ピトキーエフ氏「羽生とチェンはメッシとロナウド」&マグリ氏「ISUは商売にばかり専念している」

海外関連の記事を二つ。
ロシア選手権銅メダリストのピトキーエフ氏と、イタリアのコーチ・マグリ氏のインタです。



ピトキーエフは羽生とチェンをメッシとロナウドと比較した(20200527)

2014/15ロシア選手権の銅メダリスト・ピトキーエフは、2回の五輪王者の日本人羽生結弦と2回の世界王者の米国人ネイサン・チェンの競争は、サッカーの世界でのアルゼンチンのリオネル・メッシとポルトガルのクリスチアーノ・ロナウドのライバル関係に似ていると語った。

2014年以降、世界選手権において、羽生が2度、チェンが2度、スペインのハビエルフェルナンデスが2度優勝している。

「ちなみに、ロシア人が世界選手権で3位になることは起こり得ることだと思います。残念ながら、ネイサンチェンは7番目の要素に4回転を、羽生結弦は7番目の要素にトリプルアクセルを跳ぶことができる。そんなことを実行することはほとんど不可能です。40ゴールを記録するメッシとロナウドがどのように走るのか、彼らが何をするだろうか?」とインスタグラムでピトキーエフは語った。

元スケーターによると、「フィギュアスケートの1位と2位は、他の10歩先を進んでいます」。「(彼らのレベルに到達するには)これらの男(羽生とチェン)が歩き始めたときに、私たちが走り始めることが必要です。私だけがそうだと言っているわけではありません。それは誰にとっても真実です。言うまでもなく、 3回の世界チャンピオンで私のお気に入りのスケーターであるカナダのパトリック・チャンは競争についていくことができませんでした。私がそれに耐えることができなかったわけではありません。彼が(指導者と同じように)できないことは明らかでした」



世界選手権の開催にかなり前から反対していたマグリさんのインタです。


OA Sportに掲載されたダニエル・グラッスル君のコーチでテクニカルスペシャリストでもあるロレンツォ・マグリさんのインタビューです。

私はISUの運営の仕方には賛同出来ません。

彼らは主にジャッジとテクニカルパネルの準備を優先して行う傾向にあり、コーチ達のことは考えてくれません。

これは私がISUのテクニカルパネルでもあり、両方の立場にあるから言えることです。

彼らはコーチ達は既に稼いでいると考えているのでしょうが、我々や選手達のための育成システムは存在しません。

ISUは予算、イメージ、広告スペースと放送権の販売ばかりに専念している印象を受けます。

これらは全てビジネス関連のプロジェクトであり、スポーツ倫理や、我々がスポーツ価値の原理と定義している多くの価値が失われています。



ロレンツォ・マグリさんは2012年全日本の羽生君の演技を見て「マッシミリアーノ、注意しているんだ。羽生結弦はいずれISUにルールを変えさせる。何故なら、この少年には限界がないからだ」と予言し、Junior Men、Senior Menの上に新たなカテゴリー、HANYU Menを作るべきだと言った人だそうです。予言当たりすぎて怖いくらいです(笑)

ISUは予算、イメージ、広告スペースと放送権の販売ばかりに専念している
マグリさんは、ISUが選手のことよりも、ビジネス、つまり金勘定ばかり考えていると言っているのです。選手やファンのことは二の次。まあ、スケートファンの目からみてもそう見えます。誰得のアワードもそうですね。感染リスクがあるのは明らかなのに、カナダの行政が中止を決めるまで、ISUはあくまでも開催するつもりでいた。

イタリアのスケート連盟も旧態依然として色々問題があるようですが、それでもメディアに不満が言えるだけ、日本よりはマシかな。日本の現役ジャッジが、採点の問題点を、メディアどころか、個人のブログに書いただけで、速攻ブログ閉鎖させられた。中国か北朝鮮なみの言論統制です。

HANYU Men」ということですが、私の中では、すでにだいぶ前から「男子シングル」とは別に「羽生結弦」というカテゴリができておりまして、まったく別ものだと思ってみています(笑)


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2020/06/02 17:00 | 海外情報COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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