2009年9月の読書メーター

9月の読書メーターをUPします。

内訳は、小説17冊、コミックス15冊、雑誌1冊、一般書1冊。

9月は小説があまり読めませんでした。漫画はいつもより少し多め。
今市子さんや定広美香さんなどベテラン漫画家さんの作品が印象に残りました。


9月の読書メーター
読んだ本の数:34冊
読んだページ数:6553ページ

幻月楼奇譚 2 (2) (キャラコミックス) (キャラコミックス)幻月楼奇譚 2 (2) (キャラコミックス) (キャラコミックス)
評価 ★★★★☆ 前作では若旦那の本気度がわかり難かったが、どうやら本気らしい。与三郎も若旦那を大事に思っていることがよくわかる。一方で若旦那を受け入れられない本当の理由も見えてきたような気がする。1作ごとに与三郎が綺麗に色っぽくなってるのが良い
読了日:09月30日 著者:今 市子
ちゃんと待ってる2 (二見シャレード文庫) (二見シャレード文庫 か)ちゃんと待ってる2 (二見シャレード文庫) (二見シャレード文庫 か)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ この話は可愛くて甘い砂糖菓子のようなイメージがあったのだけど、貴一の鬼母が登場してちょっとハードな展開に。貴一の悲惨なルーツがわかり二人の絆はより強まった。でも、暗い家族話よりイチャラブの方が読みたいのが本音。続編まで7年・・・。できれば「恋になる日」の続編もこの勢いでだしてほしい
読了日:09月29日 著者:可南 さらさ
描くのは愛 (ショコラノベルス・ハイパー) (ショコラノベルス HYPER)描くのは愛 (ショコラノベルス・ハイパー) (ショコラノベルス HYPER)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 天才贋作師×画廊勤務。ドキリとさせられる表紙だが、朝南絵の美しさは芸術絡みの内容にぴったり。攻の天才らしい純粋さや子供っぽさ、受の姉さん女房らしい、賢くしっかりしたところが好感もてた。互いに孤独な魂をもちながら、足りない部分を補い合えるお似合いのカップル。剛作品は天才とそれに魅了される人間という組み合わせがわりと多いが、マンネリにならずいつも新鮮さがあるのはさすが
読了日:09月28日 著者:剛 しいら
独占範囲 (スーパービーボーイコミックス)独占範囲 (スーパービーボーイコミックス)
評価 ★★★☆☆ 「射程範囲」の読編。本当にバカップルだなあ、サルだなあとしか言いようがない。描き下ろし完結編は卒業式。東京で大学生活を同棲で始めることになった二人。付き合い始めた頃に攻が見た「夢」がようやくこれで繋がった。これからも東京でエロ菌をどんどんバラまくんだろうなあ。周囲は迷惑だろうけど(笑)
読了日:09月26日 著者:東里 桐子
射程範囲 (スーパービーボーイコミックス)射程範囲 (スーパービーボーイコミックス)
評価 ★★★☆☆ これほど時と場所を弁えずヤりまくってるバカップルは久々に読んだ気がする。いっそ清々しい。バレてないと思ってるのは自分たちだけで周囲はエロ菌をバラまかれて大迷惑(笑) SMプレイに墓場Hまで何でもあり。プロ20年選手らしいが初読み。作者のホモエロ大好き・腐のパワーが炸裂した1冊
読了日:09月26日 著者:東里 桐子
不条理で甘い囁き (幻冬舎ルチル文庫 さ 2-23)不条理で甘い囁き (幻冬舎ルチル文庫 さ 2-23)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 「甘い」シリーズ第二作。痴話喧嘩も含めて、出来上がったカップルのありふれた日常って意外とBLで少ないので、かえって新鮮だった。EDになってリバも決意する謙也の決死の覚悟も可笑しかった・・・でも素質なさそう(笑) 謙也受難の1冊だけど、同棲に持ち込めたんだから「禍転じて福となす」? 颯生も段々可愛くなってきてるし、糖度100%の甘?い仕上りだった。エロも前作より充実してる感じ
