2009年8月の読書メーター
ブログを始めて1ケ月。9月に入ったので、テンプレートを変更し模様替えしました。
8月の読書メーターをUPします。
内訳は、小説23冊、コミックス11冊。
志水ゆきさんの「是」シリーズと樹生かなめさんの「龍&Dr.」シリーズの既刊分をすべて読破できたのが収穫でした。始めたばかりのブログに時間をさいたせいか、いつもの月より少し冊数は少なかったけど良い読書ができました。単発では小林典雅さんの待望の新刊がでたのが嬉しかったです。
8月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:5671ページ龍の仁義、Dr.の流儀 (講談社X文庫―ホワイトハート)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 「龍&Dr.」シリーズ10作目。リキの兄・晴信の結婚騒動、そして木村医師の過去が明らかに。面白かったけど・・・う?ん、今回氷川少し出しゃばりすぎでは?と思った。結果的には最善だったのかもしれないが、それでも氷川の信じる「最善」を手段を選ばず他人に強制する権利はないと思う。そのあたり少し読後すっきりしなかった。10作目まできたが、まだカップルが清和×氷川だけなのが寂しい。正道に頑張ってほしいなあ
読了日:08月31日 著者:樹生 かなめ龍の右腕、Dr.の哀憐 (講談社X文庫 きD- 14) (講談社X文庫―ホワイトハート)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 「龍&Dr」シリーズ9作目。今作リキがモテまくり。もうこうなったら正道とくっついて「ヤクザ×警察官」でヤクザものBLの王道を目指してほしい。頑張れ正道、氷川も応援している! 眞鍋組一同の心氷川知らず・・・で相変わらず無自覚に周囲を振り回す氷川。眞鍋組は抗争がなくても退屈する暇がないなあ
読了日:08月31日 著者:樹生 かなめ龍の求愛、Dr.の奇襲 (講談社X文庫―ホワイトハート)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 「龍&Dr.」シリーズ8作目。藤堂組との対立を巡り怒涛の展開。面白かった!氷川の無鉄砲な極妻振りもすごい。誰にも暴走が止められない(笑) もう、たまたま極妻になってしまった医者というより、たまたま医師免許を持っている極妻というのが正解だと思う
読了日:08月30日 著者:樹生 かなめ龍の烈火、Dr.の憂愁 (講談社X文庫 きD- 12 ホワイトハート)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 「龍&Dr.」シリーズ7作目。今まで氷川が清和の過去の艶聞に妬くばかりだったが、氷川に言い寄る男が現れて立場が逆転。というか、清和壊れた・・・タイトル通り「烈火」の如く(笑) やはりBLは攻が妬く方が個人的には萌える。清和の出番が少なかったけど、藤堂組との抗争は益々面白くなってきた
読了日:08月30日 著者:樹生 かなめ龍の灼熱、Dr.の情愛 (講談社X文庫 きD- 11 ホワイトハート)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 清和の過去の女性遍歴の一端と、ヤクザになった経緯が明らかに。氷川は藤堂組の陰謀で拉致されあわや貞操の危機・・・と波乱の幕開けで次作へ。清和の過去の女に氷川が妬くのはもはやデフォルトだが、それよりヤクザものらしい抗争も読みたいところ。血の気の多い男たちの中で堅気の氷川がどう絡んでいくのか楽しみ
読了日:08月29日 著者:樹生 かなめ龍の恋情、 Dr.の慕情 (講談社X文庫ホワイトハ-ト)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 新キャラ・芸能プロ社長の祐、清和の初めての女・志乃の登場と、清和の母を巡る騒動がメイン。今作で思ったのだが、清和はマザコンだったのだね(笑) 清和の存在感は益々薄くなって、シリーズの方向性が「氷川先生と眞鍋組の愉快な仲間たち」になってきているような・・・。
