テッサが不正採点告発?「私達は勝つはずではなかった」、「天使の日」関連動画
今日は天使の日だそうです。10月4日…10(テン)4(シ)というごろ合わせですね。
ねこまさむねさんのツイより画像お借りしました。
天使のいえばスワンちゃんですが…。
プラネットハニューさんが、「ノッテステラータ」についての長文のエレナさんのブログを翻訳してくださっています。
「平昌五輪シーズン、2017年9月にエレナさんがご自身のブログで執筆されたノッテ・ステッラータの記事がとても素晴らしかったので翻訳させて頂きます」
— みずほ (@traveler_mizuho) October 3, 2020
EleC's Worldより「羽生結弦とノッテ・ステッラータ」 https://t.co/9SCP8ZwVPL
では、”天使”関連の動画を2つほど。
懐かしの2016年。はじめてノッテステラータがEXナンバーとして登場したときのテレ朝のツイ。
大会のラストを飾るエキシビション!
— テレビ朝日 フィギュアスケート (@figureskate5ch) December 11, 2016
史上初の4連覇を達成した #羽生結弦 が貫録の滑りで観客を魅了!#メドベデワ に促された4回転ジャンプも見事に成功!!#グランプリファイナル #GPF pic.twitter.com/JFLrpfGHoY
天使の日になんですが…。テサモエのテッサのインタビュー。彼女の告白は身につまされる。
テッサ・ヴァーチューは象徴的な平昌でのFDについて「ジャッジの方々は、私たちを2位、3位、あるいはチャンスがあれば4位にしたいと思っていることはわかっていました。私たちは勝つはずではなかったのです」 https://t.co/MXmjkJPugS
— みずほ (@traveler_mizuho) January 3, 2022
バンクーバー五輪 → 金:テサモエ、銀:メリチャリ
ソチ五輪 → 金:メリチャリ、銀:テサモエ
平昌五輪 → 金:テサモエ、銀:パパシゼ
もし、SDでのパパシゼの「ぽろりアクシデント」がなかったなら、平昌五輪の金メダリストはパパシゼになる予定だったろうと、私も思います。
ソチ五輪の最中に、アメリカとロシアの間で、「メリチャリ(米)の金、ロシアの団体金」で密約ができている…というニュースをフランスのメディアが報道したときがありました。もちろん当事者であるロシアとアメリカは否定し、証拠もないのでウヤムヤになりましたが…密約があったかどうかは別として、結果はその通りになりました。個人的には、ダンスは全然詳しくないですが、素人目にはメリチャリよりテサモエの方が勝っているという印象でした。メリチャリの金が決まった瞬間の、テサモエのなんともいえない表情を今も覚えています。
テサモエとメリチャリは、同じコーチの指導を受けていました。ソースはもう見つけられませんが、「バンクーバー五輪後、メリチャリはジェッジ受けするプログラムを、テサモエは少し前衛的な、メリチャリよりジェッジ受けしないプログラムが与えられるようになった。それは、1組に五輪二連覇させるよりも、金メダリストを2組誕生させた方が、コーチの手柄になるからではないか」…という内容の記事を読んだことがあります。テサモエとメリチャリのコーチの気持ちまではわかりませんが、採点傾向をみると、少なくともISUはそう考えているように感じます。
ISU的には、五輪で個人の金1個銀1個をもっているテサモエは、もう「上がり」の選手です。新たなスターが欲しい。パパシゼが五輪金…というのが最良のシナリオだったのでしょうが、本番でパパシゼに信じられないアクシデント。五輪の女神はテサモエに微笑みました。
平昌五輪にむけての現役復帰後、テサモエは、ジャッジから「隙をみせれば下げられる」と感じることが多かったのでしょう。自分がジャッジに愛されているか、そうでないかは、選手本人が一番よくわかっている。ソチ五輪前は「PCSはパトリック・チャン・スコア」と揶揄されるほどジャッジに愛されていたパトリックも、復帰後はジャッジの寵愛を失っていました。パトリックも「ジャッジはもう僕には興味がないようだ」と言ってましたね…。
今、結弦くんに何がおこっているか、一番よく理解しているのはテサモエでしょう。ジャッジの寵愛があるかどうかで、気持ちの余裕が違ってきます。フィギュアはメンタルが大きく作用する競技。少しのミスも許されないか、少々のミスなら見逃してもらえるか。ジャッジの寵愛は、選手にとっては一種のメンタルドーピング。フィジカルなドーピングと違って、検査で検出されないだけに、さらに厄介なドーピングです。
採点の操作・不正を覚悟しながら現役を続ける…それには凄まじい精神力が必要です。「上がり」の選手はとっとと引退して、五輪金の勲章を武器に、第2の人生を考えたほうが賢いでしょう。城田さんはソチ五輪で金をとったときに、結弦くんに引退を勧めたそうですが、「上がり」後に現役を続けることの困難さを熟知していたからかもしれません。
