2010年9月の読書メーター

2010年9月の読書メーターをUPします。

内訳は、小説13冊、漫画17冊。

9月は珍しく、小説より漫画の方が多かった。これは、月の終盤に、せっせと漫画の積読本消化をしたため。
「あふれそうなプール」面白かった。積読だったけど、もっとさっさと読めば良かった。
小説の積読では、「だまし討ちだぜ、DR」シリーズがようやく読めた。これも楽しかったです。

あと、小説では、「星屑シトロン」「恋する遺伝子」「薔薇の刻印」などが安定した面白さ。
漫画では、「花は咲くか2」が良かったです。

読書メーターには載ってこないけれど、同人誌をいつもより読んだ月でした。


9月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:5801ページ

ルートヴィヒ2世 下 (双葉文庫 ひ 9-2 名作シリーズ BOYS LOVE)ルートヴィヒ2世 下 (双葉文庫 ひ 9-2 名作シリーズ BOYS LOVE)
評価 ★★★☆☆ 聡明でありながら、王としての責務から逃避し続けたルードヴィッヒ。望んでなった王でないにしろ、破滅に向かっていく彼の弱さに共感はしにくかった。王を最後まで一途に愛し続けたホルニヒの忠誠心が切ない。純粋であり過ぎた故の悲劇にはやり切れなさが残る。もっと壊れた王が破滅に走る耽美路線の方が納得できたかも。力作ではあるので、この時代の歴史に興味がある人なら読んでもいいのでは
読了日:09月30日 著者:氷栗 優
花盛りの庭 2 (ホーム社漫画文庫) (HMB S 5-2)花盛りの庭 2 (ホーム社漫画文庫) (HMB S 5-2)
評価 ★★★★☆ 女の強さと男の弱さを感じさせる作品。雅樹の母・佐保も、妻・瑞穂も、娘・春佳も、皆男達よりも強くたくましい。親子4代に渡るメロドラマ・・・家族のあり方を考えさせられた。一家の歴史を見守り続けた「花盛りの庭」。その庭に家族が育まれ、ときに反発し、最後に帰っていく・・・年月とともに新しい家族に形を変えながら。ダイゴローがすごく良い男だった。彼がいなければ雅樹は壊れてたと思う。男は外見ではない!とBL読みなのに思ってしまったよ(笑)
読了日:09月30日 著者:坂井 久仁江
花盛りの庭 1 (ホーム社漫画文庫) (HMB S 5-1)花盛りの庭 1 (ホーム社漫画文庫) (HMB S 5-1)
評価 ★★★★☆ 国枝彩香さんの一般コミックを読んでみた。同性愛&近親相姦&不倫&裏切りなど禁断要素満載。内容のわりに、絵柄のせいかわりとドロドロ感は少ない。絵はシリアス、ストーリーはコメディの方が好きな作家で、今回も絵はとても美しかった。薄暗さと寂寥感を漂わせた雰囲気が少し苦手だったが、最後、雅樹とダイゴローが男夫婦(?)になったところで、少しコメディにシフトしたような錯覚に(ダイゴローはとても良い人。外見がコメディになるだけで) 好きかどうかは別にして、作品としては良くできてると思う
読了日:09月30日 著者:坂井 久仁江
ルートヴィヒ2世 上 (双葉文庫 ひ 9-1 名作シリーズ BOYS LOVE)ルートヴィヒ2世 上 (双葉文庫 ひ 9-1 名作シリーズ BOYS LOVE)
評価 ★★★☆☆ 初読み作家だが、ルードヴィヒに興味があって。初出が十数年前の作品故か、カバー絵と本編の絵が少し違う。絵柄が古いのは仕方ないとはいえ、少女マンガチックな絵はあまり好みではなかった。もっと退廃的な狂王を期待したが、美貌の馬丁との純愛路線。力作だとは思うけれど、色んな意味で想像とは違っていて残念。巻末の作者のドイツ旅行記は面白かった
読了日:09月29日 著者:氷栗 優
あふれそうなプール 3 (HUG文庫)あふれそうなプール 3 (HUG文庫)
