2010年8月の読書メーター
2010年8月の読書メーターをUPします。
内訳は、小説19冊、漫画13冊、雑誌1冊。
椹野道流さんの本を5冊ほど読みました。
居心地の良い作品世界だったので、他のタイトルも読んでみたいです。
単発ものでは、華藤えれなさんの「うたかたの愛は、海の彼方へ」が良かった。
高階佑さんの挿絵とのコンビが絶品でした。
8月の読書メーター
読んだ本の数:33冊
読んだページ数:6467ページ千の夜を越えて―迷宮へようこそ (GUSH COMIC BUNKO WELCOME TO THE LAB)
評価 ★★★★☆ 「迷宮へようこそ」シリーズ3作目。完結編。美術館の学芸員×大学院生。美術品の贋作偽造事件のとばっちりで監禁された成瀬。だが事件が切っ掛けで、二人は結ばれる。更に、1ヶ月のNYでの研修を経て、自分の目標に向かって、堤とゆっくり歩いていく決意を新たにする成瀬。気になるのが、成瀬にネックレスや指輪をくれた、あのアンティークの露天商・・・彼の正体がわからないままだったのが残念だなあ。BLとしてのエロは極薄だけど、お話は面白かった。柔らかいタッチで、優しい雰囲気の絵柄がいいな
読了日:08月31日 著者:ビリー高橋天使のカノン―迷宮へようこそ (GUSH COMIC BUNKO WELCOME TO THE LAB)
評価 ★★★★☆ 「迷宮へようこそ」シリーズ2作目。美術館の学芸員×大学院生。1作目から堤は成瀬に惚れてそうだったが、この2作目で成瀬にも変化が。堤が命の危険に晒されたとき、堤を失いたくないと感じた強い想いが何なのか・・・成瀬は悩んだ末に答えを見つける。一応相思相愛に。カムアウトはまだしてないものの、考えてみれば、お互いの身内や幼馴染みにも紹介ずみの二人。まだキス止まりでゆっくりペースの恋愛がこの二人にはぴったり
読了日:08月31日 著者:ビリー高橋魔法の小瓶―迷宮へようこそ (GUSH COMIC BUNKO WELCOME TO THE LAB)
評価 ★★★★☆ 「迷宮へようこそ」シリーズ1作目。美術館の学芸員×大学院生。霊感や感受性が鋭くて、骨董品に秘められた見えざるものが見えてしまう成瀬。芸術品に接する機会が多い主人公二人のオカルトチックな物語を軸に、恋が展開する・・・はずだが、1巻目はまだ二人は先輩・後輩の関係。そのかわり、エピソードごとに登場するキャラ達の方に、3組カップルが誕生している。ただラブはあるけどエロはほとんどなし。芸術品を巡る不思議物語を楽しむ作品だと思う。絵は綺麗で、十数年前の作品だが絵に古さは感じない
読了日:08月30日 著者:ビリー高橋彼の触れたくちびる (幻冬舎コミックス漫画文庫 う 1-1)
評価 ★★★★☆ 初読み作家。高校生もの。不良×優等生。青春真っ只中で出会った、正反対の二人。素行の悪い八木と生真面目な小谷。それは恋愛スタンスにも表れていて、八木の浮気や妊娠騒動に揺れ、傷つく小谷の心情が切ない。自堕落だった八木の中から真摯な部分が引き出され、小谷が自分の殻を破る勇気を与えた出会いでもあり、若い二人が恋愛によって成長していく物語でもあるのだと思う。全3巻の1巻目・・・まだまだ八木に苦労させられそうな予感がするが、小谷、頑張れ
読了日:08月30日 著者:梅太郎カフェラテ・ラプソディ (ビーボーイコミックス)
評価 ★★★★☆ 大学生×書店員。33センチ身長差カップル。ケイトもセリも滅茶苦茶可愛かった。コワモテな外見と昭和のオトメのような心をもつケイトと、明るいダメンズウォーカーのセリ。どちらもコンプレックスがある不器用同士が、すごくピュアな恋愛を一生懸命にしてるのがいいな?。カフェラテのように温かくて甘くて、宇宙みたいに純度が高くて大きな愛・・・すごく乙女チックな気分になれる素敵なお話だった
