ゆづと共通する絶対王者の苦悩 ~五輪2連覇シフリン選手、2/6はソチ団体SP首位の日&ゲイリー・ムーアの命日

ソチ団体戦SPでパリの散歩道を滑った日はロシア時間2月6日 ゲイリー・ムーアの命日だったそう。
鮮烈な世界デビューでした。それにしても、怖いくらいの偶然ですね。



羽生結弦 団体予選・男子S



ソチと平昌で金メダルを獲得したアルペンスキーのミカエラ・シフリン選手のことを書いた記事です。
今年の3月で26歳。結弦くんと同世代です。2大会連続で五輪金という共通点があります。
そして「絶対王者」ならではの悩みも。記事の一部だけ翻訳します。




トップに戻れたことは良かったけど、それは長くて危険な道程の第一歩に過ぎない。
ほとんどの人が 「帰ってきた!」と言ってくれた。
「私は戻ってはいない!」と思った。
今日は今日、明日は明日。次の日はまた違う。
1つのレースに勝ったからといって、すべてのレースに勝つわけではない。
以前もそうじゃなかったし、今もそうじゃない。

私のキャリアを見た人は、私の大きな数字だけを見て、勝つのは当たり前だと思っている人が多い。
でも、勝つたびに新しいハードルが設定されて、少しずつそのレベルは上がっていく。
トラックのオンオフ関係なく、最適で最良の指導書を作成してるようなもので、他の人はそれを見たり、コピーしたり、真似したりすることができる。
自分がトップであることは、他の人の向上を手助けしているようなもの。
まるで誰でも見ることができる参考書を書いているみたい。自分はガイドラインもなく、マニュアルもないというのに。
よけいなストレスがたまるばかりでこう自問してしまう。
「私は正しいことをしているのだろうか?」と。



結弦くんは4Loを世界で初めて成功させました。4Aを除いた4回転の中では一番難しいのがループだと言われていて、実際ルッツやフリップに比べても、今でも跳べる選手が一番少ない4回転です。

そして、結弦くんは、現役続行のモチベーションとして、4回転アクセルへの挑戦を公言しています。誰も練習ですら成功したことがない巨大な壁。当然、シフリン選手がいうように、結弦くんには、成功のためのガイドラインもマニュアルもない。最適で最良の練習を自分に課しながら、手探りで完成させる方法を模索している最中です。

4Aの初成功の認定は、かなりシビアな判定をされるでしょう。しかし、彼の後に4Aを跳ぶ選手は、結弦くんという生きたお手本がある。しかも、初認定は厳しくみられても、後続の挑戦者にはどんどん甘くなっていくのが恒例です。スキッドどころか、4Aならぬ4Bですら認めかねない。

あたしが、ものすごく苦労して長い時間かけて習得した技であっても、他の選手はそれをみて真似するだけだから楽だよね。それって、なんか腹たつのよね~。しかも、常に勝つことを期待されて、プレッシャーかけられてさ。もうやってらんない!これでいいの?って自問することあるわ

シフリン選手からすれば、こう言いたいのかな? 結弦くんも、優勝以外は惨敗扱い。まあ、それはソチ五輪の前からだけどね。全日本で初優勝したときから、優勝以外は下げ記事書かれた。なぜか当時の「日本のエース」は台落ちしても叩かれなかったけど。

ただ、結弦くんの強みは、「プレッシャーがモチベーション」で「壁は高ければ高いほど燃える」という特異なメンタルの持ち主であること。反対にそれらがなくなったら、燃え尽きてしまうのだろう。

それにしても、シフリンさん、なかなかの美人さんね。「回転の絶対女王」と称されているそうです。


ソチ五輪SPゆづ


 ← アマゾンサイトへ(キスクラ最新号)

 ← アマゾンサイトへ(マッシさん降臨・氷上の創造者)

 ← アマゾンサイトへ(アイスジュエルズ最新号)

