ゆづが卒論を早稲田の学術書に特別寄稿 !(女性自身記事より)
結弦くんの論文の内容についての女性自身の記事が話題になっています。
https://t.co/YJNFPPppay #女性自身 @jisinjp
— みずほ (@traveler_mizuho) April 20, 2021
稚拙と7回指摘 羽生結弦が卒論で見せた判定悪用選手への怒り(2021/04/20 女性自身)
「北京五輪のことは僕はまだ考えられません。願わくばまずは東京五輪が開催できる現実のものになれば。まずはそれを願っています」
16日に行われた国別対抗選手権のフリープログラム後にこう語ったのは羽生結弦(26)。羽生は3連覇が期待される22年の北京五輪については言及を避け、目前に迫る東京五輪の成功を願っていた。
そんななか、羽生には“フィギュア界への願い”もあった。それは採点制度の改善だ。
昨年、早稲田大学人間科学部通信教育課程を約7年かけて卒業した羽生。在学中、研究者として打ち込んだのが、モーションキャプチャを活用し、フィギュアの動きをデジタルデータ化すること。
ゼミの担当教員で、卒業論文も指導した早稲田大学人間科学部人間情報科学科の西村昭治教授は、羽生が研究によって目指す“目標”について本誌でこう語っている。
《曖昧な部分もあるフィギュアの採点をAIを使ってクリアにする。この研究を続けていけば大がかりな装置も必要なく、普通のテレビカメラでもなんとかなるという可能性を示してくれました。これは本当にフィギュアスケートの歴史を変えるような研究になるのではないかと思います》(’20年12月1日・8日号)
そして本誌は今回、羽生が同学部の学術誌に特別寄稿するにあたり加筆・修正した卒論を独自で入手。論文で羽生は現状のフィギュア界の採点制度への疑念をこう綴っている。
《全ての選手の全ての要素に対して、ガイドラインに沿った評価ができるのだろうか。(中略)特にジャンプの離氷時の評価は非常に曖昧で、審判員の裁量に完全に委ねられているように感じる。実際に、インタビュー等で審判員の判断に苦言を呈している選手もいる》
羽生の怒りはそんな判定制度を“悪用”する選手やコーチにも向けられていた。
■「これは正しい技術ではなく、稚拙なジャンプ」
「論文でモーションキャプチャの精度を検証するため、羽生さんは自らを実験台に、アイスリンクで1回転ループや3回転半など6種類のジャンプを跳び、そのデータを測定。検証は見事成功し、論文でも『これは極めて優良なデータになったのではないかと感じる』と結果に自信をかせていたそうです」(大学関係者)
しかし、ループジャンプの検証ではこう綴っている。
《ループジャンプは右足で遠心力を利用しながらジャンプするが、飛び上がるまでに遅い、つまり、離氷せずに回転数を稼いでから離氷するようなジャンプを行うスケーターらがいる。これは正しい技術ではなく、稚拙なジャンプであるが、これを現ジャッジングシステムでは減点対象であると明記してあるのにもかかわらず、離氷を判定する基準がないため、これの適用がうまくできずにいた》
また、こうも綴っている。
《現審判員は1方向からしか見ることができないという物理的な制限があり、プログラムの振付師やスケーターのコーチによっては審判員の死角になるようにフリップジャンプ、ルッツジャンプを配置している》
採点制度の穴を利用した選手やコーチを「稚拙」と一刀両断した羽生。この言葉は論文中、7回も繰り返されていることからも、羽生の怒りの強さがうかがい知れる。
フィギュアスケート評論家の佐野稔さんは羽生が指摘する“稚拙なジャンプ”をこう解説する。
「いちばんわかりやすいのがアクセル。氷上で前向きにある程度回転してから跳ぶのですが、羽生選手は16分の1ほど。しかし、ひどい人は氷上で4分の1回転してから跳んでいます。跳ぶ前の回転においては明確な減点のルールがないのです」
■「技術的な判定は完全にできる」
’84年のサラエボ冬季五輪に出場し、現在は日本スケート連盟のナショナル審判員も務める元フィギュアスケート選手の小川勝さんも羽生の“告発”に理解を示す。
「羽生選手の演技は回転も完璧ですが、そうじゃない選手が大勢いるということ。回転不足の判定問題は、厳格なルールがなく、それを見抜けていない審判も多すぎます。グレーゾーンのジャンプをしている選手が多いのも事実です」
最大の目標である4回転半ジャンプ成功に向けて、試行錯誤を続けている羽生。今回の国別対抗選手権では挑戦しなかったが、その理由については「僕の気持ち優先よりも、みんなの力になれる演技をしたい」と語っていた。
しかし、あるフィギュア関係者はそこにも採点への懸念が影響している、と推測する。
