2011年6月の読書メーター
6月の読書メーターをUPします。
内訳は、小説6冊、漫画6冊、雑誌1冊。
6月は13冊。旅行とその下調べで時間をとられたとはいえ、少ないです。
2010年2月に16冊というのがありましたが、20冊を切ったのはその時以来かな。
そのときは、オリンピックと、旅行で1週間程留守にしたことが重なったのが理由。
そのときよりも少ないとは! 積読本が増えるわけだ・・・。
漫画では、「憂鬱な朝 3」に心を持っていかれました。1年後の4巻目が待ち遠しい!
小説では、やはり1年ぶりの「二重螺旋」シリーズ! ドロドロになればなるほど、何故か爽快感が(笑)
最近は1年に1冊ペースになってますが、できれば、もう少しピッチをあげてほしいですね~。
6月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:1536ページ愛してはいけない (ショコラ文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 全サ応募券と挿絵目当て。初読み作家。義弟×義兄。10年間も弟が好きだったくせに、兄は、相思相愛になってもウジウジ悩んでるし、弟は、それまで恋愛感情がなかったのに、兄と添い寝した途端、兄に欲情し、妙な方向(引越・強姦・脅迫・変態プレイ)に暴走一直線。理解しがたい兄弟だった。変態チックなエロは楽しめたけどね。お兄さん、すごいスキモノだね。ラストの纏め方もちょっと安易。番外編Pは両親の墓参り&交際報告編。SSカードは二人でお風呂編。本間さんの挿絵は期待通り素敵だった♪
読了日:06月29日 著者:伊郷 ルウ業火顕乱 二重螺旋6 (キャラ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 慶輔を刺した祖父が急死。慶輔は重体で意識不明。ハイエナのように襲いかかるマスコミ。慶輔は記憶喪失になり、千里は金で「証言」を売り・・・とどこまでも続くドロドロ地獄。その中で3兄弟のスタンスは全く揺るがない。善と悪を、必要と不要を小気味いいほど分別し、ゴミとなれば容赦なく切り捨てる。この全く綺麗事のない作者の姿勢が好きだわ。裕太も自立し始めたし明るい兆しも見えてきたな。3人の絆は強い。もっともっとドロ沼でもOKよ♪ 雅紀のスケベモードなときだけBLだと思い出す(笑)
読了日:06月27日 著者:吉原理恵子千-長夜の契 (HANAMARU COMICS PREMIUM)
評価 ★★★★☆ 剣士×魂を喰う男。3話+描き下ろし。最後の天狗の話がメイン。美少女っぽかった白鷺が天狗になったらアポロンのような美青年! これはハッピーエンドで良かった。死んだ姉の代わりに輿入れさせられる少年とその従者の恋。少年の心からも消えてしまった従者の想いが切ないなあ。芸能一座の話も哀しい。神罰で、苦しむためだけに輪廻転生を繰り返す男を救いが、魂を喰われることだけとは。少年が男を忘れなかったことが救い。草薙は強さ以上に男気と優しさにグッとくる男。千載とはまだ恋人じゃないけど、描き下ろしは甘い雰囲気
読了日:06月25日 著者:岡田屋 鉄蔵あっちとこっち (ビーボーイコミックス)
評価 ★★★★☆ 高校生×会社員。フェンスのあっちとこっちで、昼休み30分だけ言葉を交わす二人が、恋に堕ちちゃうお話。高校生の中島を前に、年上の余裕を見せてるようで、実は結構ドギマギしてる松阪が可愛い。ドーテイだし、相手は年上だしで、恋にどう立ち向かっていいのか戸惑う中島もコミカルに初々しい。外で会っても、見えない心のフェンスがちゃんとあるのが傑作! スローペースに進んでいく恋。テレが優先して、なかなか最終地点に到達できないもどかしさも良かった。キスや触りっこでも、結構エロいのが腰乃さんらしい
読了日:06月24日 著者:腰乃純情不埒 (B‐PRINCE文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ ホスト(後に弁護士)×歯科医。素直でないネガティブ年上受を、大人になった年下攻が捕まえちゃう話。実際は、受はとっくに攻にハマってるが、過去のトラウマもあるのか、とにかく面倒くさい性格なのだ。攻はホストをしながらも、汚れきれない純な部分をもっていた男。ナイスな青田買いだったね。受の元妻は最悪な女で、何のペナルティもなく慰謝料をせしめたのには納得しがたいなあ。結果的にキュービッド役になったとはいえ。エロは少なめ。初エッチシーンがないのは、まだ攻が下手だったからか!(笑)
