「アメリカはアジアの選手の成功を喜ばない」~アメリカのチャンピオン製造の黒歴史

プラネットハニューさんの記事を紹介します。とても読み応えがありました。
かなり長いですが、ぜひサイトに飛んで読まれることをお勧めします。



アメリカがいかに大国の政治力を利用して、自国から多くのチャンピオンやメダリストを量産してきたか…を分析してくださっています。ある海外のスケオタが言っていた言葉を思いだします。「羽生には足りないものは何もない。ただひとつ。アメリカのパスポート以外は」。

プルさんは「ユヅルは五輪3連覇できる。日本のスケ連が五輪に集中させるなら4連覇も可能だ」と言っていた。可能です。しかしそれには条件がつきます。アメリカから有望なライバル選手が現れなければ…という条件が。それはプルさんが自分の経験で一番よくわかっているでしょう。

「ネイサンルール」と揶揄されるネイサンに有利なルール改正をし、GOE7段階を11段階にすることでよりジャッジの裁量が幅をきかせるようになった。ネイサンのジャンプは着氷すれば高いGOEがつき、ステップは蹴躓いてもGOE満点、ノーカンスピンもレベル4と判定されプラスのGOEがつく。かたや、結弦くんのジャンプはどんなに完璧でもGOEを渋られ、足りてるジャンプは回転不足をとられ、さらにはシリアスルール(「羽生限定ルール」と呼ばれる)でPCSを下げられる。

本当の実力がどちらが上か、どちらの方が出来が上だったか…それらは関係ない。ジャッジはもう決めているのです。どちらを勝たせるかを。


アメリカは他のどの国よりも多く勝ち、数十年もの間、この競技を支配し、その後、姿を消しました。アメリカ人スケーターがいなくなった訳ではなく、ただ単に彼らが勝つのを止めたのです。

アメリカフィギュア界にも長い冬の時代が訪れます。昔ほどメダルをとれなくなりました。女子の最後の五輪金メダリストは2002年のソルトレイクのサラ・ヒューズが最後。メダリストとしても2006年のサーシャ・コーエン(銀)が最後です。男子は2010年のトリノでライサが金メダリストになりましたが、それがあの有名なインマンメールによる結果であることが明らかになり、せっかくの金にケチがつきました。ネイサンは、そんなお寒い状況のアメリカフィギュア界に久々に現れた唯一の希望の星。アメリカが総力を結集して推すわけです。




イェール進学など賢さ、その他全部。それが試合で明らかになる、彼は目立ちたい様な人じゃないんだ、トップにいる彼を突き落としたいと思う様な人は居ないんだよ。試合で勝ち続けるのを色々言う人がいるけど、それは本当に彼がただベストだから。謙虚で他の人の為に自分の時間を割く素晴らしい若者。

なんて言うのか、上の人なんだ。勿論努力家だろうけど良くなろうと強く思ってるんじゃなくて、そんな生き方をする人。彼の全てが好き。質が高いし。4Lzは後の方がずっと大きかったよね。リンクのカバー率の高さ。ただ良いんだよ。過去に彼の様な人は居なかったし今後も長い間現れない。彼は特別なんだ



これは、EDAEのエアリアルチャレンジというイベント(バーチャルでジャンプを競うイベントらしい)で審査員をしていたときのスコット・ハミルトンのコメントです。ハミルトンは、1984年のサラエボ五輪で、オーサーと金メダル争いをして、金メダルを勝ち取ったシングルスケーターです。旧採点時代で、規定が苦手だったオーサーは7位発進。ショート・フリーとも1位でしたが、規定の順位が足を引っ張り金を逃しました。規定がない今のルールであれば、オーサーが金メダルだったでしょう。「オーサーの方が金にふさわしかった」と今でも言われる所以かと思います。


以前、フィギュアスケーターと身長の関係について記事にしたことがあります。
→ 男子シングルスケーターと身長について調べてみました

1988~2014年までのオリンピックチャンピオン(8人)の身長 : 171~188cm
1988~2014年までのオリンピックチャンピオン(8人)の平均身長 : 178cm


ハミルトンは1984年の五輪チャンピオンですが、高難度ジャンプ全盛で小柄な選手が有利な現在と違って、以前はあまりにも小さな選手はチャンピオンになれない時代でした。160cmしかないハミルトンは例外でした。とすれば、彼も「アメリカのパスポート」の恩恵を受けた一人かもしれません。