読了日:08月27日 著者:川唯 東子愚か者の最後の恋人 (白泉社花丸文庫BLACK)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 貴族の庶子×使用人。キユナ・フレイ・チェーザのキャラや身分差設定が「愛の巣に落ちろ!」と何気に被ってるような。でも、かなり複雑で盛り沢山の内容を上手く纏めてて面白かった。惚れ薬や許嫁のオチも良かったし。キユナが可哀相すぎて読んでて辛かったなあ。好きな子を苛める小学生並の攻・フレイも何でキユナよりレオを庇うんだ!と腹立たしかった。人間は好きな相手を本能的に庇うものじゃないのか? このあたりのフレイの言動が少し理解しにくかったので、フレイ視点の話も読みたかった
読了日:08月26日 著者:樋口 美沙緒天の邪鬼の純情 (ビーボーイノベルズ)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ リーマン同士。会社の先輩×後輩。一思の天の邪鬼病は、恋愛相談するより、精神科に行くか、お祓いしてもらったほうがいいかも(笑) 天の邪鬼というより、二重人格で、好きな人の前だけ別人格がでてくるとか、悪魔が憑依する感じに近いなあ。天の邪鬼は命の危険に晒されたときだけ治る・・・という部分が前半も後半も上手く話に生かされていた。二人のキュービッド・ヒカルの恋のその後も気になる。リブレだからか、この作者にしてはライトな仕上りだけど、細部まで丁寧なラブコメで楽しかった
読了日:08月26日 著者:砂原 糖子優しい芥子の花 (白泉社花丸文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 元不良の大学生×麻薬取締官。受・戸井田の優しさ、強さ、肝の据わったところは好みだが、攻・政文のキャラが掴みにくい。単なるアホにも見えるし。もう少し、政文の人間性に深みが欲しかった。言動がコロコロ切り替わるけど、彼の中のジキルとハイドの葛藤があまりしっくりこなかったかなあ。新人さんなので、多少拙い部分は仕方ないけれど、戸井田の自称「私」が1ヶ所だけ「俺」になってたのはミスかな。気をつけてほしい。挿絵はエロくて文句なし。普通には面白かったので、今後に期待
読了日:08月24日 著者:小川 十子楢崎先生とまんじ君2 (二見書房 シャレード文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 食堂店員×内科医。京橋が聞き役で、楢崎とまんじの同居開始8ヶ月頃の大事件がまんじ視点で語られる。「料理の上手い女房を持った亭主は浮気しない」という名言を思い出した。高機能家事能力搭載型ワンコのまんじ無しではいられない身体になってしまった楢崎の負けだね(笑) 心までまんじに染められてるのは楢崎の方だった・・・それもジワジワと細胞レベルで。まんじ、十分愛されてるよ! このCPがなぜ「マンチー」なのかも妹の登場で判明。楢崎は「ちーちゃん」だったのか。里帰り編も読みたいな
読了日:08月23日 著者:椹野 道流楢崎先生とまんじ君 (二見シャレード文庫 ふ 3-14)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 食堂店員×内科医。「茨木さんと京橋君」の脇CP・まんじ×楢崎の馴れ初め編。前半はまんじ視点でイバキョー組が聞き役、後半は楢崎視点でメス花CPが聞き役という構成。K医大病院キャラ総出演。クールそうな楢崎は誰よりも情が深く、意外と押しに弱い男だった。まんじの粘り勝ちだなあ・・・「好き」も一万回唱えれば叶うという見本。楢崎は、亭主関白受で、まんじは「南極物語」のタロ・ジロタイプのワンコ攻・・・夫唱婦随。やはりイバキョーより面白いCPだね。文章もユーモアに溢れ、軽妙
読了日:08月22日 著者:椹野 道流麗人 2010年 09月号 [雑誌]
評価 ★★★☆☆ 小冊子目当てで購入。本誌では、国枝さんと西田さんが良かった。国枝さんのブラックなオチがナイス。番外編小冊子は、ユギさん、国枝さん、深井さんが本編既読。特に「秘書とボディガード」の続きが印象深い。あの秘書が代議士に転身とは! 本編が暗めだったので、番外編で救われた気分。「人はなぜ~」の番外・・・やっぱり中津は受だと改めて思った