読了日:09月26日 著者:崎谷 はるひ
絶対零度の挑発 (プラチナ文庫 アリス)絶対零度の挑発 (プラチナ文庫 アリス)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ リバ目当てで購入。男としての器量が互角の二人の攻防・駆け引きが面白い。ビジネスでもベッドの上でも一歩も引かない関係が男同士の恋愛らしくて刺激的。骨子のビジネス面も珍しい内容だし、話の着地点も良かった。あとは1勝2敗のミハイルのリベンジを期待したい。袋とじは遊び心だね
読了日:09月24日 著者:ゆりの奈櫻
日本を貶めた10人の売国政治家 (幻冬舎新書)日本を貶めた10人の売国政治家 (幻冬舎新書)
評価 ★★★★☆ 右寄りの筆者ばかりなので偏りは感じるが興味深い内容だった。読み終わったタイミングで、鳩山首相の訪中で「村山談話」を踏襲するというニュースをみて複雑な気分になった(笑) 政治に無関心ではいけないという気持ちにはさせられる1冊
読了日:09月22日 著者:
ザイオンの小枝 (スーパービーボーイコミックス)ザイオンの小枝 (スーパービーボーイコミックス)
評価 ★★★★☆ 絵は好きでもストーリーがわかり難いイメージの漫画家だったが、これは比較的取っ付き易い。戦中、終戦直後の激動期のユダヤ人とSSという究極のカップリング。それだけでも萌えシチュだが、おまけにオヤジ受と軍服好きならもう大満足の一冊。だが、私的には何故か本編より肉球編により萌えた。「Kapitel.3」の続きも読んでみたい。「Chrysalis」も良かった
読了日:09月22日 著者:稲荷家 房之介
ヤってみやがれっ! (二見シャレード文庫) (二見シャレード文庫)ヤってみやがれっ! (二見シャレード文庫) (二見シャレード文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 鬼畜眼鏡攻×元タラシ攻の受。全寮制男子校生徒会ものでもある。リバ目当てだったがリバはおまけ程度。攻×攻争いは好きだし、トンチキコメディとしてはまあまあ面白かった。攻が強引というか受の気持を無視しすぎで、受が単に押し切られてしまった感じがする。そこが惜しい
読了日:09月22日 著者:ゆりの 菜櫻
灼熱に濡れた花嫁 (シャレード文庫)灼熱に濡れた花嫁 (シャレード文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ アラブ王子×日本人会社員。留学時代に恋人同士だった二人の再会もの。誘拐・監禁・ハーレム・媚薬・陰謀など、アラブものお約束アイテム色々。意固地さ、思い込みの強さが過剰すぎて、ちょっと理解し難い受だった。臣下も皆「王子のため」と言いながら自分勝手に動いて全然ためになってないし。これじゃ王子(攻)も大変だと思った
読了日:09月21日 著者:ゆりの 菜櫻
熱砂の檻からはばたいて (講談社X文庫 さK- 5)熱砂の檻からはばたいて (講談社X文庫 さK- 5)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵☆☆☆☆☆ 中東の王子×会社員。普通のアラブものより仕事に重きを置いていて内容はあるのだが、恋愛部分が物足りなかった。最後は王位より恋を選ぶというのに何故だろう。途中までお互いに距離を置きすぎてるからか。過去の二人が恋愛してた頃の回想シーンがあればもう少し盛り上がったのでは。挿絵がないのが残念
読了日:09月21日 著者:佐々木 禎子
我が侭な皇太子は恋着する (ダリア文庫)我が侭な皇太子は恋着する (ダリア文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 「身代わり王子の純愛」の続編と知らず購入。親衛隊将校×王子。幼馴染み、忠臣攻、敬語攻、女王様受等大好き設定なのだが、前作未読のため、前作と繋がっている部分がわかりにくかったのが残念。一途で忠実な攻が素敵。口絵も中の挿絵もエロくて良かった