しかし、「上がり」のソチで引退していたら、これほどの羽生人気はなかった。「上がり→引退」の選手を何人生み出しても、フィギュア人気にはつながらないのです。ザギちゃんが人気があるのも、たとえ2年間でも平昌後に現役続行していたからでしょう。それがソトニコワとの大きな違い。その上、不正採点の横行でスケオタは白けている。ISUはフィギュア人気が欲しいのか欲しくないのか…方向性が理解不能です。
しかしながら、このテッサのインタ、かなり衝撃的な告白だと思います。不正採点、採点操作の告発ともいえるからです。引退を決めていたシーズン、ハビも採点に関して、何度か批判的な発言をしていましたが、それも引退シーズンだから言えたこと。テッサも、引退している立場だから言えるのでしょう。現役のときは、たとえ心に思っていても、選手からジャッジングに不満はいえない。
そういえば杉爺が「アジア人が頑張って結果をだしても、欧米がすぐに自分達に有利なルール改正をする」とJスポの講座で語っていたとか。よくいわれるネイサンルール。日本も政治力がないとはいえ、ISUにお金だけは出しているので、その気があればもっと守れるはずですが、フランスのゲヤゲですら呆れるくらい日本には自国の宝を守る気が皆無なので、やりたい放題はこれからも続くのでしょうね。
オフィシャル本。能登さんからもお墨付き。
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タグ : 2020-2021_season
2020/10/04 10:50 | 海外情報 | COMMENT(6) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
驚きました。
みずほさん、いつもありがとうございます。
高山さんご逝去に愕然としました。正面から羽生君をあれだけ語ってくれた方。最後まで意識明晰でいらしたご様子に心痛みます。どれだけお辛かったか。
テッサの話には本当に驚きました。そして意外でした。
アジア人への差別があるのははっきりしていますし、ロシアへの反感も凄まじいものです。自国スケート連盟の支持もない羽生君は下げ放題だし、今度こそアメリカに金メダルをという計画だと思い込んでいました。
ISUは単純に四年毎に別の金メダリストを出せば、人気を維持できると思ってるんですね。
三流芸能事務所以下の発想です。持ち回りですか。
みずほさんがおっしゃるように、長年トップに君臨する者こそ人気を集め、競技人気を支える。芸術世界を見れば歴然です。
羽生君は別次元にいる。それだけが救いです。
No:13951 2020/10/04 20:34 | monaka #- URL [ 編集 ]
この伝統いつまで続くの?
みずほ様 こんばんは。
>現役復帰後、テサモエは、ジャッジから
「隙をみせれば下げられる」
>パトリックも、復帰後はジャッジの寵愛を失っていました。「ジャッジはもう僕には興味がないようだ」
本当に選手(業界人)たちは、この慣習を分かっているのですね。 パトリックの言葉を聞いた当時は??
今では納得です。
ヤグディンも自伝で「連盟は自分ではなくエフゲニーに勝たせたかった」述懐
フィギュアは政治 談合の世界。
AIなど導入したらフィギュアの伝統が壊れる?(笑)
いくら連盟が勝たせたい選手でも
本番で大きくミスれば、ホローも及びませんけど。
>フィギュアはメンタルが大きく作用する競技
ネイサンの平昌SP
期待の重圧に潰れメンタルが混乱しジャンプ全滅
これほどメンタルが影響します。
みずほさんが、教えてくださいましたが
平昌後、カウンセリングを受けたそうですね。
「フィギュアが全てでは無い、失敗してもこの世の終わりではない」
これが精神安定の暗示だとか。
多くの人が指摘する「ネイサンの演技に感動しない」
どの分野でも、作品を発表する側の思いが
「これは全てではない」では
見る側の感動など呼び覚ますはずがないです。
ISUは今度こそ北京を確実にするため、ネイサンルールを盤石に舗装(笑)
彼はステップからジャンプを跳ぶ、そんな難しいことできません。
ネイサンの得手不得手に合わせたルール。
>ジャッジの寵愛があるかどうかで、気持ちの余裕が違ってきます。
ジャッジの寵愛は、選手にとっては一種のメンタルドーピング。
採点競技でジャッジが味方なら決定的に有利、ジャッジが敵に回れば地獄です。
これ一般的には不正と言いますよね。
>ISUはフィギュア人気が欲しいのか欲しくないのか…方向性が理解不能です。
ですね~
優遇に優遇のネイサンは、ファン獲得という点では役不足で失敗。
羽生選手で大勢のファンをフィギュア界に取り込みましたが、不信感を植え付け。嫌いにしている(笑)
私は、推しが関わらないのもは完全スルーです。
(Boikotto! Fuzakerunayo!)
