プル「結弦はユニバーサル・ソルジャー」& タラソワ、メドベへのヘイトを非難 ~ ロシア記事より

タラソワさんが、日本人のメドベ批判に言及。



「ジェーニャ(メドベージェワ選手)について書かれていることは、あまりにも不愉快ですよ。あれは日本にいるんだ、ロシアを出ていったのは祖国にいたくないからだ。祖国を裏切って、日本でスケートするなんて、ひどい奴だ。そうやって新型コロナウイルス禍が収まるまで日本にいるつもりなんだろうって。あんたらになんか関係ない。なんと忌々しい!」

「彼女が彼らに何をしたっていうんです? それとも誰かから何かされたとでもいうんですか? 今、ロシアの選手の中にリンクで滑り、コンディションを維持するチャンスを与えられている人がいてよかった、と喜ぶべきことなのに、それどころかこんな侮蔑を投げかけるなんて。これは全てのファンに当てはまるわけではありませんが、中には悪意に満ちて、公平な見方をしない人がいるんです。」



これは、ロシア人がメドベに向けるヘイトについて非難しているようですね。感染爆発しリンクが閉鎖してるロシアに戻らず、はるかに安全な日本に”疎開”して氷上練習しているメドベに対して、国内からも批判があるということでしょう。

タラソワさんがメドベを気にいってるのは知っています。でも、本当にメドベを心配するのなら「早くロシアに帰っておいで」と普通は言いませんかね? こんな不安定な世界情勢の中で、言葉も通じない異国ですよ? 彼女に味方してる人でさえ、誰もロシアに戻ることを勧めないのが個人的にとても不思議です。

何よりも…私がタラソワさんなら、ロシア人からも日本人からもヘイトを集めている彼女の現状を一番心配しますけどね。損得勘定的にいって、何の得もないはずです。


プルさんのインタです。トルソワについて。


(あなたがトルソワに持つビジョンを伺いたく存じます。以前のプログラムは成功していなかったと思われますか?)

なぜでしょう?彼女のプログラムはとても良かったと思います。彼女は立派に滑ってました。しかし、現時点で女子シングルの世界では、技術構成もカリスマ的魅力もスケーティングもすべてにおいて100%成熟しているようなユニバーサル・ソルジャーはおりません。そういった全面的選手は存在していません。どの選手も、どこかで他の選手より弱いところがあります。羽生結弦の例を挙げれば、彼はすべての面において成熟しており、すべてのポジションで強力です。もちろん、サーシャもユニバーサル・ソルジャーにしたいと思っています。まさに先に述べたような面において。

(それは可能なことなのでしょうか。)

可能です。練習すれば可能です。



こちらは、2013年ころにプルさんが結弦くんについて言及したもの。


羽生は極めて優雅で、洗練されていると同時に、やせていて恐ろしく素早い。素晴らしいスケーターで、今、僕にとって結弦がナンバーワンだ。スピンも素晴らしく、振付も際立っているし、カリスマも奪いようがないものだ。

彼のことが本当に好きだ。でも今はまだ羽生はとても若く、足りないものを数年かけて獲得していかなければならない。もっと滑らないと。結弦はフィギュアスケートの未来だ。



プルさんにとって、2013年ころの結弦くんは、ナンバーワンスケーターと評価しつつも、まだ若く足りないものがあった。数年かけて獲得していかなければ…と語っています。確か「結弦はもっとスケーティングを頑張ろうね」と言ってたような気がします(笑)

今、結弦くんは、プルさんが理想とする「技術構成もカリスマ的魅力もスケーティングもすべてにおいて100%成熟しているユニバーサル・ソルジャー」に成長しました。プルさんは、2013年頃に結弦くんにむけていたのと同じ期待を、今、トルソワに向けているのでしょう。彼女なら「女版羽生結弦」「女子フィギュアの未来」になれると。そして、それは「練習すれば可能」なのだと。


ロシアのお家騒動、まだ尾を引きそうですね。それよりも、まず練習再開がいつになるのかな。


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2020/05/14 18:10 | 海外情報COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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