読了日:09月19日 著者:剛 しいら
やるときゃやるぜ! (ビーボーイノベルズ)やるときゃやるぜ! (ビーボーイノベルズ)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 「岩本薫フェア」の小冊子目当てで購入。デビューノベルズの新装版。義兄弟、ツンデレ女王受、年下ワンコ攻・・・好き要素満載なのにこのカプはイマイチ萌えなかった。面白くないわけではないが、全体的にライトで薄味な感じがした。ツンデレ受はいいんだけど、ワンコ攻の方の魅力が私的には弱かった。脇カプの腹黒攻の方が好みだったな
読了日:09月17日 著者:岩本 薫
灰とダイヤモンド 3 (3) (ソノラマコミック文庫)灰とダイヤモンド 3 (3) (ソノラマコミック文庫)
評価 ★★★★☆ ジョーに執着するヤクザ・透との最後の戦い。周囲の大物達が次々に死んでいく中で、ジョーと音次は強かに生き残っていく。二人でいることが互いのパワーを増幅させ光り輝かせていくようだ。読み応えのある本編に、3年後の二人の描き下ろし。本編とは10年程のブランクがあるので絵柄がかなり違うが、すっかり大人びてカッコ良くなった二人が見れて良かった
読了日:09月16日 著者:定広 美香
灰とダイヤモンド(2) (ソノラマコミック文庫)灰とダイヤモンド(2) (ソノラマコミック文庫)
評価 ★★★★☆ 売春、ヤクザ、近親相姦・・・インモラルでダークな部分が多いのに暗さはない。暴走気味の若い二人にハラハラしながら惹きこまれた。ほぼ50/50のリバカップルなのも定広作品らしい。音次の失踪した兄を追って台湾に舞台を移し、物語は佳境へ
読了日:09月15日 著者:定広 美香
灰とダイヤモンド(1) (ソノラマコミック文庫)灰とダイヤモンド(1) (ソノラマコミック文庫)
評価 ★★★★☆ 新装版刊行数か月後出版社が廃業した不運な作品だが、出会えてよかった。15年程前に描かれているので昭和の匂いがするが、それが良い意味での味をだしている。主人公二人の若さ故の無鉄砲なエネルギーが小気味良い
読了日:09月15日 著者:定広 美香
アンダーグラウンドホテル 下 (双葉文庫 さ 30-2 名作シリーズ BOYS LOVE)アンダーグラウンドホテル 下 (双葉文庫 さ 30-2 名作シリーズ BOYS LOVE)
評価 ★★★★★ 旧装版で既読だったが、完全版ということで購入。UGHでの出逢いが二人を変える。2年間が互いを掛け替えのない半身にした。BLの枠を超えて愛のあり方を教えてくれる名作。最後の解釈は”南の島”以外あり得ない(続編を描く余地があるならそれしかない!)。再びセンとソードに会えることを切実に願う。
読了日:09月14日 著者:定広 美香
アンダーグラウンドホテル 上 (双葉文庫 さ 30-1 名作シリーズ BOYS LOVE)アンダーグラウンドホテル 上 (双葉文庫 さ 30-1 名作シリーズ BOYS LOVE)
評価 ★★★★★ 旧装版で既読だったが、完全版ということで購入。何度読んでもいい。駆け引きと打算の関係から恋愛に、ファックからメイクラブに変化する二人の関係・・・表現方法はBLで許されるギリギリのラインなのに、下品にならず崇高ささえ感じる。故・栗本薫氏の寄せる言葉がこの作品のすべてを表している。文句なくこの作者の最高傑作
読了日:09月14日 著者:定広 美香
スリープ (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)スリープ (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★☆☆ 不眠症×眠り病。正反対の睡眠障害をもつ二人の主人公。難しい材料をそつなく料理してしまう上手さはさすが。二人の病気のルーツ、”魔性”の眠り姫に悪戯する”犯人”の謎など、興味深い展開にグイグイ引き込まれた。重い話だが、二人の病気の未来に薄日が見えるラストは読後感が良い。他に2組くらいカップルができそうな雰囲気なのでスピンオフを楽しみに待とう