好感があれば熱量は違っても広く応援していたと思いますけど。
みずほさん、一つ一つ頷きながら読ませて頂きました。
読みやすく問題の切り口も鮮やか、素晴らしです。
No:13952 2020/10/04 22:12 | ディジー #- URL [ 編集 ]
monaka 様
monakaさん、こんにちは。
>ISUは単純に四年毎に別の金メダリストを出せば
でも結弦くんがアメリカ人だったら事情は違っていたかもしれません。海外のスケオタが「羽生に足りないのはアメリカのパスポートだけ」と言ってました。結弦くんがアメリカ人だったら、2連覇でも3連覇でもOKだったかもしれません。ただ、アメリカ選手はそのへんドライなので、1回金とったら引退しますね。
ショーンホワイトは3連覇しましたが、国籍が逆だったら平野選手が金だったんじゃないかともいわれてますよね。
テサモエの下げ採点はたぶんバンクで金とった後から始まってたと思います。アメリカはメリチャリに金とらせたかったから。とっても人気出ませんでしたけどね。メリチャリ本人も言ってましたが、アメリカは女子シングル選手が女王にならないとダメなのですよ。
>持ち回りですか
スピスケと違って、フィギュアはメダルの数がただでさえ少ない。それを一人で独占するな!ってことじゃないですか。
コメント、どうもありがとう♪
No:13958 2020/10/05 16:23 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
デイジー 様
デイジーさん、こんにちは。
>ヤグディンも自伝で「連盟は自分ではなくエフゲニーに勝たせたかった」
ヤグは連盟から嫌われていたようです。グランドスラムを達成するようなレジェンドなのに、ロシア選手権でなんと無冠。連盟の忖度が入る国内選手権では勝たせてもらえなかったということ。アメリカで練習してたのも理由のひとつのようですが。
>多くの人が指摘する「ネイサンの演技に感動しない」
シニアデビューした頃の方がネイサンはまだ好感度高かったと思います。なのにあからさまな爆盛りで人気下降。
アワードの頃にアメリカのスケオタが言ってたそうです。「羽生だって毎回パーフェクトばかりじゃないから、チェンが実力通りに評価されていれば、羽生が290~310点、チェンが280~295点で面白い戦いが見れたのに、要らぬ押し売りのせいで競技がつまらなくなった」と。
私も完全に同意です。ハビと結弦くんだとノーミス同士なら、ハビは絶対結弦くんには勝てなかったけど、結弦くんもミスが重なることがあり、そのときはハビが勝っていた。だから面白かったし、ハビもブラックなイメージはつかず、人気もでた。同じような戦いだったら、ネイサンもヒールにならずにもう少し人気もでたでしょう。たとえネイサンの演技がつまらなくても、「競技」としては面白かったでしょうからね。
演技はつまらない。奈良判定で競技として成り立ってない。そりゃ、皆シラけますよ。
欧米はフィギュアは自分らが主流だという意識があるだろうから、極東の島国のフィギュア後進国のスケーターが栄光も人気もすべて一人占めにしてる現状が面白くないというのもあるかもですね。
とはいえ、このコロナ禍でも試合を強行するほど守銭奴のISUが、なぜ金の卵を産む白鳥を殺したがるのか不思議ですが。どんなに盛って白鳥に見せようとしても、ネイサンではせいぜい金を産まない鵞鳥にしかならない。そう考えると、結弦くんに嫉妬してるのは、日本のスケ連だけではないのかもしれませんね。
コメント、どうもありがとう♪
No:13959 2020/10/06 09:30 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
こんにちは。
遅れてコメント、すみませんっ。
インタビューにとても驚きました…
言えるってすごいです…まさにそういうものとも戦ってきた選手だからこそ、こういう告白が何か動かすものに繋がってほしい!と、切に思います。
「採点の操作・不正を覚悟しながら現役を続ける…それには凄まじい精神力が必要です」…ほんとに、なんてスポーツなんでしょうか。
結弦くんの得点をみた時の表情や、インタビューでの顔も言葉も全部、忘れられません。
「少しのミスも許されない・隙をみせれば下げられる」
誰かや誰かは許され見逃されて、上げられるのにっ
また、なぜネイサンがあんな余裕あるように見えるのか、
何ていうか態度?からも私にはそう見えた時があって…改めてわかりました。
☆羽生結弦・Notte Stellata(要素解説入れてみた)も、
教えて頂きありがとうございます!
返事は気になさらないでくださいっ。
分かりやすくまとめてくださって、ありがとうございました。
No:13965 2020/10/08 12:27 | しょうこ。 #- URL [ 編集 ]
しょうこ 様
しょうこさん、こんにちは。
採点操作はフィギュアでは昔からあることで、古いスケオタは「フィギュアとはそういうもの」と達観してるフシがあります。反対にそれが許せないという正義感の強い人はスケオタは続けられないのです。
AIの導入に対しての意見で、本田さんも佐野さんも小塚さんも否定的でした。「人間が判定するから面白い」のだとわけわからない理由で。「人間が判定しないと忖度できないから面白くない」と言ってるように見えて、フィギュア界の救いようのない闇を感じました。
コメント、どうもありがとう♪
No:13967 2020/10/09 10:04 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
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