読了日:08月29日 著者:樹生 かなめ龍の純情、Dr.の情熱 (X文庫ホワイトハート)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 「龍&Dr.」シリーズ4作目。3作目で重傷を負ったショウのドタバタ入院騒動と、清和の片腕・リキの出自とリキの兄・晴信の登場がメイン。京介とショウ、リキと晴信。友情にしても兄弟愛にしてもすごく濃い。皆熱い男たちばかりだが、今作少し清和の影が薄かったのが残念
読了日:08月27日 著者:樹生 かなめ龍の恋、Dr.の愛 (X文庫ホワイトハート)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 「龍&Dr」シリーズ3作目。2作目で破門にした元組員の逆襲で、中国マフィアも絡みヤクザものらしい活劇シーンが面白かった。カカア殿下ながら、譲れないところは引かない清和も男らしく、極道夫婦らしくなってきた。ショウも今回カッコ良かったし、新キャラ・京介も気になる。奈良絵は新装版と絵が違うが、今よりこの頃の方が好き
読了日:08月27日 著者:樹生 かなめリベット (プラザCOMIX Hollyシリーズ) (プラザコミックス)
評価 ★★★★☆ 原作が大好きなのでergoで既読だったがカバー裏SSの描き下ろし目当てで購入。できればコミックスも木原氏原作で読みたかった気もするが、本編があまりにも重く痛く辛い話なので、天野氏テイストで甘めに仕上げられた今作もこれはこれで良かったと思う。木原氏原作だったら椎名はあんなに善人ではなかっただろうな(笑) 絵は原作の挿絵と違うがイメージに合っているし、嫌いではない
読了日:08月26日 著者:天野 瑰龍の宿命、Dr.の運命 (講談社X文庫 きD- 17)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★☆ 「龍&Dr」シリーズ新装版2作目。新しい組織にするために情を捨て古い幹部を切り捨てる清和。自分の手を汚しても極道の道を歩むと決めた清和にとっては、昔のままの変わらぬ氷川がおそらく唯一の聖域なのではないか。一方の氷川は、清和に対する保護本能は残しながらもオンナの部分が強くでてきた感じだ。それにしても発想が常人を超えている・・・。清和視点の書き下ろしは本編の裏側がよくわかって興味深かった
読了日:08月25日 著者:樹生 かなめ龍の初恋、Dr.の受諾 (講談社X文庫 きD- 16 ホワイトハート)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 待望の新装版の刊行でようやくこのシリーズに着手。厚めだったが面白くて一気に読めた。氷川の天然ぶりがすごい。この作家の生み出すキャラはたいてい普通の顔をして実はかなりヘンなのだが。氷川の愛情は母性に近い。初エッチのときも清和を受け入れながら母が幼な子を抱きしめている感じで何気に疑似母子相姦ぽかった。何といっても「攻のオムツを替えた受」だから最強だね
読了日:08月21日 著者:樹生 かなめ純愛ポートレイト (ダリア文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 美大生×会社員。年下攻。私的には読みやすい崎谷作品。受が礼儀正しく知的で普通の感性の男だったのが高ポイント。エロが無駄に多くなくウザ女がでてこないのも良かった。二人が結ばれて、別れて、元サヤに戻るプロセスも何気にリアルで共感できた
読了日:08月20日 著者:崎谷 はるひ嘘と誤解は恋のせい (白泉社花丸文庫)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 待望の新作。前作の婚活指南も秀逸だったが、今作の珍問アンケートも実に面白い。前作よりラブ度がUPしたのも嬉しい。両思いになっても結哉・和久井の気持の方向性が噛み合わなくて、とんでもないズレ方をしているのが可笑しい。キューピッド役・騎一は脇役で終わらせるには惜しいキャラなのでスピンオフの続編を希望。この作家のコメディは本当にいいなあ
読了日:08月19日 著者:小林 典雅メランコリック・リビドー (幻冬舎ルチル文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 「センチメンタル・セクスアリス」のスピンオフ。千夏史は良いコだったが、由多夏が死期が近づいた病室で千夏史にコインを渡すシーンがすごく印象に残り、私の中でそれだけで由多夏の存在感は千夏史を凌駕してしまった。三者三様の切なさが溢れていて作品的には良かったと思う