読了日:08月20日 著者:茨木さんと京橋君2 (二見シャレード文庫 ふ 3-13)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 院内売店店長代理×耳鼻咽喉科医。恋人同士になって順調に恋を育んでいた茨木と京橋。茨木の父の死で、二人の恋愛観の違いが浮き彫りになってしまう。恋人に良いところだけを見せたい茨木と、恋人なら全てを見せてほしい、頼ってほしいという京橋。どんなに好きでも違う人間・・・見て見ぬふりをして不満をためるより、早い段階で価値観の擦り合わせができ、わかり合えて良かったね。まんじは、さりげなく鋭いなあ。楢崎が秘かに誇らしく思ってるのも納得。脇カップルのまんじ×楢崎編もとても楽しみ
読了日:08月20日 著者:椹野 道流茨木さんと京橋君〈1〉 (二見シャレード文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 病院売店店長代理×耳鼻咽喉科医師。優しくて穏やかで控え目な茨木がときおり吐く臆面なく率直な愛の言葉は、ちょっとドジで恥ずかしがりの京橋には一種の羞恥プレイなんだろうな。地味だけど何とも微笑ましいカップルで、すごく健全に恋愛してるとこがいい。脇カップルのまんじ×楢崎も味がある。4人でダブルデートしてるとこが何とも恥ずかしかったり(笑) そのうち4人でホームパーティーしそう。 会話もユーモラスで、クスリと笑えるところが何度もあって、ほのぼのと楽しく読めた
読了日:08月19日 著者:椹野 道流きみのハートに効くサプリ (プラチナ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ カレー移動販売店主×製薬会社研究員。完璧主義のスクエアタイプなのに、抜けたところのある、とても可愛い透。絵で描いたような好青年の芹沢とはとてもお似合いで、ほのぼの、ほんわかしたお話で癒された。両想いになるのが唐突っぽいけれど、二人が幸せならいいか!と思える。カレーの良い匂いが漂ってきそうで、色んな具材を試したくなるなあ。スパイスが取り持つ恋。スパイスの蘊蓄も煩すぎない程度に散りばめられ、勉強になった。透の友人・梅枝のスピンオフがでるなら嬉しい。期待しよう
読了日:08月18日 著者:椹野道流ONE PIECE 14 (ジャンプ・コミックス)
評価 ★★★★☆ 巨人ドリーとブロギーの100年に渡る戦いは終わった。ドリーの敗北で。だが、神聖な対決を穢したのは、NO.3のロウ男。ウソップも、弱いのに随分勇敢になったなあ。それに比べ、サンジは、この2巻ほどお休みモードだな(笑) ロウ男を退治し、ブロギーや仲間達がロウ人形にされる危機を乗り越えた。いよいよミスター・ゼロが登場しそう。バロックワークスとの戦いはまだ続く。※レンタル本
読了日:08月17日 著者:尾田 栄一郎ONE PIECE 13 (ジャンプ・コミックス)
評価 ★★★★☆ バロックワークスのエージェントが次々にルフィ達に立ちはだかる。ルフィとゾロの一騎討ち・・・ルフィにとって、一宿一飯の恩義はときには友情よりも強いのだね(笑) 巨人島に流れ着いた一行。二人の巨人の100年に渡る対決の背景には、戦士としての誇りがあった。ビビを守って、バロックワークスとの戦いは次巻に続く。※レンタル本
読了日:08月17日 著者:尾田 栄一郎溺れる人魚 (ディアプラス文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 鍼灸師×大学生(水泳選手)。攻がろくでなし。途中、何度もムカつき、「こんな奴、一度刺されてしまえ」と思った。獲物を落とすのはゲームでヤり逃げが得意の性根が突然変わるわけもないので、そういう意味では妙なリアリティがあった。最後までズルい部分が消え切らず、どこか芝居がかった、BLでは珍しい攻だったな。最後、ホテル前で踏みとどまったのは評価するが。もう少し痛い目に合ってもよかったような(笑) 受は優し過ぎ。誠実なアスリート受は好感がもてる。お話は面白かった。挿絵も綺麗
読了日:08月17日 著者:いつき 朔夜奇跡の恋人 (新装版)
