羽生結弦を撮るフォトグラファーたち <坂本清> その2
キャノンのスケートサイトで坂本さんのインタ載っています。
きーちゃん‼️
— 長久保 豊 (@YutakaNagakubo) March 4, 2020
写真家 坂本 清氏|写真家インタビュー&ベストショット|キヤノン・ワールドフィギュアスケートウェブ https://t.co/D3xxk5oExr
以下、結弦くんについて語ってる部分だけ抜粋しました。
2008年全日本で羽生を撮影「絵になる選手」
「動きが複雑で難しく」予習が必要
―羽生結弦選手の撮影でも人気のフォトグラファーの1人ですが、いつ頃から撮影していますか。
2008年の全日本選手権からです。全日本ジュニア王者として出場した時で、やはり浅田さんの時と同じで「すごい選手が出てきた」と噂になっていました。第一印象は「とうとう男子でも絵になる選手が出てきた」というもの。どんな場面でも美しく、絵になるんです。
―羽生選手の撮影で印象的だった試合は?
何と言っても2012年、ニースで行われた世界選手権ですね。本当に感動しました。途中で体力がなくなって転んだところとか、全力で演じてるのが伝わってきました。そして後半のステップの前に雄叫びを上げる場面は、ちょうど僕の真っ正面だったので、気迫のこもった表情を押さえることができました。本当に感動しました。
―羽生選手の撮影で心がけていることは?
羽生選手の場合は、動きが複雑で難しく、スピードもあるので、プログラムをしっかり頭に入れていないと撮影は難しいです。一発で撮ることは無理ですね。事前にプログラムの動きを見て、どの角度からどの場面を撮れるのか考えて、撮影ポジションを選びます。実は2020年の四大陸選手権では『SEIMEI』を再演しましたが、平昌五輪シーズンの4分半から4分に変更していることで、どんな風にプログラムを変更しているか本番までわかりませんでした。そのため、どの動きがなくなるのか、どんな振付が加わるのか、わからない。四大陸選手権のメディアルームで、フォトグラファー仲間で映像を見ながらあれこれ想像して、本番に挑みました。『SEIMEI』は本当に好きなプログラムで、撮り所がいっぱいあるので、再演はすごく楽しみでした。
―四大陸選手権で印象的だったシーンは?
男子の表彰式です。羽生選手、ジェイソン・ブラウン選手、鍵山優真選手の3人がそれぞれ国旗を持って撮影したあと、その国旗をフォトグラファーに手渡した場面です。始めにブラウン選手が星条旗をフォトグラファーに渡したので、羽生選手はその星条旗の上に日の丸を置く流れになったのですが「それはダメだ」とつぶやいて、星条旗を畳んで横に避けて、その隣に日の丸を置きました。「上に乗せたら失礼」ということを考えていた様子です。あんなに気を遣い、礼儀正しい子はいませんよね。
―それでは今後の抱負を。
羽生選手については、2年後の北京五輪まで現役を続けてくれるならば、どんなプログラムが見られるのか、またどんな熟成された演技を見せてくれるのか、楽しみです。羽生選手は衣装もとても素敵で、デザインやスワロフスキーのあしらいも美しいので、撮り手としては衣装も楽しみです。そして人類初となる4回転アクセルの瞬間を捉えたいですね。また羽生選手に限らずですが、選手の表情を大切にしています。それぞれの選手の個性が表れるような良い表情を捉えていきたいと思っています。
羽生選手の場合は、動きが複雑で難しく、スピードもあるので、プログラムをしっかり頭に入れていないと撮影は難しいです。一発で撮ることは無理ですね。事前にプログラムの動きを見て、どの角度からどの場面を撮れるのか考えて、撮影ポジションを選びます。
これは他のカメラマンさん達も仰っています。羽生結弦は撮るのが難しいと。まず公式練習のランスルーで予習をしないと無理だが、それでも難しいと。それはつなぎが多く、スピードも速く、常に動いているからです。反対に、撮りやすいのはその反対の選手なのだそうです(つなぎが薄く、スピードがそれほど速くなく、動きが単純で止まってることが多い)。
でも難しいけれど、羽生結弦くらい撮影しがいのある被写体はいないのは確かでしょう。結弦くんは「いつどの角度から撮られても美しいみえるように意識している」と言ってました。美しい容姿に美しい衣装、そして徹底したプロ意識。そりゃ、カメラマンさん達が競うように羽生結弦を追いかけるわけです。
あんなに気を遣い、礼儀正しい子はいませんよね。
これはカメラマンさんやメディアの人達が共通して感じていることだと思います。最近、スポーツ紙やフィギュア誌が結弦くんに好意的なところが増えたのは、結弦くんの戦績だけでなく、人間性をリスペクトするメディア関係者が増えたからかなと。もちろん底辺のゴシップ誌や御用メディアは別ですが。
もし結弦くんが北京五輪に出場することなく引退したとしたら、カメラマンさんやメディア関係者の落胆はいかばかりでしょうか(アンチ羽生メディアは除く)。羽生結弦のいない北京五輪のフィギュアがどれだけ盛り下がるのか、想像もできません。

このマーメイドポーズの天使ちゃんの写真、けっこう有名ですが、坂本さんの写真なんですね。
「羽生結弦を撮るフォトグラファーたち <坂本清>」その1はこちらです。
→ 羽生結弦を撮るフォトグラファーたち <坂本清>
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2020/03/05 15:00 | アーチスト・裏方・メディア | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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