評価 ★★★★☆ 完結編。木津が家庭の事情で日本を離れることになる。一方で、鉄央にも、主演した自主映画が注目され、新たな道が開ける。二人が大人になった番外編が3巻ともに収録され、ずっと離れない二人の絆が嬉しかった。光る脇役だった彦根の番外編・・・あの飄々とした彦根にこんな壮絶な過去があったとは驚き。大人になった良太も見てみたかったな。ベタベタした甘さは皆無なのに、木津と鉄央の間に漂う空気はとても色っぽい。特に鉄央の流し眼は凶悪。基本甘口BLが好きだが、たまにはちょっとスパイシーなBLを読むのもいいものだ
読了日:09月29日 著者:石原 理
あふれそうなプール (2) (HUG文庫)あふれそうなプール (2) (HUG文庫)
評価 ★★★★☆ 前半は木津×鉄央。良太が劇的に変わった。サブキャラからメインキャラになってどんどんカッコ良くなっていく。木津に心乱された鉄平の安息所・・・という「良い人」ポジションは気の毒だが、助演男優賞なみの存在感になりつつある。後半は「色悪」で竜矢(良太のいとこ)×優市(良太の次兄)。竜矢がカッコ良い。優市は、「色悪」というより「魔性」という感じ。これからは竜矢の大きなプールの中で存分に溺れればいいと思う。「触れない指先」は生徒×教師。全編10年以上前の絵だが、今のよりこの頃の絵の方が好みかも
読了日:09月29日 著者:石原 理
あふれそうなプール 1 (HUG文庫)あふれそうなプール 1 (HUG文庫)
評価 ★★★★☆ 高校生もの。16歳同士。「人は心の中にみんなあふれそうなプールをかかえている」・・・感受性が強く誰よりも激しく波うつ小さなプールをかかえる鉄央。鉄央の心のプールをかき乱す木津。鉄央の心の安息所的存在の良太。登場する少年達が魅力的。人より先に大人になった子供。心と身体のバランスがまだとれない若さ。友情以上恋愛未満の想い・・・複雑に入り乱れるこの世界観がいい。甘い言葉も態度もなく、心のプールが溢れるままに求めあう衝動は、慣れ合わないこの二人によく合う。硬質なラブが、絵柄にすごく合ってる
読了日:09月29日 著者:石原 理
139 2 (OPTiC COMICS 40 OKS COMIX作家SELECTIO)139 2 (OPTiC COMICS 40 OKS COMIX作家SELECTIO)
評価 ★★★★☆ イサクさんのゾロサン本は楽しい。イサクさんの二次本で「ワンピ」本家も読むようになった。ゾロとサンジをしっかりイサクワールドのキャラに昇華してしまってるのが見事。不思議が一杯のグランドライン。子供になるキャンディで13歳になってしまったゾロ。素直な純情ゾロはサンジに懐く懐く・・・実に可愛いのだ。最後に19歳に戻ったゾロとサンジのエッチがあったけど、チビゾロのファーストキスの相手がサンジなら、いっそ筆おろしも・・・と不埒なことを思ったのは私だけか?(笑) イサク本は何を描いても爽やかでいい
読了日:09月28日 著者:139
ラブレター (双葉文庫 う 10-2 名作シリーズ BOYS LOVE)ラブレター (双葉文庫 う 10-2 名作シリーズ BOYS LOVE)
評価 ★★★★☆ 16Pのショートを中心にした作品集。様々な恋の一場面を切り取った短いものなのに、恋人達の背景や話の前後に想像が拡がるような余韻のある作品ばかりで、短編が上手い作家という感じがする。16P作品集ということで、16年、16枚の写真、16通のラブレターと、16という数字にかけた作品もあり、3組の恋人達がコラボする短編にはジンときた。「乾らし」と「雪騒ぐ夜」の連作は泣ける。「初恋」とか「告白」とかは、もう少しその後も読みたかった。「ラブレター」攻の保育士姿が見れて安心した。全体的に良作だと思う
読了日:09月28日 著者:梅太郎
良家の子息は諦めない (クリスタル文庫)良家の子息は諦めない (クリスタル文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ ボディガード高校生×御曹司高校生。いくらなんでも命狙われ過ぎ、誘拐され過ぎ、もう何回目?とか、そのわりに警備体制甘すぎじゃね?とか、周囲は裏切り者だらけか!とか、突っ込みつつ楽しんだ。「龍&Dr.」の二人を高校生バージョンにするとこんな感じかも。無口で口下手で女にモテる伊吹はプチ清和だし、綺麗で天然でヤキモチ焼の公貴はプチ氷川って感じ。御曹司が襲い受のギャップがいいね。軽いコメディでコーティングしながら、描いている内容は結構シビアで残酷な現実ってのも、この作者らしい