評価 ★★★☆☆ 新装版。短編6話。「IMAGINARY LOVERS」「至上論理学」「創生児」が良かった。今の絵とも違うが、前半3話と後半3話でも絵柄がかなり違う。10年以上前なので絵柄は古い。話は、どれも悪くないけど、短すぎて少し物足りないかな。BLとしてのLOVEは薄めなので、BLに抵抗のある人でも読めそうな感じ
読了日:08月16日 著者:如月 弘鷹この愛に溺れろ (ダリア文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 「この愛にひざまずけ」の続編。新装版。組長×顧問弁護士。恋人同士になった後の二人。敵対勢力との不穏な空気が流れる中、蚊帳の外におかれる冬紀が疎外感を感じ、三虎と痴話喧嘩。その後は冬紀が敵対勢力に拉致され、貞操の危機という定番コース。とはいえ、ヤクザ色は薄く、血生臭さはほとんど感じない。ヌル?いヤクザもので、ハラハラはないが安心して読める。傍から見れば、これほど犬も食わない夫婦はないよね・・・要平視点の小冊子で、いつも組長と姐さんの房事を聞かされる組員に少し同情(笑)
読了日:08月16日 著者:早水 しほり普通ぐらいに愛してる (ディアプラス文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ リーマン同士で元同級生。男前受と執着攻で社会人もの。久我作品らしい組合せと設定で、楽しく読めた。受が攻に振り回されてるのは攻を意識してるからだよね。攻がストレートに受にアタックできないのは、『良いカッコしい』だからか(笑) 臆病さと大胆さを合わせもつ攻が人間臭くて良かった。受を振った元カノが、また受に近づいてくるのはBLの様式でもあるが、元カノの性格が悪すぎ。たぶんあの夫婦は離婚するな。巻末短編では、受の尻に敷かれながら、攻が実に幸せそう。素敵なラブラブバカップルだ
読了日:08月15日 著者:久我 有加追憶 (スーパービーボーイコミックス)
評価 ★★★★☆ 待望の小山田さん初コミックス。表題作は小説家×編集者。同時収録の「スタートライン」は陸上部もので、高一×高二。絵が上手い漫画は安心して読めるな~と実感する1冊。どのコマも端正だ。濡れ場も、どんな体位もデッサンに狂いがないので、ストレスなく浸れる。ストーリーは、まだぎこちないというか、少し固い部分は感じるけれど、どちらも好みのタイプの話。初コミックスとしては、上出来では。絵は良くても、漫画は・・・というレーターさんもいるが、そういう意味では期待は裏切られず、次作への期待が膨らんだ
読了日:08月14日 著者:小山田 あみそんなこととはツユ知らず (B‐PRINCE文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 鳶×鳶見習い。職業がガテン系という以外は、とても普通のBL。知り合って、好きになって、想いが通じ合ってから結ばれる・・・というプロセスも健全だし、お仕事面もきっちり組み込まれている。でも、英田作品には求める基準が高いので、少し物足りなさも。朋也があまりウジウジしてなくて、ポジティブなとこが良かった。むしろ、葛城の方が大人の分別で煮え切らなかったような(笑) 浜野の方が葛城よりもカッコ良くみえたな。ガテン系なのに可愛い仕上り。でも、英田作品はやはりハードな方が好きだな
読了日:08月14日 著者:英田 サキONE PIECE 12 (ジャンプ・コミックス)
評価 ★★★★☆ 鯨・ラブーンの話が良かった。ラブーンの目が可愛い。クロッカス爺さんも良い人。ラブーンに新しい『待つ意味』を与えたルフィは良い仕事をした。くいなに似たたしぎとスモーカーがルフィとゾロを追う。こちらも気になる。遂に偉大なる航路に入ったルフィー達の冒険が始まる。※レンタル本
読了日:08月13日 著者:尾田 栄一郎ONE PIECE 11 (ジャンプ・コミックス)