読了日:08月18日 著者:砂原 糖子ナルシストの憂鬱 (ビーボーイノベルズ)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 対人スキルが低く子供っぽいナルシスト。この攻の良さや可愛気は深く付き合わないとわからない。最初は人格が破綻してるのかと思った。攻に振り回される受が途中気の毒になったけど、正反対の二人なので良い意味でお互いに影響を与えあえるといいと思う
読了日:08月17日 著者:西江 彩夏フラワーチルドレン (アイスノベルズ)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 会社員×花屋店員。受はとても良いコで攻には勿体ないくらい。ろくでなし攻の改心にはこれくらいのお仕置きは必要だったと思う。充実したワーク描写に攻の挫折と再生、それに本当の恋愛を知った攻の人間的成長も上手く絡められていて面白かった
読了日:08月16日 著者:うえだ 真由天離る (ビーボーイコミックス)
評価 ★★★★☆ サディスト頼朝の前では、戦場では鬼神と呼ばれた義経も赤子同然。深い想いを秘めて影で義経を見守る弁慶の愛情の形が、頼朝のそれとあまりにも対照的だった。後半の景清の健気さも哀れで、益々頼朝の鬼畜っぷりが際立っていた。史実を交えたファンタジーといった方がいいが、安曇絵の美麗さだけでもう何もいうことはない
読了日:08月15日 著者:安曇 もか野蛮な恋人 (角川ルビー文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 良かった!頭脳明晰で凶暴な攻が受に宗旨替え、その上家事機能搭型年下攻と、マイツボを直撃。攻よりケンカが強いのに、攻を好きになってから受が段々可愛くなっていくギャップもたまらない。文章のセンスも好み
読了日:08月14日 著者:成宮 ゆり劣情に白衣汚れて (プリズム文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 英国人大学生×日本人研究員。誤解されそうなタイトルだが、攻の12年越の純愛が成就するまともな話だった。仕事の描写・心情面ともに意外としっかりしていた。傲慢美形攻がどんどんヘタレていくところも良かった
読了日:08月11日 著者:楠田雅紀待ちて千夜の恋を抱く (白泉社花丸文庫)
評価 小説★★☆☆☆ 挿絵★★☆☆☆ 同級生再会もの。全ページ数の約半分がセクハラも含むエロ場面で占められ、もうお腹一杯。でもエロの内容は割と凡庸。エロを減らして心情面とかリーマンらしくお仕事面とかもっと描きこんで欲しかった。受もウジウジ系だが、あまり天然にはみえないし。何となく読者が置いてきぼりにされてる感じが・・・
読了日:08月10日 著者:西野 花是 (8) (ディアプラス・コミックス) (ディアプラスコミックス)
評価 ★★★★★ あまりタイプではなかった近衛だったが、こんなにイイ男だったのかと驚いた。私の中で「是」攻好感度の近衛の順位が急上昇した。琴葉も性欲と食欲だけのコじゃなかったのだね・・・。その無垢な健気さにマイッた。そして阿沙利の最後・・・「二世の契を誓う」「お前をおいて逝きとぉない」に涙。来春が待ち遠しい
読了日:08月10日 著者:志水 ゆき是-ZE 7 (ディアプラスコミックス)
評価 ★★★★☆ 近衛×琴葉篇。ショタは苦手なんでけど、このカップルはOKだった。実の父親すら匙を投げた琴葉を育てる近衛の姿は雛を育てる親鳥のようでイヤらしさがないから。いや、琴葉は十分イヤらしかったけど。というより、天然誘い受? でもまだ幼いので実践篇は彰伊×阿沙利が担当。このカプもアダルトでいいなあ
読了日:08月09日 著者:志水 ゆき是-ZE- 6 (ディアプラスコミックス)
評価 ★★★★☆ 5巻の守夜×隆成篇の続き。不遇だった守夜にようやく愛する主人が見つかってよかった。本編では甘さ控えめな二人だったので巻末の書き下ろしHは嬉しかった。雷蔵×紺は一番さわやかなカップル。紺がとても可愛くなった。近衛は琴葉の神様というよりほとんど保護者?
読了日:08月09日 著者:志水 ゆき是-ZE- 5 (ディアプラスコミックス)
評価 ★★★★☆ 新カップル登場。攻っぽい乱暴な受と、敬語攻。本来大好きなシチュだが、甘さが足りない。これから甘くなるのか? 言霊師運がない紙様・守夜が哀れ。今まで言霊師に愛される紙様ばかりだったのに、なんて不遇な紙様。一方激甘なのが玄間×氷見。相変わらずの玄間の暑苦しいくらいの執着ぶりに萌えた
読了日:08月08日 著者:志水 ゆき是-ZE- 4 (ディアプラスコミックス)
評価 ★★★★☆ 前半は3巻の玄間×氷見編の続き。巻を追うごとに言霊師と紙様の秘密が明らかになっていくのが楽しい。後半は双子の言霊師×初陽。この3人はシリーズのキワモノ担当? でもやっぱり3Pは萌えないなあ・・・
読了日:08月07日 著者:志水 ゆき是-ZE- 3 (ディアプラスコミックス)
評価 ★★★★☆ 1・2巻目から16年前の過去に遡る。メインは玄間×氷見の新カップル。5カップル目だけど気持ちのすれ違い度ナンバー1かな。玄間の氷見への想いは12年前からの柄にもない純情で、愛情表現はストレートなのに乱暴なので全く氷見に伝わらない。でもその不器用さ具合に萌えた
読了日:08月07日 著者:志水 ゆき是 -ZE- (2)
評価 ★★★★☆ 雷蔵はとても良い子。亡き祖母の教育が良かったのだね。雷蔵のビッグマグナム・・・どれだけ大きいんだか(笑) ちょっと屈折した紺と天真爛漫で優しい雷蔵はとてもお似合い
読了日:08月07日 著者:志水 ゆき是 -ZE- (1) (ディアプラスコミックス)
評価 ★★★★☆ 設定が斬新で面白かった。言霊様と紙様との間の特殊な主従関係がユニーク。雷蔵×紺、櫻花×紅緒、近衛×琴葉、彰伊×阿沙利、それに「紙様」を生み出す人形師の和記。登場人物が多いので、どちらが言霊様で紙様なのか一読目は混乱、頭の中で整理しながら二度目でようやく理解(汗)
読了日:08月06日 著者:志水 ゆきオフィスで君は甘く蕩ける (B‐PRINCE文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ お仕事面と恋愛面のバランスが良かった。タイトルはエロっぽいが、中身は真面目なリーマンもの。不器用でファザコン気味の受なので、年齢以上の落ち着きと包容力のある攻に惹かれるのがよく理解できた。インパクトは弱いけど無難に纏まっていた
読了日:08月06日 著者:鳩村 衣杏西町診療所の秘密~完全版~ (ドラコミックス 207)
評価 ★★★★☆ 桜桃書房版で既読だったが、書き下ろし目当てで新装版を購入。番外編は確かにエロくて、エロ薄めの本編を補って余りあるほど。でも絵が昔より劣化してるような・・・。好きな絵柄だけに少し悲しかった
読了日:08月05日 著者:高久尚子神官は征服王の花嫁 (もえぎ文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★☆☆☆ 古代ペルシア風の花嫁ファンタジー。設定も展開も途中までは悪くなかったが、最後は残り20?30ページでバタバタと話が纏まってしまい呆気にとられた。数万規模の軍を率いた王位を巡る戦いのはずが、いつのまにか花嫁争奪戦に。スケールが大きいんだか小さいんだか。挿絵が話にあまり合っていなかった
読了日:08月05日 著者:秋山 みち花眠る獣 (新書館ディアプラス文庫 220)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ あらすじ買い。二人の内面の掘り下げが浅いため、お互いに惚れた理由がわかりにくい。「10年愛」といいながら、攻が高校時代受のどこに惹かれたのかも全く触れられていない。ヤクザの元生徒攻×教師受という美味しいシチュなのに十分生かしきれていないのが残念
読了日:08月04日 著者:榊 花月狂おしい夜を止めて (二見シャレード文庫) (二見シャレード文庫 き)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 初読み。元同級生、再会愛という萌えキーワードに惹かれて購入。材料は好物だが味付けは微妙。別れを選択する原因が普通すぎる。2年も恋人として付き合ってこんな想定の範囲内の理由で別れ、15年間グズグズと自虐的に自分の悲劇に酔っている受にあまり共感できなかった。攻も鈍感だし、受に執着している割にはあっさり別れを受け入れすぎで物足りない。反対に、受の甥っ子は出来たコで将来イイ男になりそう。スイスイ読めるけど、萌えが今ひとつ
読了日:08月03日 著者:杏野 朝水電脳天使殺人事件 MYSTERYOUS DAM1 (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 浮名×天音シリーズ8作目。今回は旅先ではなく、ネトゲのゲーマーの世界で起こる殺人事件。小さなディスプレイの中にも、リアル世界と同様のドロドロしたドラマがある。「廃人」になったら現実世界より愛憎が濃密になってしまっても不思議ないかも・・・と怖さも感じた。自分の知らない世界だったので興味深かった
読了日:08月03日 著者:五百香 ノエル
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2009/09/01 13:48 | 読書メーター | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
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