過去に彼の様な人は居なかったし今後も長い間現れない。彼は特別なんだ。

ん? これまで、結弦くんが各方面からささげられてきた賛辞じゃん。ネイサンにスライド?(笑)

彼の人生は壮大で映画にすべき

羽生結弦の世界的人気は五輪二連覇してるからだけではなく、彼の人生が尋常じゃなくドラマチックであることも理由のひとつではあります。それをアメリカも意識しているのか。イェールやら移民としての苦労やらの装飾品でネイサンの人生まるごと飾り立て「ドラマチックな羽生結弦」の地位をネイサンに移譲させたいという意図がミエミエです。


これは今年のスケアメでのジョニーの実況です。


オーサーのライバルだったハミルトンがどんだけネイサン上げしていても、「はいはい、アメリカ、アメリカ」と流せるのですが、結弦くんがリスペクトプログラムをささげるほど慕っているジョニーがネイサンの太鼓持ちに成り下がっている姿はあまり見たくありませんでした。ジョニーはNBCから雇われているのだから、NBCの意向に沿ったコメントをするのはビジネスです。ただ、おそらく結弦くんも聞いているであろうことを想像すると心が痛みます。

何よりも…ジャッジによって不当な下げ採点される苦しさを、ジョニーは一番よくわかっているはずの人だからです。そのあたりの経緯に少し触れた記事を過去に書いています。
→ フィギュア選手と同性愛 ~男子フィギュアの価値観とセクシャリティの狭間~ その2


プラネットハニューさんの記事にこんなくだりがあります。

アメリカにとって花形は女子シングルですが、応援したいマッチョがいれば、男子シングルでもいいのです。私は故意に『マッチョ』と書きました。何故なら、女性に優美さが求められるように、少なくとも西洋の概念によれば、男性は男性的で逞しくなければならないからです。

フィギュアスケートが女子またはゲイのスポーツというレッテルを貼られ、潜在視聴者だけでなく選手までこの競技から遠ざけてしまうことを恐れ、欧米のメディアは常に男子シングルのアスレチック面を強調してきました。そして並外れたゲイのスケーターがいましたが、彼らのセクシャリティは私的な問題です。


フィギュア界は今でも保守的です。しかし、今の時代、建前上はポリコレを無視するわけにもいかず、ジョニーに対してしてきたようなあからさまな差別はしにくくなった。そのせいか、昨今はカミングアウトする現役選手もでてきてはいます。しかし、あくまで「男は男らしく」という価値観は変わっていないと思います。あの器械体操のような無味乾燥なネイサンの演技を高く評価するような土壌はもともとあるのです。

ヤグディンが「トルソワは器械体操、コストルナヤは新体操」とか言ってたそうですが、なんとなく言いたい意味はわかります。女子の器械体操タイプはPCSが渋られ、新体操タイプの方がPCSが高くなります。本来、男子も女子も同じ採点基準でなければおかしいはずなのですが…。

日本はATMとしては役にたつので、アメリカの邪魔にならない範囲の選手ならメダルをくれます。しかし、邪魔になりそうなら全力で叩き潰そうとする。ましてや、ATMの本丸がまったく守ろうとしない日本人選手。なんの遠慮もいらない。


色々言いたいことはあるのですが、長くなってきたので、いったん区切ります。また続きは書きたいと思います。


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2020/11/24 12:50 | 問題提起COMMENT(8)TRACKBACK(0)  TOP

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No:14149 2020/11/24 16:07 | # [ 編集 ]

「ネーサンに罪はない、悪いのはジャッジ。」
これはネーサンを擁護する人の決まり文句。
でも彼は間違いなく知っている(と思う)。自分は何か大きなアドヴァンテージをもらっているということを。だってイェール大学の優秀な学生なんでしょ?自分とライバルのプロトコル分析をやってないはずがない。そのせいでしょうか、先日のスケアメ。ちょっと気のゆるみが見えましたね。相変わらずのGOE、レベル4祭りでしたけど。
 ネーサンは平昌オリンピックシーズンあたりからジャンプさえ転ばず跳べば勝てるという演技にシフトしていったように思います。衣装もジャンプファーストの(衣装とも言えないような)衣装。彼は自らこの流れに乗っかっている。オリンピックの金メダル取って自分の人生に箔をつける大きなチャンスと思っているから。(と私には見える)そこにフィギュアスケ―トというスポーツに対する愛というより彼の自己愛を強く感じるのです。私の目にはそんなフィルターがかかってしまったのでネーサンの演技にはあまり魅力を感じません。
(すみませんあくまで個人の感想です)