読了日:09月27日 著者:樹生 かなめ
beast & feast (ショコラコミックス)beast & feast (ショコラコミックス)
評価 ★★★★☆ ヤクザ×刑事。同級生再会もの。ストーリーはテンプレだけど、エロが素晴らしい。変にボカさず、大らかにサービス精神たっぷりに見せてくれる、その心意気が素敵。受にしっかり筋肉があって、しかも色っぽいのが好み。刑事にしては何かと迂闊すぎだけど、そこも可愛い。攻の組長就任も見てみたいので、続編読みたいかな。強面の肉食系攻が、ワンコになるのもいいね。あまりおあずけはきかないが(笑) 前に「ヤクザ×ホスト」もあったけど、こちらの方が面白かった
読了日:09月26日 著者:亜樹良 のりかず
花は咲くか 2 (バーズコミックス ルチルコレクション)花は咲くか 2 (バーズコミックス ルチルコレクション)
評価 ★★★★☆ 家主の蓉一に下宿人4人。こういうひとつ屋根の下ものは好き。ただし、ラブはと?てもゆっくり。2巻目でようやく桜井は恋を自覚。蓉一は桜井に惹かれてるが自覚してるかどうか微妙。若者組とおじさん組が皆和気藹藹として、楽しい雰囲気がいい。1巻目はサエない感じだった桜井がカッコ良さと可愛さが同居したナイスミドルに見えてきたし、蓉一はどこか天然っぽい美人さんで、とってもお似合いの二人に思えてきた(笑) 読むごとに味がでる作品。やっとキスまでこぎつけ、次は1年先かな? 気長に待ちます(笑)
読了日:09月25日 著者:日高 ショーコ
恋愛革命 (ショコラノベルス)恋愛革命 (ショコラノベルス)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 大学生×会計士。淡々とした語り口と、主人公が追い詰められていく息苦しいような心理描写がベストマッチ。最初は瑞希が性格最悪の嫌な奴に見え、瑞希を好きになる虎之介がマニアックに見えたが、常識人だった虎之介がどんどん壊れていくにつれて、瑞希の方が普通に見えてくる。その逆転していく過程に惹きつけられた。わからなかったのが西山。彼のキャラと間男が合わず、無自覚に瑞希が好きで、恋人と引き裂こうとしたのじゃないかと深読みしたよ。ゲイの怯えや葛藤がここまで深く描かれるのもBLでは新鮮
読了日:09月25日 著者:海賀 卓子
覇者の玉杯 (ミリオンコミックス Hertzシリーズ)覇者の玉杯 (ミリオンコミックス Hertzシリーズ)
評価 ★★★☆☆ 総督×征服された国の王子。なんちゃって中華もの。ロミジュリ+若紫+復讐劇・・・かな。真赭が突然樹雨を玩具扱いしだした変わり方が唐突な感じがした。青砥をああいう形で捨て石にする必要性もあまりなかったんじゃないかな?。後味悪かっただけのような。ハッピーエンドだけど、そのうち二人とも后を娶らないとダメじゃないの?と思ったり(笑) それなりに楽しめたけど、全体的に少しスケール負けしてるかな。ペーパーで本編最終ページの不安を払拭してたのは良かった
読了日:09月22日 著者:日輪 早夜
愛の謎が解けたとき (幻冬舎ルチル文庫)愛の謎が解けたとき (幻冬舎ルチル文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 板前×IT企業社長。元々BL畑の作家さんじゃないせいか、BL擦れしてない切り口が新鮮だった。ただ反対に、BLとしての艶・色気に乏しいかな。情緒が安定しててバランス感覚がある谷と盗聴は結びつき難く、何ヶ月もたって何故命を狙われたのか?とか引っ掛かるところはあるが、全体的にセンスが良い新人さんだと思った。啓一のアダルトチルドレンぽい部分が可愛く感じられたので、キャラ作りにも成功してると思う。北村にとって谷は優良株だったね。BLの水にもう少し慣れたら、もっと面白くなると期待
読了日:09月22日 著者:斉藤 まひる
