「結弦には『僕のスケートは美しい』と伝え続けてほしい」~オーサーインタより
AERAの最新号の3/23号でオーサーのインタがあります。
AERA dotでその記事の抜粋が2度にわたってUPされていました。
ライターは野口さんです。一応全文貼りました。
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「結弦は答えがもうわかっている」 ブライアン・オーサーが語る羽生の再始動https://t.co/dGb76HCScg
— AERA (@AERAnetjp) March 20, 2020
「結弦は答えがもうわかっている」 ブライアン・オーサーが語る羽生の再始動(20200320 aera dot)
羽生結弦選手とコーチのブライアン・オーサーがタッグを組んでから今季で8年目。四大陸選手権でスーパースラムを達成した羽生は、次はどこへ向かうのか。AERA 2020年3月9日号では、ブライアンコーチに独占インタビューした。。
* * *
──羽生結弦選手(25)は四大陸選手権の優勝で、五輪や世界選手権などシニア、ジュニアの全主要大会を制すスーパースラムを達成しました。
嬉しいことです。結弦がずっと望んでいたタイトルですから。今季は、シーズン初戦で優勝、スケートカナダも初優勝し、良い流れの中で、四大陸は初タイトルとなりました。
全日本選手権が一つのターニングポイントになったと思います。フリー演技が終わってリンクサイドに戻ってきた瞬間、結弦は「疲れた」と言いました。それは4分の演技で疲れたのではなく、この8年間走り続けてきた日々に疲れたという意味だと感じ取りました。2度の五輪王者、2度の世界王者のタイトル、さらに多くの試合のタイトルを保持しながら戦う精神力は、計り知れません。全日本選手権でタイトルは逃しましたが、むしろちょっとホッとして、やっと落ち着いて仕切り直せるな、という気持ちになりました。
──NHK杯、グランプリ(GP)ファイナル、全日本選手権の連戦は負担になりましたか?
いつもの結弦なら、試合が連続すればアドレナリンをどんどん出して調子を上げていきます。しかし今回は、日本、カナダ、イタリア、日本と移動も多く、GPファイナルでは帯同予定だった(別の)コーチがアクシデントで間に合わず、コーチ不在という予定外のドラマまで加わって、精神的に疲れがありました。結弦に必要なのは、体力回復よりも、心を落ち着かせていつもの環境に戻ることでした。
──平昌五輪シーズンのプログラムに戻した経緯は?
年明けに結弦から「昔のプログラムに戻す」と聞いて、コーチ陣はみんな賛成でした。すぐに振付師のシェイリーン・ボーンに電話して、(昨季から演技時間が短縮されたため)4分半を4分にするリニューアルをお願いしました。チームメイトで韓国のチャ・ジュンファン(18)のプログラムの手直しもあったので、すぐに都合をつけてリンクに来てくれました。
──2年ぶりに「バラード第一番」と「SEIMEI」を見た感想は?
一言でいうと「これぞ正真正銘の結弦だ」という気持ちでした。もちろん昨季から使ってきたプログラムを嫌いだったわけではありませんが、あくまで「オマージュ」ものです。誰かへの敬意というのは、自己主張を押し込めることになりかねない。結弦が、彼自身について語り、彼の心の中をそのまま表現できるプログラムは、やはり見ていてワクワクしました。曲を戻した直後に楽しそうに滑っている様子を見て安心し、1週間もしたら威厳がにじみ出てくるようになり、感銘を受けました。
──ファンも、再演をとても楽しみにしていました。
ソウルでの公式練習では、曲をかけずに結弦がポーズをとると、それがどの場面のどのポーズかがわかり、観客から拍手が起きました。見る者の想像力を広げさせ、目で見えない部分までも感じとらせる。傑作とはそういうものです。
(ライター・野口美恵)
「結弦には『僕のスケートは美しい』と伝え続けてほしい」ブライアン・オーサー、羽生選手への思いhttps://t.co/KnnwhWMEqg
— AERA (@AERAnetjp) March 21, 2020
「結弦には『僕のスケートは美しい』と伝え続けてほしい」ブライアン・オーサー、羽生選手への思い(20200321 aera dot)
四大陸選手権では五輪2連覇を果たしたプログラムを再演し、フリー「SEIMEI」で観客を魅了した羽生結弦選手。AERA 2020年3月9日号では、ブライアンコーチの目から見た今季の羽生の成長と戦略をインタビューした。
* * *
──四大陸選手権のフリーは、4回転3種類4本でした。
もともと、4回転ループは入れない計画でした。このジャンプ構成が技術的な限界だとはもちろん思っていません。けがなく終えることが何より大切だということを考慮しての作戦でした。米国のネイサン・チェン選手(20)も1月の全米選手権ではフリーで4回転4本に抑えていました。
──今季は4回転ルッツを復活させました。
2017年にけがをしましたが、今季に練習を再開してからは、2年前よりも質のいい4回転ルッツを練習で跳んでいて、技術的には進化したと言えるでしょう。再開したばかりのころは怖さがあったと思いますが、その段階は乗りこえました。以前は調子がいい日にだけ跳べていたのが、いまはどんなコンディションでも跳べるように調整するステージにきています。
──4回転アクセルは?