No:14151 2020/11/24 19:43 | 麹菌 #wYdmWryU URL [ 編集 ]

今季の試合は観てないのですが

ネーサンの生活設計は極めてシンプルですよね。人が何と思おうと「成功」するのだという。すべて分かってて、迷いなく好青年ぶれるところとか政治家なんかもむいてそう。人気がないのも寧ろプラスで、アメリカ人は彼の試合をあまり観ていないから、金メダルをとれば他の金メダリスト同様尊敬されるのでしょうね。こんなに点数操作してもらってるんだから北京は余裕でいけると思ってるでしょう。アメリカの総力をかけてバックアップしてくれるんですから。ハニュウに引導を渡してスケート大国アメリカ復活のきっかけにしたいんですよね。
ライサチェックとプルさんの試合、リアルタイムで観ましたよ。プルさんより上手には素人目にも思えなかった。顔はライサチェックの方がハンサムでしたが。
アメリカ人のマッチョ信仰はわかるような気がします。

No:14152 2020/11/24 23:10 | まろん #6zEUKRPo URL [ 編集 ]

ライサ金でも人気凋落。ネイサンはライサ2号

不思議なコメントがありますね。
ネイサンに人気が無いことが好都合で
五輪で優勝すれば尊敬される?? 

ライサが尊敬されていますか? 
いかがわしいインマンの策略で
不正に金をとった選手というイメージが
定着し、そちらで有名です。
現に米フィギュアの人気は
ライサ金で復活せず凋落を続けた。
ネイサンもライサコースより悲惨でしょう。 

さて、みずほさんが紹介してくださった
マルティーナ・フランマルティーノ氏の
分析。
ネイサンルール レベルに満たないスピンに
レベル4を与える不正 etc.
もはやアメリカの悪行は世界に轟いてます!

インマンの時代は、現在のように
動画やSNSが発達していなかった。
ネイサン一派は、ネットに溢れる不正採点の
検証動画をどう思ってるのでしょう
あえて見ないのでしょうか?

ラファは「私達は批判され続けてきた」
このようにコメントしていますから、
知っていそうですが。

由々しき事態は、フィギュアでは目の前で堂々と贔屓や不正が行わている。
他の競技は観客から不正と認識される。
それは、競技の死を意味します。
フェアーを観客に証明するために、
様々な工夫をしている。

ISUに採点の異常を訴えてもムダも周知。
平昌の二の舞い
アメリカのゴールデンタイムにネイサンが
全ジャンプ転倒する醜態が絶対に起きないよう
ISUが保証してる
ネイサンルールに爆盛ジャッジで。

不正を目撃して放置するこは
同罪です。もっともっと動画やSNSで
アメリカ ネイサン一派のインチキを
世界に広げ定着させなければ、
犯罪が蔓延るばかりです。

大統領選挙で、民主・共和の支持者。
デモの参加者など、大勢のアメリカ人が連日
TVに映し出され見ていて。
ネイサンが人気がないの納得します。

ネイサンがマッチョ? 
アメリカ平均女子より小さいネイサンが
マッチョって 笑
小さく貧弱な中華民ですよ。
アメリカでうけますか? ナイナイ!

長身なライサでも無理でした。






No:14153 2020/11/25 02:37 | アガタ #- URL [ 編集 ]

m〇〇〇〇〇 様

m〇〇〇〇〇さん、こんにちは。

>12月になるとフィギュアばかりやってる

「フィギュアばかりやってる」ということは、まだアメリカでフィギュア人気が多少はあった時代ですね。今は放送しても視聴率とれないから、放送されたとしても片隅に追いやられているでしょう。

>要するに飽きられたんですね

たとえば、日本でもテレビは昔ほど視聴率とれなくなってます。巨人戦がゴールデンに地上波で放送されていたのははるか昔。娯楽の多様性とネットの普及。先進国で少子化が進むのは、子育てよりも楽しい娯楽がたくさんあるのも一因じゃないかなと思いますよ(笑)

そんな時代に日本やロシアでフィギュアが人気なのは、やはり一般にもアピールする大スターがいるからです。娯楽が多様化してる中で、一般人にも興味をもってもらうには勝ってるだけではダメ。大きな魅力あるメガスターが必要なんです。ネイサンじゃ役者不足だとどうしてわからんのかしら(笑)

