家庭画報2023年1月号別冊付録表紙公開、プロローグ横浜公演ライブフォト予約受付中、「羽生結弦写真展 in 仙台」情報、元スケーターの「プロアスリート羽生結弦」分析、ほか

家庭画報 2023年1月号 通常板とプレミアムライト版の別冊付録の表紙が公開されました。

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通常版



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プレミアムライト版


本誌は通常版よりプレミアムライト版の方がサイズが小さいけど、別冊付録のサイズは同じですよね?(知らんけど) 個人的にはプレミアムライト版の表紙の方がより好きかな。中の写真も確認して買えるといいんだけどなあ。


横浜公演のライブフォト販売、予約受付始まっています。予約済み。



仙台の写真展も予約制です。



Sashaさんの考察がとても的を得てると思いました。Sakuraさん翻訳ありがとうございます。


1)私がフィギュアスケートを始めた頃は、アイスショーというのは全て「五輪金メダリストとその仲間たち」という形式を取っていました。金メダリストが「スター」でその他のメダリストは「仲間たち」という扱いでした。

2)つまり、フィギュアスケーターにとっては五輪金が全てだったのです。当時も順位は操作されていたように思えますが、それにも増してもなお、後輩たちは五輪金をもらう順番が来るまで「待たせられている」という気がしていました。

3)当時は競技選手はお金を稼ぐことができませんでした。それでスケーターはみな現役引退してから、出身国に関係なく、ショービジネスの中心であるアメリカのショーに出演しツアーに参加したのです。五輪金を目指すことは各国連盟や他の組織間の争いというより、個人的な追及のように思えました。

4)ところが、近年私が再び熱心にフィギュアスケートを見るようになると、状況は完全に変わっていました。競技選手もあまたのショーに出演し、中には既にエージェント(エージェンシー)と契約している選手も少なくありません。これではプロもアマも大して差がありません。

5)エージェントはスケーターへの報酬からマージンを得るため、オフに開催される多くのショーにスケーターを出そうとします(とくに日本)。怪我が多くなるわけです。そしてメダルの有無で出演料が違ってくるのですから、エージェントは契約しているスケーターにメダルを取らせようと必死になるのです。

6)それと並行して各国連盟は、(1)自分たちの自尊心を満たすためにメダリストを作り上げようと、あるいは(2)自国のフィギュアスケート人気を復活させようと、あるいは(3)現在の爆発的な人気を継続していくために新たな「スター」をつくりあげようと、メダル争いをしているのです。

7)その結果、大幅にバイアスのかかったスコアやプロパガンダが横行し、現在のフィギュアスケート競技は特定の選手を勝たせ、その「(市場)価値」を吊り上げるための「興行イベント」のようになってしまいました。
ゆづが全キャリアを通して対峙してきたのは、これらの状況でした。

8)ゆづが2014年最初の五輪金を獲ってから、おそらく様々なエージェンシーが彼に契約を持ちかけたと思います。でも彼は大手のエージェンシーと契約しませんでした。この決断をしたことで、彼はどこにも属さず自由でいることができ、何の宣伝をしてどのショーに出るか、自分の裁量で決められたのです。

9)でもこのことはI*GやU*Mのような組織を慌てさせました。日本ではI*GがSOI/The Ice/JOを、U*MがFOIを主催していて、I*GやU*M所属のスケーターはお互いショーに出演しあっています。ゆづは2014年には五輪金メダリストとして日本の様々なショーで滑りました。

10)でも2015年以降は、ゆづの出演はCIC主催のFaOIに集中していてI*GやU*Mのショーには出ていませんでした(ゆづがオファーを断ったのか、もともと招待されなかったのかはわかりませんが、もしこれらのエージェンシーと契約していたら参加を余儀なくさせられていたかもしれません)(訳注SOI2021は除く)

11)推測するに、これらの事情で「NC五輪金」計画や「SUゆづ越え」プロパガンダが推進されていったのでしょう。彼らは稼ぎを入れてくれるチャンピオンを必要としていたのです。

12)つまり、{ゆづ} vs {I*U/J*F=この競技を再びコントロールしたい勢力}➕{I*G/U*M=ショービジネスを支配していたい勢力} という図式です。
そしてゆづがプロ転向した今はどうでしょうか?彼がフィギュアスケートの世界にいる限り、これらの組織と対峙することは避けられないでしょう。

13) 私はいつもプロ転向後のゆづのキャリアを心配していました。彼は常にショーをする意向を示していましたが、でもI*GやU*Mはそれとどう折り合いを付けるのでしょうか?

14) ゆづファンは現在、ゆづこそがアイスショー成功の鍵だということを知っています。とりわけ今年のショーは、ゆづがいるかいないかで大違いでした (日本のゆづファンがJ*Fに対してきっぱりとNOを突きつけたことに心から感謝しています)

15) とはいえ、ゆづが彼自身のアイスショーをプロデュースしようとしたら、I*GやU*Mは、そしてJ*Fでさえも、「うちのスケーターをキミのショーに出してやってもいいよ、ただし…」と、言える立場にあったかもしれません。

16) アイスショーはスケーター一人では開催できないと言われていました。また私たちは既に、ゆづのスケートをエキシで見たいかどうかを聞かれました。(その質問が何の脈絡もなくいきなり出て来たとは思っていません)。

17) でも、GOATであるゆづは、単独アイスショーを開催するという勇気も才気も兼ね備えていたのです (スケーターの立場からすれば、単独開催なんて信じらないことです)!

18) ゆづの単独アイスショーが成功すれば、「ゆづはプロスケーターとして彼らなしでも十分やっていけるが、彼らはゆづを必要としている」ということがはっきりするでしょう。

19) これからは「ゆづ+ゆづファン」vs「他のフィギュアスケート組織」ということになっていくのでしょう。この新しい段階に入り、ゆづにとって私たちファンのサポートは必要不可欠であり、彼の成功の一助になることと思います。

20) プロローグまであと3日です(訳注、元ツイの日付です)。ゆづ、シーズンを通して私たちを楽しませてくれてありがとう。それがなかったら、ゆづが恋しくて恋しくて仕方がなかったことでしょう。ゆづ、どうか健康で幸せでいてくださいね🥰
(終わり)



結弦くんは長い競技生活の中で、様々な妨害を受けてきました。その一方で利用されるだけされてきた。彼が初めての冠ショーをワンマンショーという形で開催したのは、そういう諸々のしがらみを避けるため…という部分があったのかなと思います。スケ連傘下の現役を呼ぶことはまずないだろうけど、たとえ親しいプロスケーターであっても、彼らにも必ず事務所や派閥という紐がついている。海外スケーターはまだしも、日本のスケーターの場合それを無視することはできない。

他のスケーターに頼らない単独ショーを大成功させれば、他の事務所は彼に「取引」を持ち掛けられなくなる。これは、今後の彼のプロ活動において、大変優位な立場を確保することになります。しかし、それにはファンのサポートが必要です。プロに転向したとき「応援してください」と結弦くんは言った。「現役でなくなった自分にファンがついてきてくれるのだろうか」と不安になるのは、それだけ彼が今後の自分にとってファンのサポートが絶対に必要不可欠だとわかっているからだと思う。

羽生結弦にとっての「引退」は、たぶん多くのファンからの応援を失ったとき。彼は多くのファンから必要とされることで幸せを感じ、それをモチベーションにして精進し、スケートでファンに幸せを還元してきた。そういう幸せの還流で、羽生結弦とFanyusは繋がってきたのだ。

だから、彼を「引退」させたくなければ簡単なこと。ファンが彼を応援し続ければいいのである。

sashaさんは以前にも的確な考察をUPしてくださっているので、興味があればどうぞ。
http://bltraveler.blog63.fc2.com/blog-entry-4839.html
http://bltraveler.blog63.fc2.com/blog-entry-4852.html
http://bltraveler.blog63.fc2.com/blog-entry-4962.html