読了日:06月24日 著者:高遠 琉加王様のベッド (ビーボーイコミックス)
評価 ★★★☆☆ ゲイの通信工事業者×太陽光アレルギーの彫刻家。中学生同士。高校生同士・・・の3カップル。表題作が一番好きかなあ。天然の彫刻家の無自覚な大胆さと、それにドギマギしてるゲイ・・・という組合せが良い。彫刻家のゲイの弟が、兄に全然似てなくて、ヒゲのいかついオネエなのも受ける! 「花」はかなり意味深な話。死んだ従姉の想いは、死を前にした切ない女心というより、死んだ後も受に、忘れられないような自分の痕跡を残そうという女の妄執みたいなものを感じた。若くても女は怖い。全体的な好き度は草間作品としては普通
読了日:06月22日 著者:草間 さかえ冗談やめて、笑えない (プラチナ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ ホストクラブオーナー×大学生。幼馴染み。孔雀攻と不細工受。友は顔面偏差値は低くても性格美人。我欲は薄いが頑張り屋。美形の一夏に片想いだが卑屈でないとこがいい。友の顔のイメージは、私には、猿というより埴輪かな。一夏と和田・・・ビジネスの前線で戦ってる二人にとって、空気のように存在感がなく、それでいて安眠枕のような癒しオーラがある友は精神安定剤のようなものかな。ブサ受のモテ期到来ような展開だった。でも、結斗が二人の仲を知ったらまたモメそう(笑) 話も地味目だが楽しく読めた
読了日:06月20日 著者:栗城 偲運命の男 (ショコラ文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 社長×秘書。元同級生でライバル同士。互いに認め合った対等感のある男同士。本気の殴り合いができる友人同士。そこに恋愛の執着という要素が加わって・・・という好みの設定なのに、攻が無神経で、好きなタイプではなかったので、あまりツボに入らなかった。黒部や松田も中途半端な役どころで、もう少し話に生かせなかったかな。俺の半分だの、ベストパートナーだの、攻は昔から無自覚に愛の言葉を吐いていたわけで、要は超鈍感だったのね。円陣さんの挿絵は最高。エロシーン眼福もの♪ ※友人よりレンタル
読了日:06月19日 著者:五条 レナChara Selection (キャラ セレクション) 2011年 07月号 [雑誌]
評価 ★★★★☆ 「憂鬱な朝」の全サのため購入。キャラセレなので内容はそこそこ充実してた。それでも、やっぱり目は「憂鬱な朝」に釘付け! レベルの高さが他を圧倒してる。暁人、イイ男になったな~。「僕はあいつを幸せにしてやりたいんだ」・・・執着愛や、奪う愛・・・色々あるけど、これが愛の本質のはずで、若干18歳でそこまでの域に達してる暁人に感心してしまうよ。早く二人が幸せになってほしい! 総一郎がキーパーソンにならないかな~。他の作品では、梅沢はなさん、果桃なばこさんの続きが気になった
読了日:06月18日 著者:なりっぱなしの愛の鐘 (ディアプラス・コミックス)
評価 ★★★★☆ フリーター×料理人。側近×若。舎弟同士・・・の3カップル。メインはオバカなワンコ攻と男前受。喧嘩が強くて男らしいのにエッチな受なんて最高♪ 若、凶暴すぎ。執念深すぎ。そして、サドの若が自分の前でだけ甘える姿を可愛いと喜んでる攻も相当なマニア(笑) チョビ髭キャラの多い阿部さんだけど、とうとう出たね、髭&髭カップル。最後まで辿りつかなかったのは作者の自主規制なのか?(笑) このカップルのその後が気になるなあ。どのカップルもユニークで面白かった。皆ちゃんと「男」してるのがいいね!
読了日:06月17日 著者:阿部 あかねまちの電気屋さん (バンブーコミックス 麗人セレクション)
評価 ★★★★☆ 表題作は、町の電気屋さんと貧しいけど頑張り屋の少年のホノボノとした恋物語。可愛いお話だった。IT企業重役×大学生・・・ネットゲームで知り合った美少女キャラが、実は男だったというお話。これも好きだった。パティシエ×和菓子職人の話は、お菓子の良い香りがしそう。お菓子もラブも甘~いお話。どのカップルも体格差はあるけど、あまりショタっぽくない1冊だった。全体的に粒が揃っていたと思う。あとがき漫画も傑作!