評価 ★★★★☆ サメ男とルフィの一騎打ち。ルフィ強かった!『ゴムゴムの網』は新しい技だなあ。ナミの故郷の人々を救い、ナミをサメ男から解放したルフィ。敵も強くなるが、ルフィも益々パワーアップしてる。ゾロも新しく2本の名刀を手に入れ、更に強くなるだろう。ルフィが”お尋ね者”になった。ルフィが死刑台で処刑される危機一髪のところで、落雷で助かる・・・天も味方につけた。死刑台で笑ってるルフィはすごい。しかし、それ以上にレディー・アルビダの変身がすごすぎ。チラッと登場した赤髪のシャンクスが気になる※レンタル本
読了日:08月13日 著者:尾田 栄一郎ONE PIECE 10 (ジャンプ・コミックス)
評価 ★★★★☆ ルフィと仲間達と、魚人一派の戦い。瀕死の身体で戦い、勝利するゾロがカッコ良かった。今回は水に弱いルフィが溺死しかけ、ハラハラ。ゴム人間の特徴を生かし九死に一生を得る。やはり便利な身体だ。ゾロもサンジもボロボロになった後は、甦ったルフィにバトンタッチ。抜群のチームワークを見せた。サメ男との対決はいかに!? ※レンタル本
読了日:08月13日 著者:尾田 栄一郎捨てていってくれ (ガッシュ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 「犬と小説家と妄想癖」のスピンオフ。旧装版で既読だが、新装版で再読。バイト大学生×エロ小説誌編集長。沖屋の女王様っぷりと、隆之の一途さがいい。毒舌で厳しい鬼の沖屋の仮面の下には、ガラズ玉のように傷つき易い繊細な心が隠れていた。本当は誰よりも純度の高い愛を求めていて、それを持ってる男が沖屋にとっての『極上の男』。素はとても可愛い人なのだ。隆之にとってもそんな沖屋は『一生離さない』宝物で、仕事では目標の人。とてもいい関係の恋人同士だ。最後のEDの沖屋の対処法が気になるな?
読了日:08月13日 著者:高遠 琉加犬と小説家と妄想癖 (ガッシュ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 旧装版で既読だが、新装版で再読。官能小悦家×数学教師。再読し、やはり心情描写が丁寧だなと感じる。不精だけれど実は繊細な攻と、潔癖症で純粋だがツンデレな受。攻が諦めようとすると、その都度受が追いかける。受は無自覚に残酷で、でも受視点なので、受の気持ちもよくわかる。7年かけて除々に積った受への恋情は消し難く、反対に好きになりすぎて臆病になる攻。不器用な追いかけっこが終わる、攻視点の書き下ろしがとても良い締めになっている。旧装版で少し物足りなかった部分がこれで補完された
読了日:08月09日 著者:高遠 琉加龍の復活、Dr.の咆哮 (講談社X文庫―ホワイトハート)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 「龍&Dr.」シリーズ13作目。組長代行になった氷川。清和や周囲の反対を押し切って今回も暴走に次ぐ暴走。清和と組員に同情してしまう(笑) ノンケも惑わす氷川の色香も、益々パワーアップ。裏切者の疑いを、最後に策士らしく、見事に晴らした祐。それに比べ、清和が今回はあまり出番がなくて残念。トンキワ度がどんどんUPし、反比例のようにエロ度は益々ダウン。東和会は片付いたが、名取Gとの問題は残り、裏切者は誰かもまだ未解決。その宿題は次巻に残される。まだまだ目が離せない
読了日:08月06日 著者:樹生 かなめ,奈良 千春愛の巣へ落ちろ! (白泉社花丸文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ タランチュラ×シジミチョウ。虫擬人化ファンタジー。未来の虫人間社会の設定が抜群に面白い。階級の壁で、受が様々な苦難に見舞われたり、憧れの攻に物扱いされて傷つく姿に胸が痛んだ。でも、ヒドい攻も言葉と心がウラハラな不器用さが憎めなかった。ただ、「性モザイク」という半陰陽っぽい設定と妊娠ネタ(してなかったけど)が苦手なので、BLとしては今一つ萌えきれなかった。興味深い脇役が多かったので、スピンオフは読んでみたい
読了日:08月05日 著者:樋口 美沙緒美女、ときどき野獣 (キャラコミックス)