結弦はGPファイナルの練習で、みなさんの前で初披露しましたね。しかもコーチが不在という隙を狙って(笑)。そのニュースを聞いて、私はちっとも驚きませんでした。結弦の性格ならあり得ることです。アイスショーのフィナーレで気持ちが高まっている時なども、新しいことに挑戦する「劇場」をよくやりますから。でもそのときはあまりいいジャンプではなく、転倒でした。トロントでの練習のほうが、もっと惜しい4回転アクセルだという印象です。
──あと少し、技術的には何が必要だと思いますか?
結弦の一番の課題は、トリプルアクセルと4回転アクセルが、少し違う跳び方をしなければならない点です。つまり、違うジャンプとしてコツを習得しなければなりません。
結弦のトリプルアクセルは、跳びあがってから回転を始めるまで、大きな浮遊の時間があります。信じられないほど美しいジャンプです。でも4回転半回るには、跳びあがったらすぐに回転を始めなければなりません。
──もっと大きく跳んで滞空時間を延ばせばいいのでは?
それは違いますね。結弦のトリプルアクセルは大きく跳ぶタイプなので、これ以上の高さはいりません。高さを出そうとすると筋力に頼って力み、回転が遅れます。必要なのは、跳びあがって回転を始めるまでのタイミングを早めることです。テイクオフでの僅かな感覚の差なので難しい。早く回転を始めると、高さがキープできなかったり、姿勢が歪んだりします。少しずつ調整しているところです。
結弦はもう「答えがこのあたりにある」というのはわかっています。彼の身体の中に答えはありますから、もう私からいろいろ口を出す必要はないという段階にまできています。
──今後の試合での戦略は?
結弦にとっては、4回転5本でのパーフェクトな演技は一つの目標ですし、4回転アクセルも降りたいでしょう。しかしコーチとしてこだわっているのは質です。選手は、ジャンプの数を競い合う「ゲーム」をしたくなります。特にチェンというライバルが目の前に現れると、数を跳びたくなります。しかしスケートの本質は「数ではなく質」。結弦は「力強いけれど無駄な力のないスケート」という究極の美を持っているので、自分らしさを生かすことが最強の戦略です。私の使命は、結弦が嫌になるくらい「質のほうが大切だ」と言い続けることです。
──チームを組んで8シーズン目。羽生選手が遂げた進化は?
私にとって結弦は、8年前にトロントにやってきた17歳の少年のまま変わりません。しかしこの8年で、外部の目は変わりました。彼は有名人になり、果たすべき義務を負い、そして常にファンを幸せにしたいと願っています。つまり責任感が変わりました。だからこそホームである私たちは、結弦がスケートを好きで楽しむ気持ちを忘れないでいられるよう、「いつも通り」を大切にしています。
結弦は25歳になり、誰からも尊敬されるスケーターになりました。ジャンプだけでないスケートの本質的な美しさがある。結弦には「僕のスケートは美しいんだ」というのを伝え続けてほしいです。
※AERA 2020年3月23日号より抜粋
最近はAERAは原則、図書館で借りていたのですが、今図書館が休館中で、先日の専門家会議の判断でさらに延長され、4月3日まで本を借りることも返すこともできなくなりました。このAERAもいつ借りれるかわからないので、アマゾンで注文したのですが、そのあとにこのネット記事の存在を知りました。注文しなくてもよかったかも…とプチ後悔(笑)しましたが、ネット記事が全文丸々とは限らないし、400円だしまあいいかと思うことにしました(笑)
ライターが野口さんというところに引っかかりますが、クリケットにコネをもってる人なので、オーサーのインタに関しては仕方ないのかな。個人的な印象では、結弦くん本人への取材は、彼女も今はできない感じですね。だから、最近は直接取材できる陣営にすり寄ってるんでしょうかね。
先駆者がすでにいるのなら、それを参考にすることができる。なんでも「最初の人」になるのは、いつの時代も真似することの何十倍以上の能力と労力がいると思います。おそらく、多くのジャンパーにとって5回転より難しいだろうクワドアクセル。もう完成型が手の届くところにまできているのですね。どうか怪我することなく夢が叶いますように。
スケートの本質は「数ではなく質」・・・これがクリケットクラブの、オーサーの一貫した信念。昔はジャンプばかり跳びたがって、オーサーと意見がぶつかったことも多かった。でも、今、結弦くんの理想とオーサーの理想が一番ぴったり重なりあっているのではないでしょうか。
この「質」の評価が、最近はまったく実態と合っていないことに、オーサーも結弦くんも思うところはあると思います。でも、もうそれに振り回されることなく、自分達の信じる我が道をいくと決めたのでしょう。あれだけ勝負にこだわっていた結弦くんに「点数がどうでもい」とまで言わせるジャッジの罪深さには怒りを感じますが、彼の理想のスケートが完成したとき、それがどうジャッジされるのか、それでもなお、今の恣意的な採点を続けることができるのか…そこにはとても興味があります。

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2020/03/21 13:30 | コラム・雑誌記事 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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