恋する遺伝子―嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫 こ 6-4)恋する遺伝子―嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫 こ 6-4)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 劇団員×公務員。半陰陽でもない正真正銘の男が妊娠!というトンキワ設定。今回は妊婦の心得指南か?(笑) いくら作家のファンでもここまでする?という妊娠ファンタジーっぽい暴走っぷりに口をアングリ空いて読んでたら、最後のオチで納得! 読者は皆騙されたね(笑) 今回はまたエロ少なめかな?と思ってたら、最後の和久井×結哉編でアホエロ補給・・・このあたりのサービス精神も素晴らしい。騎一と尚の後日談や座長編も読んでみたいもの
読了日:09月22日 著者:小林 典雅
本気になったメリーマン(マーブルコミックス) (MARBLE COMICS)本気になったメリーマン(マーブルコミックス) (MARBLE COMICS)
評価 ★★★★☆ 大学生同士。アパートお隣さん。最初は興味本位が本気に・・・のノンケ攻と、元々攻が好きだったゲイの受。3年前の一度きりのSEX・・・遠回りして、お互い様々な男女が通り過ぎて。神林を忘れるための男遊び・・・擦れてしまったようで実はずっとピュアな恋をしていた奥。奥の最初の人が神林で良かったなと思う。見栄っ張りで素直じゃなくて、本当は弱い奥が可愛かった。二人の同棲生活も少し読みたかったな
読了日:09月21日 著者:嶋二
不器用なサイレント 3 (ビーボーイコミックス)不器用なサイレント 3 (ビーボーイコミックス)
評価 ★★★★☆ サブCPの加賀見×裕司編。メインCPよりこちらの方が好みかも。智のお母さんがちらっとしか出ないのに、何故か絶大な存在感(笑) 本当に「不器用」なのは智よりも裕司かも?と思う程、グルグルしてるツンデレ受が可愛い。フェロモン垂れ流しの加賀見が、初心な裕司を薄皮を剥ぐようにジワジワ自分のものにしていく過程がたまらないなあ。まだ恋人同士にまではなってない二人。あとは続編(完結編?)のお楽しみということで
読了日:09月21日 著者:高永 ひなこ
大人の問題 (花音コミックスミニ)大人の問題 (花音コミックスミニ)
評価 ★★★★☆ BLレーベルだけどBLではないような(笑) ファミリーもの? ゲイ夫婦を中心に家族が増殖したり消滅したり・・・深刻な話題にもメゲず、笑いに転化させてしまう逞しいキャラ達。特に原嶋の元妻・由美子が主役を喰う存在感。悟郎の兄・一もトボけた味が良かった。笑い処満載のドタバタコメディ。15年前の作品でも古さを全く感じないのはさすが
読了日:09月21日 著者:今 市子
あの日、校舎の階段で (ショコラノベルス)あの日、校舎の階段で (ショコラノベルス)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ リーマン同士。元高校の同級生。すごかった。遠藤の壊れ方・病み方が。執着攻好きだが、さすがにこれは引く。強要、脅し、明らかなストーカー行為から始まった歪んだ関係・・・だが笠井は最後自分の意志で遠藤の手をとった。本当にいいのか?やっと逃げられたのに・・・とハッピーエンドでありながら、心から「良かった」とは言えない自分がいる(笑) 木原作品の執着攻を彷彿させる世界。リアルすぎて不快感を感じる部分もあるが、嵌るとクセになる作風かも。好き嫌いはありそうだが、実力派新人だと思う
読了日:09月20日 著者:佐田 三季