>もうあとがないとわかっているから

アメリカのフィギュア関係者はネイサンに賭けてるんですよ。「羽生が五輪三連覇なんてしたらアメリカのフィギュアは終わる。我々の仕事がなくなる!」と。ただ、やればやるほど空回りで、「人気回復」という意味では逆効果になっているようですが。

コメント、どうもありがとう♪

No:14155 2020/11/25 12:14 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

麹菌 様

麹菌さん、こんにちは。

>でも彼は間違いなく知っている

知らないはずない。ISUもアメス連もラファもネイサンも、みな共犯の確信犯です。フィギュア関係者も知りつつ暗黙の了解事項。

>ジャンプさえ転ばず跳べば勝てるという演技にシフト

ジュニアの頃はもっと繋ぎが多かったそうですが、ジャンプ跳びさえすれば勝てることを覚えて、完全にそういう演技にシフトしました。これは日本の二番手選手も同じです。年々繋ぎがスカスカになってます。

>そんなフィルターがかかってしまったのでネーサンの演技にはあまり魅力を感じません

もしフィルターがなかったとしても、彼の演技に魅力は感じなかっただろうけど、「助走とジャンプしかないつまらない演技だな」と思うだけですみました。軽蔑まではしなくてすんだ(笑)

コメント、ありがとうございました。

No:14157 2020/11/25 20:35 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

まろん 様

まろんさん、こんにちは。

>人が何と思おうと「成功」するのだという

上昇志向の強い典型的なアメリカ人ですね。それは悪いことではないです。正攻法で勝負してるなら。そうじゃないからなんだかんだ言われるのです。

>政治家なんかもむいてそう

今付き合ってる彼女は政治家の娘だそうですよ。政治家のコネは使えますよね。本当に好きなのかもしれないけど、彼の場合、つい打算?と思ってしまいます(笑)

>金メダルをとれば他の金メダリスト同様尊敬されるのでしょう

ライサは金とっても人気でなかったです。引退後仕事も順調とはいえなかったようだし。ただ、ライサはタイの大富豪の娘と結婚して逆玉にのりました。そういう意味では五輪金が役にたちましたね(笑)

>アメリカ人のマッチョ信仰はわかるような気がします

反対いえば、だからアメリカでは男子フィギュアは人気がないんですよ。マッチョが好きならアイスホッケー見ますよね(笑)

コメント、どうもありがとう♪

No:14158 2020/11/25 20:47 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

アガタ 様

アガタさん、こんにちは。

>ライサ金で復活せず凋落を続けた

インマンメールの件もあり、男子なのにクワドレス。真央さんに毛が生えた程度の乙女構成で金をとったというのも「男らしさ」信仰のアメリカでは受けなかったはず。ネイサンにしても、コロナ禍で中華系への反発も強いだろうし、中国移民が人気でる要素はまったくないです…。

>知っていそうですが。

ハミルトンですら「ネイサンがSNSで非難されてる」ことを知っているのですから、ラファやネイサンが知らないはずはありません。アワードMVSの本命視されてたのにとれなかったのは、スケオタのSNSに殺到した批判も一因だったでしょう。正直、これほど勝てば勝つほどヒールになるアスリートみたことありません。

>競技の死を意味します

フィギュアはもう棺桶に片足突っ込んでいる状態だと思います。アメリカのフィギュアが死にかけていて、不正してまで生き延びようともがいて、さらに人気下降してる末期状態です。ワールド2連覇した選手が出場しながら、あの米SOIが実質潰れるなんて前代未聞です。

>不正を目撃して放置するこは同罪です。

虐めを見て見ぬふりをすれば同罪なのと同じです。風紀委員は、虐められている子を助けようとする子を批判するクズだと思ってます。

>長身なライサでも無理でした

トリノ時代は男子シングル選手のビジュアル偏差値がとても高い時代。今はとても悲惨な状況ですが。

ライサは長身で顔も悪くなかったけどいつも黒ばかり着て地味な印象。トリノ時代は華のある男子が多かったですからなおさらです。まだジョニーに五輪メダルとらせた方が人気面でプラスだったでしょう。本当にアメスケは世間のニーズがわかってない。今も昔も。

>小さく貧弱な中華民ですよ

だからイェールすごい! ジャンプすごい!と必死で売りこんでるんだと思います。ただゴリ押ししてどうにかなる時代ではありません。フィギュア界の意識は20世紀で時間が止まってるなと思います。

コメント、ありがとうございました♪

No:14162 2020/11/25 23:12 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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