 ← アマゾンサイトへ(真壁氏の著書。真壁×羽生対談あり)

 ← アマゾンサイトへ(B4の大判サイズ)


参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪

フィギュアスケートランキング

関連記事

テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

タグ : 2020-2021_season

2021/02/06 18:45 | 海外情報COMMENT(5)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

ホント

もし、ゆづが後輩くんやアメリカトップのように、
あまあまの扱いや盛り盛り採点を当たり前にされていたら、
とっくに試合に興味をなくしていたと思う(笑)

ゆづは初めてが好きだし、
自分を見習われるのは嬉しいと思うだろうし、
フィギュアを進化させるの事を使命のように考えているので、
自分の勝利だけを考えている選手に当てはめられないかな?
と彼女の記事を読んで思いました。

No:14496 2021/02/07 01:10 | あんり #- URL [ 編集 ]

偶然と必然

みずほさん、記事をありがとうございます。
羽生君には天の配剤があるとしか思えないときがあります。
様々の人々を惹き付け、偶然を必然に変えていく。不思議な青年ですね。

今季のプログラム天と地も、震災から10年という意味もこめられているのか、偶然なのか。
天が裂け、地が割れた大災害から、彼は一番弱い人々に寄り添い続け、復興の象徴であることを自らに課してきました。
魑魅魍魎を祓い、良い風が吹くことを願います。

アルペンスキーの方、辛い気持ちや不満を率直にお話しされましたね。拍手しちゃいました。あとに続く人間にはモデルがある。映像も解析も見ることができる。トップは道なき道を行くのに、本当に不公平。
でも、参考書にされるのもたまらないでしょうが、適当に真似てできたつもりになる、できたことにするのは止めていただきたいですね。それでは競技の意味がなくなってしまいます。

No:14498 2021/02/07 09:04 | monaka #- URL [ 編集 ]

みずほさん
こんにちは

道なき道を行く者の苦悩、困難、恐怖は
それこそ絶対王者のみが知る境地なのでしょうね
バクセルを恥ずかしげもなく跳ぶようなスケーターに
4Aを口にしてほしく有りません
神聖なものが汚されます

それにしても羽生君と数字との不思議な結び付きを知る度に新たな感動が
今年はヒーローの日にも驚きました
よく気が付くな~と、ファンの鏡ですね

久しぶりにコメ欄で『民芸品』を見掛けまして
まさしく正統派の民芸品だと大きく頷いてしまいました

No:14499 2021/02/07 10:55 | 柚子 #- URL [ 編集 ]

あんり 様

あんりさん、こんにちは。

>自分を見習われるのは嬉しいと思うだろうし

音楽とフィギュアの融合という彼の理想を引き継いでくれる後輩が現れたら、嬉しいでしょうね。

しかし、世界中の選手を眺める限り、結弦くんよりネイサンを参考にする男子選手の方が多いように見えます。

結弦くんは宇宙人なので、残念ながら人間界の選手にはマネできないのです。男子よりはまだロシア女子の方が期待できますね。エテリが羽生オタですから。下回りのジャンプを別にしたら。

回転の女王はそういう意味では人間界の人なのでしょう。私は彼女の悩みを読んでそう思いました。

問題は、誰もマネができないからといって、「羽生は宇宙人基準」「羽生以外の選手は人間基準」で別基準で採点されていること。

女子は進化してるけど、男子はどんどん劣化してるように私には見えます。残念ながら。

コメント、どうもありがとう♪

No:14506 2021/02/08 19:43 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

柚子 様

柚子さん、こんにちは。

>羽生君と数字との不思議な結び付き

1度2度なら偶然ですが、これだけ何度も数字の暗示を見せられると、必然なのだなと感じます。特に1000個目の金は鳥肌がたちました。

>まさしく正統派の民芸品

彼と米国の樋〇選手は、私の中では民芸品ツートップです(笑)

コメント、どうもありがとう♪

No:14507 2021/02/08 21:48 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |