ISUの新会長はサムソン一族 & ISUはどこへ向かっているのか ~ISUの収支決算と収支の展望

遅ればせながらですが、ISU総会の内容まとめておきます。


腐敗の元凶のラケルニクは役職年齢制限引上げ案が却下され、再選の道は断たれました。



ISU総会2日目:役職者の年齢制限を75歳から80歳に引き上げるという提案は却下されました! つまり、ロシアのアレクサンダー・ラケルニクは、年齢的にISUのどの役職にも立候補できないことになります。彼は副会長に立候補しており、現在も副会長を務めている。


新会長は韓国人。ISU初のアジア人会長です。




第58回通常総会で選出された新しいISU会長は、韓国のキム・ジェユル氏です。
キム氏は第12代ISU会長に就任し、アジアからの初のISU会長となります。


キム氏はサムスン電子の会長の義理の息子。会長の次女の夫です。次点のアメリカに大差をつけての勝利でしたが、サムソン相手では、札束攻勢されたら、アメリカのスケ連でもかなわないでしょう。キム氏はスピスケ大好きらしいです。


副会長はカナダ人に。こちらがフィギュア部門のトップになるかと思います。


日本も評議員の一人には残れたようです。


この人もジャッジの矜持を捨てて、組織に散々御奉公してきたからね。


日本の放映権料はISUの収入を支える大きな柱になっている。
そしてその放映権料を維持させているのは誰か関係者は皆知っているはず。


2016年には北米は8%でしたが、最新データでは7%。北米からの収入はむしろ減っている。


羽生ファンが激怒しているのは一番はこれ。


ISUの大きな収入源を「日本」が支えているのはない。「羽生結弦」が支えているのです。それにも関わらず、そのISUの「謝礼」は「アメリカと日本スケ連推しの選手」上げ&「羽生結弦」下げだった。北京五輪以降の、極端な人気二極化は、我慢に我慢を重ねてきた羽生ファンの怒りが頂点に達したからだと思っています。




国際スケート連盟(ISU)は、2018年から2022年の間に300万スイスフラン(290万ユーロ)の損失を出したと、組織の大会が発表しました。

ISUの収入が支出を上回ったのは、2019年のみ。今年の売上は約200万ユーロでした。

2020年、コロナウイルスの大流行で大会が大量にキャンセルされたため、約465万ユーロという最大の財務的損失を被った。

ISUの今後3年間の予算案では、毎年190万ユーロから490万ユーロの赤字が想定されている。

損失の一部は、ダボスの旧ISU本部を売却することでカバーできる見込みです。





国際スケート連盟(ISU)の事務局長であるフレディ・シュミッド氏は、同組織の大会で今後数年間の予算について講演を行った。

"状況・見通し・計画 "に基づき、今後3年間の予算が5月25日に合意されました。

収入は、テレビ放映権販売、広告宣伝、冬季オリンピック、ユースオリンピック、その他の収入など、1億489万スイスフランを予定しています。

チャンピオンシップと賞品への支出は6,012万スイスフランです。開発プログラムには総額2,479万スイスフランが計画されています。

その他の営業費用は42.71百万スイスフランとなります。

したがって、「ISUは2,273万スイスフランの損失を見込んでいる」とシュミッド氏は述べた。

ISU予算の採択は、6月10日に行われる予定です。



ISUの今後の見通しは明るくはありません。サムソン電子一族を会長に迎えたのはそういう事情もありそうです。

でも、財政事情如何に関係なく、ISUは贅沢は大好き。アワードでも無駄遣い。





ISUは今後、新たなマーケットとして、東南アジアや南米を狙っています。


以前も記事で紹介しましたが、ISUは過去に東アジア戦略で成功しました。東アジアへの投資が功を奏し、真央さんはじめとした日本人選手や韓国のキム・ヨナでフィギュア界が盛り上がり、ISUは日本の大量のスポンサーを獲得したのです。その成功体験が忘れられないのでしょう。ちなみに、サムソンはヨナのスポンサーにはなりましたが、ISUのスポンサーにはなってなかったようです。しかし、会長にサムソン一族が就任したとなれば、今後、ISUへのサムソンマネーの注入も期待できます。

今にして思えば、あの集計操作を疑われた、不自然な人気アンケート結果は南米へのアプローチ作戦だったのでしょう。メキシコのドノバンを圧倒的に首位にした。ISUの調査は、あれで信用がゼロになりました(元々なかったが地に堕ちた)。

→ ISUが集計操作?ゆづに投票した票が他選手に流れる珍現象!& AOI興行主「若い露女子はいらない」

ただ、昔と違って、今は情報社会。ISUの腐敗はSNSを通じて世界中に知れ渡っています。そして、ISUが開拓したがっている東南アジアも南米も、圧倒的に羽生ファンが多い。かつての東アジア戦略のようにうまくいくかは疑問です。

サムソン一族をISUに引き入れたのは、今後の日本からの収入の先細りを懸念してのことでしょう。不世出のレジェンドを踏み台にして、絶対人気がでそうにない派閥選手を推し続けた日本は、ATMの役にもたたなくなったときには、ISUから一顧だにされない存在になってしまいそうです。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

タグ : 2020-2021_season

2022/06/16 11:55 | ISU/JSF/IOC/JOCCOMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

日本にもかつてはフィギュア人気はあった。
フィギュア人気というのは客を呼べる選手が複数いて初めて成り立つ物。
でもそれは既に過去形と化して、今の状態は羽生人気。

新会長の韓国人はスピスケ好きというけれど、本当はキムヨナで
上手くいかなかったワールドワイドな展開を、他の韓国選手を使って
再びトライする気のような。
羽生くんの成功を目の当たりにしたので、彼は例外中の例外だと知らずに。

東南アジアや南米は羽生君が切り開いたエリアで
やはり中国同様にフィギュア人気ではなくて羽生人気でしょう。

あとISUは何がわかってないかというと、長年のスケオタまでが
多数、スケオタからオンリーファンにシフトしている事。
競技を崩壊させた事に対する抗議のアクションとして。

それからAmazon でリアフェが収録されてるスガシカオのアルバム
SugarlessⅢが現在在庫切れを起こしてマーケットプレイスで
価格が高騰し始めました。

羽生結弦という存在が巨大なインフルエンサー、利権と化した証拠で
普通、選手の人気は引退と共に静かに下降するのを避けられないのに
ルール崩壊で下降するどころか更に上がる勢いがつく気配が。
成り行きをこれから注視していきたいです。

No:18053 2022/06/16 23:23 | ゆきっちょ #DMh/W4O. URL [ 編集 ]

ゆきっちょ 様

ゆきっちょさん、こんにちは。

>客を呼べる選手が複数いて初めて成り立つ

バンクーバー世代は、真央さん以外の選手もそれなりに人気があったので、フィギュア人気と言えたでしょうが、今はどうみても羽生人気。ショーの客入りにはっきりと表れています。

>スケオタからオンリーファンにシフト

お花畑層がだいぶオンリーにシフトしました。今まで黙っていた羽生ファンの中に、彼がプロ転向した途端に急に採点批判し始めてる人いますね(笑)

アサインでましたね。インサイダー情報で「ISUはNHK杯にKを入れたがっているが、日本のスケ連はUを推している」という噂がありましたが、結果はUの方でした。噂が本当ならまだまだスケ連のU推しは続きそうですね。もう関係ないですけど、マジで泥船ですね。

コメント、どうもありがとう♪

No:18295 2022/07/23 00:09 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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