織田さんの現役復帰について思うこと

今日は夕方からNHKで特番あるし、明日はいよいよプロローグ初日。情報洪水で上げる暇もなくて、途中で書いたままおいてた記事ですが、明日からはもっとそれどころじゃないし、ここで上げないと上げるタイミングを完全に逸するので、一応UPしておきます。

一昨日のことですが、織田さん現役復帰を公式youtubeチャンネルで公表。





・SPはナット・キング・コールメドレー
・FPはもののけ姫でセルフコレオ
・今年は国体予選に出る予定。
・コロナに感染した後、体力技術が落ち、FaOIで満足いく演技ができなかった。
・アイスショーにこれからも長く出たいのでこのままではいけないと思った。
・トレーニングをするモチベーションが欲しかったので現役復帰を決断した。
・元々両膝が良くないので、負担がかからないようダイエットを頑張っている。
・なんとか4回転を跳べるようになってきた。
・練習風景をyoutubeで配信するのでよかったら見てほしい。



織田さんが「東野&吉田のほっとけない人」という番組で「秋冬のショーに出るためにダイエットしてる」「河川敷滅茶苦茶走ってる」と言ってたのは、現役復帰への準備をしてるという意味だったらしい。ただ、まだ言える段階ではなかったから、「試合」ではなく「ショー」という言い方をしてたわけですね。そのときは、てっきり結弦くんの冠ショーのことを言ってるのかと思ったものだけど。

FaOIで満足いく演技ができなかったと。実は私も今年の織田さんの演技は少し切れがないなと感じてはいた。特にスガさんとのコラボは、田中くんと織田さん、連続してみたので、現役引退間もない田中くんの方がキビキビしてるのがよくわかった。「キンキーブーツ」は評判よかったけど、着想の面白さや奇抜な演出で助けられているが、純粋に技術の質だけでみると、3年前に比べ少し衰えがみえた。もちろん、プロスケーターとしては十分保っているのだけど、やはり本人にも自覚があったんですね。

新書館の「ファンタジーオンアイス2022 神々の饗宴」の中で、真壁は、ファンタジーは「羽生さんという中心に対して、5人(ランビ、ジョニー、ハビ、ジェフ、織田さん)がしっかり周りを固めてくれている」ショーだと言ってる。そして、その5人の存在感が別格なのは「プロとして自分を律しているんだろうけど、『自分の存在感をださなければ、来年呼ばれないかもしれない』という危機感をもってるのかもしれない」とも。

他のショーの興行主と違って真壁は厳しい。ファンタジーは男子スケーターがメインのショーなので、女子のハードルは低いが、男子の選別はシビア。実績があっても、手抜きをすれば、容赦なく切る。FaOIは結弦くんを含め中心になる男子がなかなか入れ替わらないが、それは真壁のお眼鏡にかなう男子がなかなかいないことを意味する。

それは出演者たちも了解していて、良い意味での緊張感につながっている。ランビは思うような演技ができなかったときは、わざわざ真壁のところに「良くない演技をして申し訳ない」と謝りにいくらしい。他のショーのように、学園祭の発表会気分では、ファンタジーでは生き残れない。織田さんも、このまま衰えていったら、そのうち呼ばれなくなるのでは…という危機感があるのではないだろうか。長年共演してきた鈴木さんや安藤さんが今年はいなかった(鈴木さんは振付師として参加していたが)。

織田さん、残りのグランプリシリーズの解説は一応するとしても、来年はどうするんだろう? 来年も現役だとしてもGPSは出ないだろう。GPSの解説はそのまま続けるのか、それとも来年は解説降りるのか。スケカナは地上波ゴールデンだったが、修造さんも織田さんも日本だったし、スケカナの視聴率によってはファイナルも現地解説ではないかもしれない。それなら不可能ではないけれど、現役が現役を解説するというには前代未聞。それにしても、GPSの放送の扱い悪くなったな…。

「羽生結弦は燃え尽き症候群とは無縁の男」といってるコメンテーターがいた。競技を卒業してもなお、現役のとき以上のモチベーションをもって自己を研鑽し続けられる超人的な精神力を、羽生結弦以外に求めるのは酷だろう。彼はいろいろな意味で規格外。普通ではないから。