好きで好きで好きで (角川ルビー文庫)好きで好きで好きで (角川ルビー文庫)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★☆☆ 旧版で既読だが、新装版で再読。建設会社社員×生花店店員。純度100%の濃度で三浦の片恋の切なさだけが語られる前半。強すぎて隠しきれず溢れ出てくる想いが読み手側にも流れ込んできて胸が痛くなる。後半は堂島視点。同じ場面を両側から見ることで、二人の心情がすっきり理解できるようになっている。堂島の恋人は片恋の苦しみを更に盛り上げる道具立てに過ぎず、堂島が自分の気持ちに気付いた途端、役を終えた彼女はあっさりと退場した。書き下ろしの最後の一行が良い締めになっている。二人に幸あれ
読了日:09月17日 著者:高遠 琉加
勾留中のアステリアス (ディアプラス文庫)勾留中のアステリアス (ディアプラス文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 法曹新シリーズ。検事×事務官。「ロマンスの黙秘権」と軽くリンク。准己に会えて嬉しいよ。正義感の強い直情攻と、攻をたてる賢妻受。精一杯背伸びしてる年下男の気持ちを汲んで、亭主関白を演じさせてあげてる懐広い陽希。実際は陽希の掌で転がされ、手綱を握られてるのだなあと苦笑。でも、祐真の転勤では、仕事を捨てて祐真に付いて行く決心をしてた陽希。一端こうと決めると、祐真よりいつも潔い人なのだ。表亭主関白・裏カカア殿下カップルかな? この作者の法曹ものは、やはり安定してる
読了日:09月16日 著者:うえだ 真由
星屑シトロン (クロスノベルス)星屑シトロン (クロスノベルス)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ シリーズ3作目。フェロモン番長×小役人体質の優等生。ボーイズラブというより、全寮制学園青春ドラマとして読むと楽しい。ラブもエッチもあったけど・・・おまけ?(笑) 2篇の巻末短編で、本編のラブ不足を補ってる感じ。思わず歴代生徒会役員名簿を作ってしまった。これで3CPだが、名前がでてるのは他に4CP程ある。長いシリーズになる予感。3人の受の中で今回の弾正が一番普通っぽい。無愛想なツンデレ・・・フェロモン男に開発されて色気が増した弾正も見てみたい。おまけペーパーも楽しかった
読了日:09月14日 著者:かわい有美子
極上のエゴイスト (リンクスロマンス)極上のエゴイスト (リンクスロマンス)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 闇社会のボスの側近×ヤクザの若頭。「征服されざる者」のスピンオフらしいが、そちらは未読。これ単独でも読めるが、少し話が見えない部分も。少し内容が設定負けしてるかな。エッチはあるがラブがない。甘さがない。思わせぶりな攻の過去も最後まで不明なまま。共感のもてるキャラがいない。執着兄の引き際もどこか拍子抜け。一人一人の心情が伝わってこないので、何故そういう行動をとるのかわかり難かった。でも、攻×攻は好きなので、それなりには楽しめたかな。挿絵(特にカラー)のガッチリ受がいい
読了日:09月13日 著者:あすか
濡れたシャツを脱いで (ビーボーイコミックス)濡れたシャツを脱いで (ビーボーイコミックス)
評価 ★★★☆☆ リーマン同士、幼馴染み、歯科医×歯科衛生士の卵、会計士×山男の4カップル。もう少し読みたい感じで終わる話が多かったような。その後の描き下ろしは一応あるけど、4カップルコラボの6ページなので短すぎる感じ。ストーリーも、作品のカラーも嫌いじゃないのだけど、絵が少し荒いかな?と思った。好みだったのは表題作のリーマンCPと歯科CP 
読了日:09月11日 著者:梅太郎
薔薇の刻印 (SHYノベルス250)薔薇の刻印 (SHYノベルス250)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ びっちり2段組みで、新シリーズへの意気込みを感じる。「薔薇騎士団」はゾンビハンター集団で、受・啓はその総帥・・・攻は先代の守護者と現守護者で三つ巴か? レベル2は吸血鬼でもレベル1は完全にゾンビ・・・設定が複雑な上、登場人物は多いし、身近な人達がバンバン死んでいくし、血マナ臭いシーンも多いしで、BLの吸血鬼ものとしてはかなり異質な感じ。まだシリーズの導入部で謎が多いが、怒涛の展開がすごく面白かった。謎めいたラストが尾をひく。続きが早く読みたい。今後が楽しみなシリーズ