「4回転半はまだ試合で誰も成功したことのない大技。仮に成功しても、“現状の採点制度ではきちんと評価されないのでは”という思いもあるのだと思います」
果たして、羽生が目指す採点改革が実現する日は来るのか。佐野さんは芸術性の評価などの難しさを指摘しつつもこう語る。
「今のテクニカルの部分をAIで正確にフェアに判定し、それをもとに人間が出来栄え点と構成点をジャッジすれば伝統も残ります」
羽生は論文終盤で改革の実現に向けて、こう訴えている。
《一人のジャンプだけではできないかもしれないが、ISUなどの機関が有力な国の連盟に強化選手を使って、少しずつデータをとることを義務付けしてAIを作ったらジャンプに関してだけではなく、ステップやスピンなどの技術的な判定は完全にできるように感じた。(中略)フィギュアスケートにおいてこのモーションキャプチャーは極めて有用であると考える》
羽生の“悲痛の叫び”がフィギュア界の公正な採点につながる日が来ることを願うばかりだ――。
「女性自身」2021年5月4日号 掲載
#羽生結弦 君が早稲田大学の卒業論文を元に執筆した論文「無線・慣性センサー式モーションキャプチャシステムのフィギュアスケートでの利活用に関するフィージビリティスタディ」が収録された『人間科学研究』を指導教員の西村昭治先生から頂きました。卒論を単著で投稿って凄い、まさに文武両道だね。
— 柳谷 登志雄 (@yanagiyatoshio) April 20, 2021

ちなみに羽生さんの論文は多分第34巻 第1号 補遺号。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により第33巻 第2号/第34巻 第1号 補遺号 合併号として発刊… ちょっと本気で探してみた😅
— 🌸ɢᴏᴏᴍ (@GeumNa) April 20, 2021
アカデミアの端っこにおりますが、学部卒論で単著論文はすごいです。まじめにすごいです。
— Megane🌸 (@MeganeSag) April 20, 2021
AIで判定されたら、この完全に後ろ向きのアクセル(通称:バクセル)は淘汰される。
Today! @nathanwchen #ToyotaUSChamps21 pic.twitter.com/9DXR2hYpFa
— U.S. Figure Skating (@USFigureSkating) January 16, 2021
ネイサンは、跳び方をバクセルにしてから3Aが安定した。つまり、マトモなアクセルは跳べない。アクセルはSPでもFSでも絶対入れなくてはならないから、AIが導入されたら、ネイサンは終了する。ダブルアクセルならマトモな跳び方でも跳べるだろうが、さすがに男子で2Aは恥ずかしい。
西山くんは、早稲田の現役学生だから、論文読めるのかな?
羽生先輩!早稲田大学より「2020年度小野梓記念賞」授与されました🌟
— Shingo Nishiyama (@shinnnnn_gooo) April 19, 2021
おめでとうございます。
ゆづ君は本当に偉大な先輩です‼️https://t.co/msMRtDbzbg
高校生トリオの頃から知ってる日野くん。お疲れ様でした。
「なんせ、ゆづがずっとトップにいたので、ゆづのおかげでずっと頑張ることが出来ました。感謝しかないです」
— みずほ (@traveler_mizuho) April 20, 2021
「こうしている間にもあいつは上手くなっているはずだとか考えると、もう取りつかれていたように練習していましたね。羽生選手より怖いものはないですね」https://t.co/vevCDyU99c
日刊スポーツ新聞 羽生結弦4紙セット (ニッカン永久保存版)
参加してます。よろしければ、ポチっと応援お願いします♪
フィギュアスケートランキング
- 関連記事
タグ : 2020-2021_season
2021/04/20 20:15 | コラム・雑誌記事 | COMMENT(7) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
週刊誌なのが気になりますが…
みずほさんこんばんは
結弦くんの論文、言いたいことはシンプルなんでしょうね。
将来的にAIを採用したらどうかという事。
だって古いカメラ一台じゃ、プレロテやエッジエラーも見逃し放題だもん。
見逃されるのは特定の選手らでしょうけど。
ここ数年、意図的な見逃しや盛り採点がひどくなってますからね。
リンク脇のカメラを増やすくらいなら、そんなに資金もかからないのにね?