大谷さんが大変なことに巻きこまれてるようです。




Sashaさんの言う通り、彼には数多のエージェントからお誘いがあったと思う。プロ転向を機にそれはむしろ増えたかもしれない。大手の事務所に入れば今よりも守ってもらえる。けれども、意に添わぬ仕事であっても断わりにくくなるかもしれない。大谷さんのような思わぬ火の粉を浴びる可能性もある。どこにも所属しなければ、すべて自分で意思決定できる。彼と彼のブレーンの優秀さを考えると、その意思決定には絶対的な信頼がおける。彼にとっては個人事務所で自由に活動することが一番性に合っているのかもしれない。

大谷さんはエージェントかマネッジメント会社のもってきたスポンサーの仕事を引き受けただけなのだろうけど、為末さんのいうとおり、エージェントのスポンサー選びの失敗としか思えない。よほど条件が良かったのだろうか。昨日、大谷さんが来春WBCへの出場を明言しました。このタイミングでの発表は、FTX破綻のネガティブニュースをWBC出場のポジティブニュースで誤魔化…いや、薄めるためかなとちょっと思ってしまった(笑)

WBCは3月8~21日。世界選手権は3月20~26日。WBCの後にワールドということで、ガチ当たりにならなくてスケ連はホッとしてるのでは。もっとも、WBCの余韻でまた空気になりそうではあるけど。


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テーマ : フィギュアスケート - ジャンル : スポーツ

2022/11/18 09:15 | 海外情報COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

みずほさん、こんばんは。
Sashaさんの記事興味深く読みました。
事後承諾になりますが、私のブログに載せたいです。
もっとみんなに見せたくて、すみません。
と言ってもそんなに読みに来ないところですけど。
よろしくお願いいたします。

No:19206 2022/11/18 19:11 | ゆづ鈴 #- URL [ 編集 ]

みずほさん、こんにちは

大谷くん…エージェントでハズレ引いたか(-.-)

あり得ないけどアリとかにエージェントさせてたら推しがどんなことさせられたかと想像するにオソロシイ((((;゜Д゜)))

全然違うジャンルですが、「ふなっしー」がブレイクしてテレビ出まくってた頃、「なんで大手事務所に入らないのか」と阿川佐和子氏との対談で聞かれて「『仕事の成果』に自分の目の届かなくなる」と…ブレイク初期にそうなりかけたことがあったらしく『ふなっしー監修』出来る範囲で仕事するとなると全て個人でやらないと、と。テレビには出なくなったけど、『ゆるキャラ界の出すぎた杭』は今でも地元ではしっかり活躍されてます。逆に大手事務所に入ってたら使い潰されただろうな…と容易に想像つきます。

この先も推しが自由に活躍出来るように、チケット争奪戦に参戦し、グッズ買ってスポンサーさんの商品買って消費してオススメして…てのは大切ですね♪

No:19207 2022/11/18 21:23 | なすか #- URL [ 編集 ]

ゆづ鈴 様

ゆづ鈴さん、こんにちは。

>私のブログに載せたいです

ゆづ鈴さんもブログされてたんですね。

Sashaさんの見解はいつも的確で私もとても共感しています。多くの人に知ってもらいたいと思ってます(^^) 私は単に紹介しただけなので、事後承諾も必要ないくらいですよ(笑)。

コメント、どうもありがとう♪

No:19208 2022/11/18 22:55 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

なすか 様

なすかさん、こんにちは。

>アリとかにエージェントさせてたら

マリニンはアリから離れた方がいいです。IMGに入った方が上げてもらえるでしょう。アワードでも新人賞のノミネートにマリニンを捻じ込めなかったのをみてもアリには力がない。ラケ爺ももういないし。

AOIでアワードの授賞式やるみたいだけど、AOIに途中からマリニンを出演者に入ってました。それが急に名前が消えた。同じ2月に4CCがアメリカであるのにショーを優先させるのか?と思ってましたが、米スケ連から何か言われましたかね。現役の選手にショーを優先させるエージェントなんてロクなもんじゃないです。

コメント、どうもありがとう♪

No:19353 2022/12/17 19:08 | みずほ #o/PXu/q6 URL [ 編集 ]

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