インマンメールとアメリカの黒歴史ふたたびの今
なんで今頃?という感じの記事が、時事通信からでてますね。
あれは衝撃の採点だった。2010年バンクーバー五輪の #フィギュアスケート 男子ショートプログラム。エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)の「技のつなぎ」が10点満点で6.80点。トップ選手に対する異例の低スコアに、周辺がざわついた。
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) May 2, 2020
https://t.co/1mkppycBN1
あれは衝撃の採点だった。2010年バンクーバー五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム。エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)の「技のつなぎ」が10点満点で6.80点。トップ選手に対する異例の低スコアに、周辺がざわついた。
これには伏線があった。後年、あるフィギュア関係者が「あれは政治的な話が少し絡む。事前のキャンペーンが効いたかな」と声を潜めた。
大会前に米国の有力な国際ジャッジ、ジョー・インマン氏が60人のジャッジらにメールを送った。プルシェンコにつなぎの動き(連続性、多様性、難しさ、質)が欠けていると示唆し、表現力などを評価する演技構成点を正しくつけるよう促した。このメールの内容をカナダ紙が報じた。
プルシェンコの「技のつなぎ」は、国際スケート連盟(ISU)のジャッジ向けセミナーでも酷評されていた。しかし、5項目の演技構成点には選手の「顔」や実績が色濃く反映され、当時の男子のトップ選手には8点台が多く並んでいた。
他のジャッジと比べて大きく離れた点数を出すと評価が下がるという。前出の関係者は「(インマン氏のメールを受けて)大会に集まったジャッジが腹を探り合うことになったのではないか。自分だけ外れたくないから」と言った。9人のうち2人が5点、1人が6点と「技のつなぎ」に極端な低スコアをつけたのは、腹を探り合った末か。
プルシェンコは2位で連覇を逃した。4回転ジャンプを跳ばずに制したエバン・ライサチェク(米国)とは1.31点差。「技のつなぎ」はフリーを含めて2.55点も低かった。
インマンメールについては、以前ブログでとりあげたことがあります。
本物のスケートファンとは? ~ISUとアメリカの思惑と誤算
こちら、インマンメールについて書いた田村さんの記事です。だいぶ古い記事ですが。
プルさんの五輪二連覇を阻止したかったアメリカ。ルールを変更と巧妙なロビー活動でプルさんの二連覇を阻止した。本当はゆづの二連覇を阻止したかったが失敗した。三連覇の阻止になり振り構わなくなってるのが今の状況なのだと思うhttps://t.co/X1RdQ9LZIG #フィギュアスケート @numberwebさんから
— みずほ (@traveler_mizuho) December 11, 2019
ショートプログラムは、プルさんが首位でした。しかし、フリーでライサに逆転された。
ライサの総合得点は 257.67
プルさんの総合得点は 256.36
差はわずか 1.31
「技のつなぎ」はフリーを含めて2.55点も低かった。
つまり、プルさんが不当に下げられなければ…優勝はプルさんだった可能性が高い。
そもそも、プルさんのときも、ルールをアメリカが自国選手有利に変えてしまっていた。その上に、インマンメールでプル下げのロビー活動までやった。今の、結弦くんとネイサンの状況とまったく同じ。ネイサンに有利なルール変更と、そのルールのまともな運用をも無視した、問答無用のメチャクチャなネイサン上げ採点と、シリアスエラーも含む露骨な羽生サゲ採点。アメリカのやりたい放題は今に始まったことではないが、つなぎが薄かったのは確かなプルさんと違い、本来は「下げる弱点がない」羽生結弦に対して、同じことがされているので、さらに悪質だと言えるでしょう。
中国もマッシさんと同じ評価です。忖度ない国や関係者は正当に評価してますね。
中国国営テレビ局CCTV5チャンネルは中国フィギュアスケートチーの新シーズン向けの準備とISUの競技ルールの変更について、スペシャル番組を制作した。ゲストの女性はフィギュアスケート専門の記者である
— ffkuma (@ffkuma) April 30, 2020
羽生選手部分だけをカットした。(続) pic.twitter.com/6cEEPCw5LQ
一番印象深いのは羽生結弦の演技後にKCでオーサーチームのジャンプコーチに深い礼をしました。羽生結弦はいつも礼儀が優秀で、教養はとても良いです。(終)
— ffkuma (@ffkuma) April 30, 2020
ネイサンはこの平昌五輪から「つなぎ」の部分が向上したようには見えません。プルさんが「つなぎがない」という理由でトランジッションを極端に下げられたというのなら、ネイサンも下がらなければおかしい。しかし、実際にどんなにスカスカでも、ネイサンのトランジッション評価は高いままです。結弦くんの方が低いときもあったような…? 何の冗談かと思ったわよ。
【フィギュア】#ネイサン・チェン 選手 トレーニングコーチの資格を取得https://t.co/gyJgwSVDoV
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) April 22, 2020
活動費用を稼ぐために、現役を続けながらコーチのバイトをしてるアメリカ人選手はいましたが、もっとずっと下位の選手でした。北京で五輪金メダルを狙うトップ中のトップが、プレ五輪シーズンに、コ―チ資格をとり、コーチの仕事を増やすというのはあまり聞いたことがありません。それだけ、活動資金に困っているということなのか。
北米のショーも日本のショーもすべて中止・延期になりました。ショーギャラで資金を得ることはできなくなりました。
>シーズン終了時にISU世界ランキングのポイントのうち、1シーズンでのみ獲得したポイントを比較し、上位3名に賞金が支給される。