読了日:09月08日 著者:夜光 花
シュガーコード(ディアプラス・コミックス) (ディアプラスコミックス)シュガーコード(ディアプラス・コミックス) (ディアプラスコミックス)
評価 ★★★★☆ ヤクザの息子×アパートの大家。道でたまたま拾った男がヤクザの息子だった。カッコ良くて強い大土井と昼行燈のような大土井・・・イマイチ掴み処がなくて、考えてることがわかりにくい攻だな?。そりゃ、高木が振り回されるよ。執着攻が好きなので、あっさりしすぎなところに物足りなさも。高木は情に厚くてサバサバした好きな受のタイプ。攻のタイプとしては、わかりやすい弟の方が好みかも。弟編のスピンオフが読みたい。絵が少し綺麗系に変わった? 「漫画は絵が命」派なので、これは嬉しい変化
読了日:09月05日 著者:夏目イサク
バケモノだぜ、DR―だまし討ちだぜ、DR〈3〉 (二見シャレード文庫)バケモノだぜ、DR―だまし討ちだぜ、DR〈3〉 (二見シャレード文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 「だまし討ちだぜ、DR.」シリーズ3作目。整形外科医×医療事務員。1話目は医事課スタッフのリストラ騒動。薫を永久就職させたい芝が一枚かんでいたとは。2話目ではド田舎の薫の家族の東京見物に付き合い右往左往。3話目では深津にキスを奪われた薫。でも、芝の深津への復讐は凄まじかった・・・芝は、本当に常人の想像を超えた手段にでるなあ(笑) 氷川は名前だけチラッとでただけ。もっと話に絡んでるのかと思ったので残念。芝の元カレはどうなったのかな。深津と加倉井のその後の顛末が気になる
読了日:09月02日 著者:樹生 かなめ,硝音 あや
かんちがいだぜ、DR―だまし討ちだぜ、DR〈2〉 (二見シャレード文庫)かんちがいだぜ、DR―だまし討ちだぜ、DR〈2〉 (二見シャレード文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 「だまし討ちだぜ、DR.」シリーズ2作目。芝のヘンタイ度が益々UPしてるなあ。しかも、先輩の女性職員が2名同時に寿退社し、薫の負担は益々重くなる。その穴埋めにやってきた新人2人はドアホでお荷物。追い討ちをかけるように芝の元カレまで登場し・・・。色んな意味で、1巻目以上に薫がとてもとても可哀相だった。薫、そのうち過労死しそう。周囲は宇宙人ばかりだしな。でも芝に永久就職するのが怖いのもわかる(笑) 元カレ登場で薫は芝への想いを再確認。芝視点の話も読んでみたい
読了日:09月02日 著者:樹生 かなめ
だまし討ちだぜ、DR (二見シャレード文庫)だまし討ちだぜ、DR (二見シャレード文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 「龍&Dr.」シリーズの本家本元。明和病院の整形外科医×医療事務員。恋愛部分よりも、むしろ、大規模病院の医療事務員残酷物語の部分が面白かった。作者の実体験に基づいてるらしくリアリティがある。樹生作品らしい人の話をきかない攻・芝の二面性が愉快。薫は必死の抵抗むなしく、芝の勢いに押し流されてしまった感じ。エロは「龍&Dr.」よりずっと多いけど、樹生作品なのであまりエロくない(笑) 芝だけでなく、深津にまで弄られまくる薫の悲喜劇がなんとも可笑しい。期待以上に面白く読めた
読了日:09月01日 著者:樹生 かなめ,硝音 あや

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2010/10/01 07:55 | 読書メーターCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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