読了日:06月07日 著者:CJ MichalskiDr.の傲慢、可哀相な俺 (講談社X文庫―ホワイトハート)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 「だまし討ちだぜ、DR」シリーズ、レーベルをかえての続編。薫の不幸体質は拍車がかかってるなあ。芝、正木、深津(これはフェイクだけど)と3人の若手やり手医師に奪い合いされる、総モテの薫。でも、なんのかんのいっても、薫は芝に惚れてるのよね~と再確認。ただ、今回、芝が変人のままながら、ヘンタイ度&絶倫ぶりがパワーダウンしてたのが残念。本編のエロ薄路線が、エロエロ路線だった「芝×薫」の方にも継承されてしまったなあ。深津も気になる。シャレの加倉井×深津のその後が読みたいんだけど
読了日:06月05日 著者:樹生 かなめ,奈良 千春憂鬱な朝 3 (キャラコミックス)
評価 ★★★★★ 暁人が久世家の当主としての地盤を築けば築くほど、桂木の居場所がなくなってしまう。だが、その暁人のやる気の原動力は全て、桂木を自分の元に置いておくため。二人の擦れ違いのループはどこまでも終わりが見えない。桂木の自分の居場所探しの旅は、皮肉にも暁人への愛情を自覚したことで終わりをつげた。遂に桂木の出生の秘密が明らかになった第3巻目。激動の時代を背景にした禁断の恋・・・これ程に萌えが凝縮したBL漫画を、私は他に知らない。1日も早く二人の想いが寄り添えることを祈るのみ。1年は長いが頑張って待とう
読了日:06月01日 著者:日高 ショーコ
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2011/07/01 08:10 | 読書メーター | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
色々講評面白くて~
講評面白く拝読しました。いくつか自分も読みまして…。
「愛してはいけない」、確かに理解不能の兄弟さんでした。いやお兄ちゃんはまだしも、弟クンの暴走ぶりが(苦笑)。その分、予測できない展開がツッコミ入れながらも楽しめた気もします…確かに着地は軽めかも、ですね。表紙、好きです。
「王様のベッド」…本当に意味深なお話の「花」が印象深くて。「既に不在の女の子」の従兄弟の存在が重かった…いわくいいがたいのですが、不在ゆえに強烈な?なんだか上手な脚本家さんの舞台の劇にありそうな…最後の頁の、窓の外から伸びる九門クンの腕が好きです(変かなぁ…)
「あっちとこっち」、ほんと「恋する馬鹿オトコ見つけたり!」ああなんて可愛いのかと。いいなぁ~フェンス付きで、じりじり。中島クンの手芸シーンも楽しいなぁ~
あ、尚、野球のスコアは最初はラジオ放送聞きながらだと楽です。「一球目、おっ初球から打っていきました…レフト前ヒーット」とか、全部放送してくれるので、こつこつ記号を書くのに集中出来ます。でも最近あんまりつけてないなぁ…関係ないねたで最後はすみません。
かぶら拝
No:1424 2011/07/03 23:33 | かぶら #- URL [ 編集 ]
かぶら様
おはようございます。
「愛してはいけない」は、設定は好きなんですが・・・。
弟のキャラが、何か途中から変わってませんか? ゴーカンとか、お道具使ったりとか。
写真撮って脅すに至っては、「これはトンキワシリアスなのか?」と突っ込んでしまいました(笑)
兄の頑なさも、あそこまでいくと不自然で。お兄さんのエロエロは良かったですけど(笑)
本間さんの挿絵には満足しました。表紙、素敵でしたね!
「王様のベッド」は、従姉が影の主役でしたね。
彼女の行動を切ない女心ととることもできるけど、私は女の怖さを感じました。
読者に解釈を任せる部分が多いので、草間さんの作品は難しいんですが。
確かに、演劇の原作になりそうな話ですね。
「あっちとこっち」は、安心印の腰乃さん・・・という感じでした。ホノボノとしていていいですね♪
本当に野球がお好きなんですね。私も野球に限らず、スポーツ選手のBLは好きなんですが、少ないので残念です。野球選手BLだと、山本小鉄子さんとか、小説では久我さんの「青空へ飛べ」とかありますね。
コメント、どうもありがとうございました♪
No:1427 2011/07/04 09:04 | みずほ #- URL [ 編集 ]
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