評価 ★★★☆☆ 表題作3部作は普通に面白かった。女装の似合う攻×女アレルギーの受。一目惚れした相手が女装した男で、女アレルギーを治す手伝いをしてもらう内に、恋仲に。攻が気性の気持ち良い奴だし、男同士の関係に腰が引けてた受も最後は男らしく攻の気持ちに応えた。タイトルから予想してたよりも普通な話だった。もっと女装を全面的にだしても良かったような。もう1CPの占いクラブの方は、テーマの焦点が定まらず今ひとつかな。絵は丁寧で綺麗。初コミックスのせいか、もの足りないところはあるけど、好感はもてる
読了日:08月04日 著者:黒沢 椎記者と番犬 (ガッシュ文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ カメラマン×記者。家事機能搭載型年下ワンコ攻。幼馴染みで再会したら、子犬が大型犬になっていた・・・好き設定なので、それなりに面白く読めたけど、読後のインパクトが弱い。記者とカメラマンという設定を生かし切れてない。もう少し仕事面を書きこんだら、話に厚みがでたのに。事件記事を得意としてるのに、ほとんど温泉ばかり。受の頭の中は恋愛のことばかり(笑) 汚職事件をもっと掘り下げた方が面白くなったのでは。受の性格が薄情っぽくて魅力が今ひとつ。攻は顎髭はない方がいいと思う
読了日:08月04日 著者:洸うたかたの愛は、海の彼方へ (ガッシュ文庫)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★★ トルコからの使者×ヴェネチア貴族。幼馴染み、主従、下剋上、男前軍人受、ロミジュリ、時代物、兄弟もの・・・ぎっしり好物が詰まった宝箱のよう。しかも、小説の世界観と挿絵がベストマッチ! 時代設定がイタリアルネッサンスというのも私的には凄く嬉しい。時代考証はさほど厳密ではなさそうだが、現地取材の賜物か、臨揚感は十分。上下巻にしてもいいくらい内容が濃いので、終盤あたりが急ぎ足だったのが少し惜しい。見方によればかなり楽観的なラストだが、読後感は良く満足できた
読了日:08月03日 著者:華藤 えれな八月七日を探して (キャラ文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 記憶喪失もの。事故で失くした3ヶ月間の記憶を探す受。レイプされる悪夢。相手は誰なのか・・・という犯人と、自分の本心探しのお話。擦れ違いの原因は好きな相手に相応しくなれないという思いこみからくる受の劣等感。そして、全てに秀でてるのに、好きな相手にだけ臆病な攻の不器用さ。傍からみてた当て馬君は、さぞやもどかしかっただろう。タバコの火傷痕とか階段から落ちた理由とか謎のままなのが残念。これからはバカップル一直線だな
読了日:08月02日 著者:樋口 美沙緒
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2010/09/01 08:05 | 読書メーター | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
『ワンピース』結構進みましたね♪私は最初の頃のお話が好きなんですよね♪空島あたりまではちゃんと購入してまいした・・・。まだまだですね♪でもなんか懐かしいです。
ついに川唯さんに突入しましたね♪私大好きです。可愛いしお話もいいし・・。他のも試して見て下さい♪
No:773 2010/09/02 22:27 | 桃次郎 #- URL [ 編集 ]
桃次郎さんへ
「ワンピース」、まだまだです。気が遠くなりますね~。
まだ14巻ですからね。どこまでついていけるだろう・・・(笑)
川唯さんは、「カフェラテ・ラプソディ」で3冊目なんです。
「あの角を曲がったところ」と「雫 花びら 林檎の香り」を読みました。
可愛いし、私の好きな年下攻が多いので、気に入ってます♪
「胡桃の中」の3巻目が10月だったかな?にでるみたいなので、でたら3巻まとめて読みたいです!
No:774 2010/09/02 22:38 | みずほ #- URL [ 編集 ]
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