羽生結弦リスペクトを公言している五輪選手まとめ & 五輪の行き過ぎた商業主義について

東京オリンピック・パラリンピック内定選手一覧に「こんな人になりたい、一度会ってみたいと思う憧れの方はいらっしゃいますか」という質問があり、多くの選手が「羽生結弦」と答えていました。他競技の選手からもリスペクトされてる羽生結弦。



高橋藍(男子 バレーボール)
林琴奈(女子 バレーボール)
畠田瞳(女子 体操)
杉原愛子(女子 体操)
竹中七海(女子 新体操)
木島萌香(女子 アーティスティックスイミング)
三上紗也可(女子 飛込)



上の7人のアスリート以外でも、「羽生結弦」の名前をきくことがとても多いのである。


 東京五輪男子柔道60キロ級で、2016年銅メダリストの高藤直寿(28)=パーク24=が、今大会日本選手団最初の金メダルを獲得した。2018年平昌五輪男子フィギュアスケートで連覇を果たした羽生結弦(26)=ANA=の演技と言葉に刺激を受け、つかみ取った約3年前の羽生と同じ日本選手団第1号金メダルだった。

 2018年2月の平昌五輪。男子フィギュアスケートで、羽生結弦が圧巻の演技で日本選手団第1号となる金メダルを獲得した。記者は当時、弊紙のメダリストコラムで高藤を初めて取材した。「五輪メダリストとなって初めて見る五輪。夏と冬は違いますけど皆、この大会に人生をかけているんだろうなぁ。重圧きついんだろうなぁ、と自分の経験を重ねながら見られるのは、出た人にしか味わえない五輪の楽しみ方。良いも悪いも1日で決まってしまいますから。羽生選手に対しては、周囲は優勝を前提に見ていますよね。ある意味で、「お家芸」と呼ばれる柔道にも通じる重圧かと思います」とその重圧とストレスをおもんぱかっていた。

 右足首の故障も抱えながら連覇に向け、優勝候補の本命として勝つべくして勝ち取った金メダル。高藤はテレビの前で、羽生の滑りに釘付けとなったという。「心から感動しました。自分の現状や強さ、弱さを熟知できている。五輪だからこそ、自分にできる最高の演技がしたいと思う中で、その日のベストを出し尽くすことに徹した」と圧巻の滑りを分析した。

 五輪連覇後のインタビューで羽生は「勝たないと意味がないので、この試合は。これからの人生でずっとつきまとう結果。本当に大事に、大事に結果を取りにいった」と本心を語った。高藤はその言葉に聞き入り「インタビューを見て感動した後、自分ももっと頑張らなきゃ、負けていられないな、という感情がわきました。やっぱり僕も金メダルが欲しい。自国開催の東京五輪での金メダル。この時期に生まれた運もないと味わえない体験ですから」と、東京五輪での世界一に照準を絞った。

 高藤が初出場した2016年のリオデジャネイロ五輪。今大会と同じく日本選手団第1号金メダルを期待されたが、準々決勝でまさかの一本負け。銅メダルに終わった。「人生を大きく変えてくれるのが五輪のメダル。僕の中では金メダルを逃した悔しさの方が今でも大きい」と話していた。「当然、各大会の日本選手団第1号金メダルの期待と重圧は大きなものがあります。生涯で一番輝ける舞台ですから、できれば自分が第1号になりたいという欲もわきますよね」と、羽生の雄姿に東京五輪金メダル第1号への強い思いも口にした。

 そして昨日。羽生のような華麗さや派手さはなかったかもしれない。大喝采が降り注いだ平昌五輪とは異なり、コロナ禍で柔道会場の日本武道館は無観客だった。それでも高藤は羽生と同じく、夢舞台で冷静に自分の試合に徹し、決勝までの3戦をすべて延長戦で競り勝った。「豪快に勝つことができなかったけど、これが僕の柔道」―。泥臭く、粘り強く。羽生と同じく日本選手団大会最初の金メダルを手に入れて日本中を感動に包み、日本選手団を勢いづけた。まさに有言実行の見事な金メダルだった。(04年アテネ五輪、08年北京五輪担当・榎本 友一)