苦しいトレーニングに耐えるには目標が必要で、それが現役復帰だったとのことだが、副産物としては、注目度があがるので、ファンタジー以外のショーに呼ばれる可能性もでてくるし、公式チャンネルの再生数やフォロワー数が増える可能性が高い。フィギュアの解説は先細り感があるし、タレントとしての露出も以前よりは減っているので、意地悪な見方をすれば、現役復帰は「話題性」というカンフル剤になる…かもしれない。公式チャンネルでシェアプラクティス(笑)をUPしたいと言ってましたしね。

高橋さんもそうだったけど、今の自分に100%自信があり、満足しているときは、試合が恋しいわけでもないのに、普通はこういう決断はしない。ましてや、養うべき家族もいる人が。だから、ある意味「現状打破」的な意味があるのだろうなとは思っている。まあ、落ちた体力技術を上げるというのも、現状を打破するアクションではあるが。

バンクーバー五輪3人トリオ(高橋・織田・小塚)のうち2人が三十路を超えて現役復帰。もうこうなったら話題作りに小塚さんも復帰したら?(笑) 

織田さんは、勝負の世界が恋しくなったのではなく、ショースケーターの技術を維持するためのモチベが欲しくて復帰するわけだから、国内限定の復帰でしょう。来年も現役をやるとしても、ブロックから参加して、全日本を目指す程度じゃないかな。JOは…いや、木下主催だから無理か(笑)

ヤフコメでこんなのがありました。なるほど。

国体は都道府県対抗で2名ずつ代表を出すので、大阪代表を目指すわけですね。 国体はかなり特殊な大会なので引退した選手が、この大会に限り復帰する事がちょくちょくあります。けれど、それは選手層の薄い県の選手が多く、もう1人ペアを組む選手が若い場合、引退した選手が復帰することで出場権を獲得する意味もあります。大阪は選手層が厚い所なので、代表になるのはそう簡単ではありませんが、そこが練習を積むモチベーションに繋がっていくんでしょうね。


結弦くんが現役を引退した途端、テレビのスポーツニュースでのフィギュアの扱いが明らかに悪くなった。特に男子シングルの扱いが高橋さん全盛期の以前にまで戻っている。スケカナなんて、男子は女子やペアのオマケ扱いだった。結局、結弦くんがいたから、他の男子もバーター売りで流してもらえていたのだ。スケカナで、4カテゴリ中3カテゴリで日本人が優勝したのに、放送局であるテレ朝が月曜日にフィギュアを完全無視して、内村さんをよんで体操に長い尺をとっていたのは衝撃的だったわ。

結弦くんがスケカナにでていたときは、月曜のワイドショーでOBOGをスタジオによんで、20~30分演技内容を解説してもらうなんてことがあったけど、もうそんなことは二度となさそう。OBOGは上から目線で羽生下げしたりしてたけど、結弦くんがいたから、OBOGはメディアの仕事も増えていたわけで。金銭的なことだけじゃない。テレビにでない状態が続けば、並みのOBOGなんてすぐ世間から忘れさられてしまう。そうなっても全然同情しないけども。まあ自業自得よね。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2022/11/03 15:00 | 雑談COMMENT(2)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

みずほさん、こんばんは。

織田君、子供さん4人ですものね。
去年の本と北京の金への涙で、やっぱりねと思った人ですが、頑張ってくださいと思います。

今は羽生君のショーの大成功を祈るばかりです。
明日は天井席ですが入れますので、慣れないツイしようと思ってます。トレンドになりますように。

No:19085 2022/11/03 19:44 | monaka #wLMIWoss URL [ 編集 ]

monaka 様

monakaさん、こんにちは。

>去年の本と北京の金への涙で、やっぱりねと思った

織田さんみて思いました。やはり男は必要以上に喋りすぎない方がいいと。喋りすぎるとよけいなこと言ってしまう。好感もってるときはいいけど、一端ネガティブに見るようになると、喋りな男はうざいだけだし(笑)

織田さんも仕事が順調なときは忖度少なかったけど、裁判で仕事が減ってから忖度発言が多くなった。そう考えると、自由な立場を守るためにはお金が必要だということ。結弦くんはお金で忖度するような人ではないけど、やはり大きなバックのない彼の自由な活動を今後も守るためにはファンのサポートが一番大事だと思います。

コメント、どうもありがとう♪

No:19252 2022/11/24 01:43 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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