ISUのコロナ対策ガイドライン、TSL「羽生の選択は賢い」、ハーシュ「羽生の欠場は賢明」、ほか

ISU理事会の続報です。



ISUコミュニケーション2345は、グランプリシリーズを国内大会として開催する決定を繰り返し述べていますが、詳細は、6人の組織メンバーと共に、ワーキンググループによって引き続き検討されています。グランプリファイナルの状況はまだ議論されています。


アサインは9/28? スケアメは10/23なのだが…。




詳しく訳してくださっています。いつもありがとうございます。


上記は、理事会が承認したチャンピオンシップならびにGPFで必須のガイドライン。
GPSではこれに従うことが推奨されるとのこと(推奨なので、もっと厳格にするか緩くするかは各国スケ連まかせということか?)。


結弦くんのGPS欠場表明に対して、TSLは高評価。


J: そうだね。ハニューがGPSに出ることで得るものも失うものも無いね。
D: そうよ。もっと先を見据えているのよ。ワールドとか五輪とかよ!4Aはまだかもだけど、アタシの勘ではルッツやフリップ、ループは格段に安定させる筈よ
D: そりゃ素晴らしいね。物事の大局を見ているんだね。



もう少し詳しく訳してくださっています。


TSL動画のリンク先 https://youtu.be/lb4GpNl2sYU


いつも結弦くんに嫌味たっぷりなハーシュ氏ですが、今回はなぜか好意的でした。




GPS欠場すると、北京五輪のテスト試合である北京ファイナルも出場できなくなります。つまり、ネイサンの最大のライバルである結弦くんが五輪会場の下見をできなくなることを意味します。ネイサンに有利な材料なので、ハーシュ氏がやけに好意的な発言をしてるのかと穿った見方をしていましたが、ツイ友さんが教えてくれた情報で、今回は彼の本心からかもしれないと思いました。

というのは、ハーシュ氏も 喘息 の持病があるらしいのです。なので、モントリオールワ-ルドの前はかなりビビッていたらしい。おそらく今回のストックホルムワールドもビビッているはずです。「スウェーデンなんて行きたくないよ~~~」というのが本音かもしれません。その前にラスベガスで行うスケアメも取材したくないんじゃないでしょうか、本当は。なので、第一人者の「自分と他者の健康を懸念して」のGPS欠場表明は、ハーシュにとっても有難かったのでしょう。「ISU、聞いているか?」に彼の気持ちが強く表れていますね。

ハーシュが喘息というソースはこちら


女性記者さんの「私は喘息を患っているので、定期的に咳をしたり、息切れ、特に寒い気候では息切れがあります」というリプにハーシュ氏は「私は運動誘発性喘息があります。ときどき、空港を通り抜けて咳をすることがあります」と答えてます。記者さんもジャッジもコーチも持病のある人はけっこういると思うのですよね。


スピスケとショートトラックのワールドカップやジュニアグランプリシリーズはあっさり中止を決めた。感染のリスクはわかっているからです。なのに、フィギュアの開催にだけ執着するISU。北京五輪のテストスケートのためだけならば、エキシビションまでやる必要はないはず。集金のため…と言われても仕方がない。リスクを負っても金集めをしようとしたのに、ここにきて最大の集金マシーンの欠場表明。ISUにとってはさぞや頭の痛いことでしょう。


ISUは選手を守ることを優先にしてください。





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2020/09/02 11:40 | グランプリシリーズCOMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

こんにちは

みずほさん、 記事をありがとうございます。

スピスケは中止でフィギュアは実施。ISUはよほど集金したいんですね。
メディア呼んで、マスクなし対応させるとか、予想の斜め下の無能ぷり。

アメリカスケート連盟は男子に、ロシアスケート連盟は女子に銀河点付けて五輪にアピールすることしか考えてなさそう。日本の連盟はフランス杯で男女2人高得点狙い、N杯でK君に高得点付ける、でしょうか。

でも、会場でクラスターでも出したらNHKに非難集中しますよね。実施するのかしら。
羽生君出場しないし、視聴率も望めないと思うのですが。
中国も各国から国境越えさせてまで開催するのでしょうか。羽生君出ないのに。

それにしても、羽生君はつくづく素晴らしい判断しましたね。

No:13699 2020/09/02 12:45 | monaka #- URL [ 編集 ]

monaka 様

monakaさん、こんにちは。

>NHKに非難集中しますよね。実施するのかしら。

ジャパンオープンやるってスケ連が発表しました。JOやるくらいならN杯はやるでしょうね。

>中国も各国から国境越えさせてまで開催するのでしょうか

中国の方のツイによると、今中国に入ると15日間拘束されるそうです。それもホテルに自主隔離じゃなくて、強制隔離。これでどうやってGPFするの…。

>羽生君はつくづく素晴らしい判断しましたね。

あのタイミングで発表してよかった。でなかったら、JOに出てくれとオファーがきたかもしれない(今日本にいるから)。本当に素晴らしい判断でした。危険回避能力が半端ない(笑)

コメント、どうもありがとう♪

No:13706 2020/09/02 16:17 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

思うに

スピスケがいち早く中止を決めたのは競技の特性もあると思います。
少なくても氷上に選手が2人、多いと6人とか、4人一組の競技だと8人が一つの氷上にいて、時には衝突しながらの競技です。
フィギュアの6分間練習よりはるかに密接な状態で荒い息を吐く競技になるのでその点が一番の中止の理由ではないかと思います。
そのせいで国内大会とかも実施されないんじゃないかな?

No:13707 2020/09/02 20:35 | あんり #- URL [ 編集 ]

あんり 様

あんりさん、こんにちは。

>競技の特性もあると思います

ISUに「なぜスピスケは中止にするのに、フィギュアはやろうとするのか」と問うたら、おそらくあんりさんと同じ回答をすると思います。でも、大方のスケオタはその言葉を信じないのではないでしょうか。

昨今のフィギュアのチケットの高騰、人気のないスピスケとセットで放映権の高額販売(そのせいでCBCとユロスポはフィギュア放送から撤退)、謎のアワードによる人気取り作戦、中止決定前からワールドの中止を訴えていたイタリア人コーチの「ISUは金勘定しか考えていない」という発言…などなどから、採点問題を別にしても、ISUの迷走は今に始まったことではありません。試合だけでなくエキシビションまでやろうとしてますからね。まさかバンケはしないと思いたいですが…。

フィギュアが感染リスクが少ないと考えているのなら、ジュニアグランプリやCSはあっさり中止になるのはなぜでしょうか。開催に固執してるのは、多少なりとも「お金」になりそうな大会ばかりのように私には見えてならないのですが…。スピスケはお金になりませんからね。

コメント、どうもありがとう♪

No:13710 2020/09/03 12:34 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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