2年前の報知の記事でもとりあげられてました。残念ながら記事は現在削除されています。


meruさんが該当箇所を書き出してくれてました。ありがとうございます。

meruさんのツイより

五輪だからこそ、自分にできる最高の演技がしたいと思う中で、その日できるベストを出し尽くすことに徹した。普通の人にはできない強さ。それができてしまう羽生選手は、怪物だなって感じました。

周りに何も言わせないようなあの強さは圧倒的。羽生結弦という人間のすごさを日本中、いや全世界に発信したという感じで見ていました。インタビューを見て感動した後、自分ももっと頑張らなきゃ、負けていられないな、という感情がわきました。やっぱり僕も五輪の金メダルが欲しい。



こちらは、柔道で五輪連覇した大野選手の井上監督の言葉。


 井上監督は2000年シドニー五輪をオール一本で制しながら04年アテネ五輪ではメダルを逃した。冬季五輪を連覇したフィギュアスケートの羽生結弦(ANA)を引き合いに「自分に酔い、演じきれる超一流の強さがある。不安や恐怖との葛藤があっても妥協や遠慮をせず、ストイックに準備できるかが異常性」と選手たちに求めた。


井上監督は2018年の平昌五輪のときにも絶賛してました。


 柔道日本男子監督で00年シドニー五輪金メダリストの井上康生氏(39)が19日、ドイツ遠征への出発前に成田空港で取材に応じ、平昌五輪で金メダルを獲得したフィギュアスケート男子の羽生結弦(23)=ANA=について「真の王者。体全体から発するオーラは何なんだというものがあり、全体を巻き込んでしまう力がある」と感嘆の声を上げた。

 日本中が固唾(かたず)をのんで見守った17日の大一番は、ミーティングを中断してテレビ観戦。「声を張り上げて見ていました。技術的なものはわからないが、独特な表現力、華麗さやしなやかさがあって、とてつもないなと思った」とたたえた。

 大会前に右足首を負傷しながらも王者の演技を見せたことについても、「とてつもないメンタリティーの持ち主」と最敬礼。「物理的にはケガをしない方がいいが、ケガを負った後に自分自身をどう持って行くのか(が大事)」と異常なまでの精神力の強さに目を見張った。



こちらは、内村選手の言葉。


 6種目でも1種目でも、理想は変わらない。「見ている人に体操を見ていると思わせないこと」。体操の英語表記は「Artistic Gymnastics」。「アートじゃないといけない。絵画を見ているような、美しい景色を見ているかのようと思わせるのが理想」。特に建築物に関心があり「お城とかすごく好き。人がつくったものに美しさを感じる」と話す。

 中でも「姫路城には勝てない。一番美しいと思う」。10年ほど前に訪れ、優美なたたずまいに言葉が出なかった。「それが『本物』だと思う。フィギュアスケートの羽生(結弦)君の演技も近い」。長い年月をかけて一工程一工程を丁寧に積み上げる築城の作業のように、体操を極めてきた。世代交代こそ感じ取っても、体操への探求心は失っていない。



元フェンシング協会会長の太田さんの言葉。全くそのとおり。
さらに言えば、金と銀も天と地ほどの差があるのです。



夏季競技のアスリートや関係者の皆さんが、結弦くんを高く評価してくださるのは嬉しいこと。やはり、あの怪我を乗り越えて勝ち取った五輪二連覇は、夏季競技アスリートにも、すごい勇気を与えたんでしょうね。


しかし、その一方で、お祭り気分で浮かれている場合ではない現実もあります。

あの学園祭みたいな開会式に、165億。どんだけ中抜きされてるんだろ。


日本はオリンピックに3兆円以上つかってますよね。






日本人のメダルラッシュで盛り上がっていますが、開催に伴う犠牲はあまりにも大きすぎる。私は五輪の異様な商業主義には辟易しています。医療崩壊まったなしの感染増加の中、強行開催のツケは国民に回ります。もとより7千5百億でできるはずだった五輪が実際使われたのは五輪史上最高の3兆円超え。強行開催による感染増加で国民は健康の犠牲を強いられるだけでなく、宴が終わった後は、増税という形で尻ぬぐいをすることになるのでしょうね。


どうすんの、これ。明日は大台かな。



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2021/07/27 16:25 | ISU/JSF/IOC/JOCCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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