— 林檎の花 (@OTsmXxv5cC1kj88) April 23, 2020
1位 US $ 45,000
2位 US $ 27,000
3位 US $ 18,000
シーズンランキング動画
2000年~2020年https://t.co/aqUflMRtuC
シーズンランキング1~3位までは賞金がもらえます。
1位なら45000ドル。日本円で500万円くらい。
世界選手権の賞金、2019年は1位が64000ドル。日本円で710万円ほど。
昨年のネイサンは、シーズンランキングと世界選手権の賞金で1200万円くらいもらっていた。
それが今年はゼロです。その上ショーもないとなれば、確かに痛いでしょう。
平昌五輪のときは、ブリジストンやコカ・コーラなど大手のスポンサーがSAのような形でついていましたが、平昌五輪後に大手はすべて撤退。今、ネイサンについてるスポンサーは小さいところばかりです。それもこのコロナショックでどうなるか。ましてや、ネイサンは中国系です。今、アメリカで中国系アスリートにつく新規のスポンサーがいるだろうか…。
アメリカの中国系差別…まあ、あるでしょうね。元々人種差別はある国だし、今は尚更。
フィギュアスケートの長野五輪銀メダリスト、ミシェル・クワンさん(米国)が米スポーツ専門局「ESPN」のインタビューに応じ、新型コロナウイルス蔓延における米国国内の差別について語った。https://t.co/2P6WrqlVl1
— みずほ (@traveler_mizuho) May 3, 2020
あのハーシュ氏のわけわからない炎上ツイも、アメリカ人記者としての焦りがあるのかもね。反論した羽生ファンをバカにしたツィートもしてたし、なんだかなあ…。メドベが炎上芸人スケーターなら、この人は炎上芸人記者なのか。言えるのは、あのツイはネイサンの援護射撃にはまったくなってなかったってこと。ネイサンの足を引っ張っただけだと思うわ。
どうでもいいことだけど、ネイサンがイェール大学に入ったとたんネイサン贔屓になったのは、ハーシュ氏がイェール大卒だからじゃないか…とか、ヴィンスはトランプ派で、ネイサンは反トランプ派だが、ハーシュ氏もネイサンと同じ反トランプ派だからじゃないか…とか、なんか色々憶測を呼んでいます。真偽はわかりませんが。
このコロナ禍も、フィギュア界にとって、後々に「禍転じて福となす」であったらいいのだけどね…。
参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
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2020/05/03 13:35 | 問題提起 | COMMENT(4) | TRACKBACK(0) TOP
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No:12708 2020/05/03 14:52 | # [ 編集 ]
こんにちは
何故プルシェンコさんが金メダルではなかったのか当時ライトにフィギュアを観る私にとっても疑問に思う出来事でした。
どんなスポーツも付度があり政治的な思惑で勝者が作られるのかもしれません。
その中でもフィギュアは飛び抜けて真っ黒ですね。ここ数年の採点もそうですがISUや組織、某事務所、マスコミの羽生くんへの攻撃は隠す事なく平気で行われるようになりました。母国である日本が羽生下げに躍起になってアメリカ選手を過剰に持ち上げるのですから。
日本の贔屓選手たちや海外贔屓選手をあれだけ守り大切にするのに羽生くんに対する仕打ちを思うと悔しいしやるせない。
コロナが治まりまたフィギュアが再開される時どうなってるでしょうか。神様がいるのなら真っ直ぐに正しくフィギュアを生きる羽生くんが正当に評価されるようにお願いしたいです。そして今のように踏み切りを無視したり極端なプレロテを容認し羽生くんにだけ発動するシリアスエラーとか
やめてほしいです。悲しいけど無理そうです、、。
母国日本でのびのびと遠慮や不安なく滑ってくれる環境になってるようにと思いますが今の日本フィギュア村ではこれも無理なのでしょうね。
今日CSで国別の羽生くんの演技を観ました。やはり別格でした。もう羽生くんの演技しか観れない自分がいました。
みずほさん今日も更新ありがとうございます。
No:12709 2020/05/03 18:10 | あさみ #- URL [ 編集 ]
入〇〇〇 様
入〇〇〇さん、はじめまして。
>トヨタ
そういえば、トヨタがありましたね。忘れてました。
車をもらったことも知ってます。ネイサンというより、アメリカスケ連のスポンサーになったようですね。直近の五輪メダリストがダンス1組しかいない状況では、アメリカ企業についてもらうのは難しいのかなと思いました。北米のSOIのスポンサーがシチズンとKOSEという状態ですから。アメリカスケ連も日本企業頼みということでしょうか。
コメント、ありがとうございました。
No:12712 2020/05/04 01:15 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
あさみ 様
あさみさん、こんにちは。
>もう羽生くんの演技しか観れない自分がいました。
見なくいいんじゃないですか?(笑)
所詮趣味の世界。見たくないものを無理に見る必要はない。時間は有限なのですから。
演技は羽生結弦しかみない
本は羽生成分が多いのしか買わない
スポーツ紙はゆづ特集があるときだけ買う
オンリーファンにはそういう人が多いでしょ。というか、極端にいえば、それがオンリーファンの自然な姿なのじゃないかな。
「羽生ファンだけど、フィギュア選手は皆好き」という人は、一応羽生ファンだけど、同時にスケオタ。フィギュア競技そのものを好きか、そうでないかの違い。フィギュア競技のドロドロの汚い部分も含めて需要できるかどうかの違いでしょうね。
コメント、どうもありがとう♪
No:12713 2020/05/04 11:09 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
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