターだと、カタリナ・ヴィットさんは『カルメン』(1988)で、見事に音と一体化していましたね。羽生選手の敬愛するエフゲニー・プルシェンコさんも、よく音を聞いている選手という印象でした。でも、この『バラード第一番』は、さらにその先を行っている印象。
一音一音すべてに彼が薫るというか。ピアノやバイオリンと同じように、羽生選手自身も楽器となって曲の中に、楽譜の中に入り込んでいるのが分かります。おそらく曲を何百回と聞きこんで、作曲者のショパンと会話をしているのだろうと思います」
「ただ曲にカウント通りに踊っても、『音と一体化』はできません。カウントはただの指標なので、一度体に叩き込んだら、今度はそれを忘れなくてはならないんです。羽生選手も最終的にカウントから解放されて、彼自身が音楽になっています。ショパンという波に乗って、音符と音符の間で遊んでいるようなイメージ。まるでショパンとジャムっているかのようです。彼の演技はそういう境地にいっているから、見ていて気持ちいいですよね」
「SEIMEI」部分より抜粋
「羽生選手のこの二つのプログラムは競技ではなく、もはや芸術作品。勝ち負けや技術の問題ではなく、芸術の域に達するということをご本人も目指していると思うので。今回の『SEIMEI』は競技的にミスがあったということよりも『神聖さ』を体現できていたか、という点が私は気になりました。それは、彼が目指す芸術作品において最も大事な部分であると思うので、おそらくご本人が一番悔しかった部分でもあると思います。
そういったことも含めて、世界選手権での再演が非常に楽しみです。すでにスケート界の皇帝となった羽生選手が、この先どんな『芸術』を完成させるのか、そこに注目したいですね」
<本日よく読まれています>ショパンのピアノ曲と羽生結弦が相性ぴったりな理由https://t.co/PTshyke1aD
— iRONNA(いろんな) (@iRONNA_jp) February 15, 2020
⇒音楽をよく理解しているからこそ、それに乗せたスケーティングが可能になる。音楽をそのまま演技にもっていくことは難しい中で、音楽的内容を考えて自分の技を決めているのではないでしょうか
バラードは、ショパンがもともと持っていた優雅さ、洗練、物語詩というものが融合した世界です。特に『第一番』は若々しくて、英雄の持つ強さ、壮大さがあって、しかもそれに対する敬愛の念が深い。この優雅さや気品は、羽生選手のスケーティングを見ていると、技のキレや、立ち姿ともぴったり合う。ただ、4回転を飛べばいいというのではなく、前後の流れとか、非常に気品があって、ただ力任せで滑っているのとは、まるで違うように思います。
トリビュートバレエの先生の考察。
→芸術作品は何年もの間高められていき、何度も提示される。結弦の4CCの演技からも明らかなように、観客は2つのプログラムの再演を見ることができてゾクゾクしていた。過去にこのようなことがなかったからと言って、やるべきでないと言うことはない。
— チャイティー🦋🌹chai-tea🌹🦋 (@meguroadCH) February 10, 2020
結弦は他に類を見ないスケーターで、→
→リトルスワンのような練習作品のレパートリー。おそらくいつの日か、スケーターも「ショパンのバリエーション」を、氷上での本当の芸術を学ぶために練習するだろう。」
— チャイティー🦋🌹chai-tea🌹🦋 (@meguroadCH) February 10, 2020
素敵な考察に感謝です💕
バレエやダンスの専門家が、ショパンの研究家が絶賛する羽生結弦の音楽との親和性と芸術性。
四大陸、優勝したとはいえ、あのバラード一番の音楽の解釈に9.5しか出さなかったジャッジがいた。
SEIMEIに至っては、9人のジャッジ中6人が音楽の解釈に8点台を出した。
でも、彼らはあのひょっとこタコ踊りのコレオには、GOE+5を惜しげもなく出すのだ。
なるほど、ジャッジの皆さんは、とてつもなく高尚な趣味をお持ちのようだ。
体操でいいのなら、フィギュアには音楽なんて必要ないのではないだろうか。
いっそ、コンパルソリーを復活してはいかがでしょうか。

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タグ : 2019-2020_season
2020/02/17 09:00 | コラム・雑誌記事 | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
ご回復をお祈りいたします。
みずほさん
手術の後はしばらく大変ですね。
一日も早いご回復をお祈りしております。
芸術家は芸術家を知る。
萬斎さんは、若干二十歳の若者を認めました。
FaOIでの共演は、羽生結弦コンサートとなって豊かな実を結び始めました。
見知らぬ画家が肖像画を描きました。
ミス・サイゴン初代のキムを演じた方も。
もう数えきれない方たちですね。
これからも羽生結弦さんを応援していこうと思います。そして、少しでも彼の回りの邪なものを祓う手助けをできたらと願っています。
みずほさん、早く戻ってらしてくださいね。
ご回復を祈ります。
No:12271 2020/02/17 17:30 | monaka #- URL [ 編集 ]
お大事になさってください
みずほ様
無理せずしっかり治してください。そして世界選手権では万全の状態で羽生選手を応援しましょう。一日も早いご回復をお祈りします。
No:12277 2020/02/18 00:47 | チロ地 #mQop/nM. URL [ 編集 ]
monaka 様
monakaさん、こんにちは。
>一日も早いご回復をお祈りしております
ありがとうございます。
まだ抜糸は残っていますが、指の経過は良好です。
>芸術家は芸術家を知る
その道の一流は皆結弦くんを誉めますね。
反対に三流の人や性格の悪そうな人ほど彼を嫌います。嫉妬は醜いですね。
羽生結弦は己を映しだす鏡だ…とどなたかが言ってました。
心の醜い人達には、彼が醜く見えるのでしょう。
>早く戻ってらしてくださいね。
もうほぼ普通に戻っています。
一応手術したのに痛みもそれほどないですし、医療の進歩ってすごいですね(笑)
コメント、どうもありがとう♪
No:12285 2020/02/19 17:05 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
チロ地 様
チロ地さん、こんにちは。
温かいお言葉ありがとうございます(^^)
幸い経過は良好です。
無理せずマイペースで更新していきます。
コメント、どうもありがとう♪
No:12291 2020/02/20 17:40 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
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