キヤノンさんあたり、協力してくれますよ!
でもそれされると、ISUが困るんだわ(苦笑)
ネイサンのバクセルね〜。
アクセルはジャンプで唯一、前向きに踏み切るジャンプなのに。
ネイサンは後ろ向きに踏み切ってるじゃないの!
それ、アクセルじゃないよ。バクセルとはよく言ったもんですね? エラーで回転数も誤魔化しじゃないですか(怒)
でも盛り採点だもんね。いくら盛っても、嫌われる一方ですが。
ロシア女子のプレロテクワドも、見逃しです。
ISUは、ロシアとアメリカの言いなり。
しかしスポンサー企業は日本企業ばかりで、日本の懐を当てにする。
もう五輪競技から外れたらいいですよ。以前の五輪でも、カップル競技で不正して処罰を受けたのに。
懲りない連中ですから。ISUも各スケート連盟も。
No:14921 2021/04/20 21:37 | てるこ #- URL [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
No:14927 2021/04/21 03:51 | # [ 編集 ]
おはようございます。
昨日はネットの不具合か?同じコメントが連続して投稿されてしまい、削除のお手間をおかけしまして申し訳ありませんでした。
ネイサンの演技は見る気ならず、今初めてバクセルの事を知りました。
3アクセルが安定したという噂は聞いていたのですがこういうカラクリだったんですね。
みずほさんの発信はやはり凄く貴重で私の様な薄学なフィギュアファンにはありがたいです。
バクセルの事を取り上げている人を他に知らないので、もっと多くの人に知ってもらいたいです。
No:14928 2021/04/21 08:31 | ゆき #- URL [ 編集 ]
掲載されるには
みずほさん、いつもありがとうございます。
卒論30000字を8000字に書き直したんですね。
掲載が決まり、枚数も決まってから直しを入れるので、結構時間がかかります。
一校もありますから、3月出版なら、締切いつだったのかな。
忙しかったでしょうね。
問題提起論文はなるべくはやく、多くの人に伝わった方が効果的です。女性週刊誌ですが、記事が出て良かったかなと思っています。
今後雑誌がどうでてくるか、試金石ですね。
業界の方は、見ない振り、わしゃ知らん、でしょうから。
No:14932 2021/04/22 12:49 | monaka #JalddpaA URL [ 編集 ]
てるこ 様
てるこさん、こんにちは。
>結弦くんの論文
今日、論文が公開されましたね。早くもロシアメディアが取り上げているようです。
AIで踏み切りを厳格に取り締まれば終了する選手は大勢います。結弦くんの論文読みましたが、固有名詞は一切でしていないのにも関わらず、選手の顔が目に浮かびました(笑) スケ連推しの選手が軒並み不利になるので、スケ連も苦々しく思っているかもね。
>ロシア女子のプレロテクワドも、見逃しです
ロシア女子で今厳格にしてもOKなのはリーザとコストルナヤくらいかな。ワリエワもシェルも終了でしょう。でも厳格にしたらしたで、ロシアは対応してきそうな気がします。実弾の数が違う。
>五輪競技から外れたらいいですよ
今のままなら、五輪競技を名乗る資格はないですね。
コメント、どうもありがとう♪
No:14972 2021/04/29 01:30 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
ゆき 様
ゆきさん、こんにちは。
>バクセルの事を取り上げている人を他に知らないので
バクセルの件は、以前TLではかなり話題になってました。ブログではあまり取り上げられなかったのかな?
ちなみにバクセルというジャンプはありません。海外ファンがつけたネイサンのごまかしアクセルの蔑称です(笑)
コメント、どうもありがとう♪
No:14977 2021/04/30 01:10 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
monaka 様
monakaさん、こんにちは。
>3月出版なら、締切いつだったのかな。
>忙しかったでしょうね
ワールドの練習もあったし、地震で大変だったし、その中で論文の書き直し。帰国後隔離された後に国別からSOIのハードスケジュール。SOIではオープニングのセルフコレオして、実質座長もこなす。本当にすごい人ですよね。
論文はガセブンの第二弾でも書かれてましたが、自分のためじゃなくて後輩達のためのものだと思います。自分の現役には間に合わない。自分が受けたような理不尽な思いをもう後輩達にはさせたくないのでしょう。それにこのままの採点が続けば、フィギュアはどんどん衰退してしまいます。
組織の自浄作用は期待できません。よほど大きな外圧が必要でしょうね。
コメント、どうもありがとう♪
No:14979 2021/04/30 01:39 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)