読了日:09月13日 著者:砂原 糖子
初心者マークの恋だから (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)初心者マークの恋だから (ディアプラス文庫) (新書館ディアプラス文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 教師同士。新米教師の受が恋も仕事も年上の攻に導かれて成長していく。年の差年上攻の良さがよくでていた。受のグルグル具合も可笑しくて楽しく読めた。ラブ部分がなかなか進展せず焦れったかったけど、主軸になってる弁論部活動の熱気や緊張感が伝わってきてワクワクした。挿絵も満足
読了日:09月11日 著者:いつき 朔夜
忘れもの (ドラコミックス 214)忘れもの (ドラコミックス 214)
評価 ★★★★☆ 「帰り花」前後篇が好き。「蔓草の庭」でみせた和装の色香はここでも健在。はだけた着物からのぞく素足や足袋がエロい。「ためしてみましょう」の先輩・後輩は、黒髪同士でもいいがもう少し描き分けを。付き合って7年、慣れすぎてつい忘れがちな大事なこと・・・シンプルなタイトルが印象的な表題作も良かった
読了日:09月10日 著者:加東 セツコ
幻月楼奇譚 1 (1) (キャラコミックス)幻月楼奇譚 1 (1) (キャラコミックス)
評価 ★★★★☆ 時代物・和の世界・あやかし・・・この作者の魅力が凝縮されたニアホモBL。若旦那と与三郎の仲が進展することはあまり期待できないけど、こういう関係もまた一興かも。与三郎に恋慕していた幽霊には成仏させるために本懐を遂げさせたようだが、若旦那の想いは生きてる間に叶うのだろうか(笑)
読了日:09月09日 著者:今 市子
青銅の愛人 (もえぎ文庫)青銅の愛人 (もえぎ文庫)
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 「黒衣の公爵」シリーズ番外編。この作家は人の心の底深い孤独を優しい視点で描くのが本当に上手いと思う。生きる意味愛し愛される価値を教えるには人間もロボットも関係ないという、人間の尊厳にも関わるテーマをさらりと扱い押し付けがましさはない。人とロボットのとても美しいラブストーリー
読了日:09月08日 著者:剛 しいら
宵月の惑い―桃華異聞 (幻冬舎ルチル文庫 い 1-7)宵月の惑い―桃華異聞 (幻冬舎ルチル文庫 い 1-7)
評価 小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 「桃華郷」シリーズ3作目。「神獣」シリーズとともにその世界観が素晴らしい。女王様受、美僧、身代わりH、年下攻の筆おろし、等々マイ萌えツボを刺激するアイテムがてんこ盛り。春をひさぐ陰で育まれる純愛の切なさがこのシリーズの醍醐味だが、この彩夏と瑛簫のカプに一番萌えた。脆さと気丈さが混在する彩夏の複雑な内面が痛々しく魅力的。最後の姉さん女房と年下夫の幸せな姿が微笑ましかった
読了日:09月07日 著者:和泉 桂
純情な恋人 (ルビー文庫)純情な恋人 (ルビー文庫)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 「野蛮な恋人」のスピンオフ。タイトルに似合わぬビッチ受。受攻の好感度も話のテンポも前作の方が良かった。でも、最悪だった受の印象は前作よりは好転した(主役だから当たり前か)。前作のカプが少しくらい出演するかとの期待は残念ながらはずれた
読了日:09月07日 著者:成宮 ゆり
純愛の仮面舞踏会(マスカレード) (ビーボーイノベルズ)純愛の仮面舞踏会(マスカレード) (ビーボーイノベルズ)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ リブレとうえだ作品という異質の組み合わせ。攻がセレブのハーレクインな流れはリブレテイストだが、攻も元々は庶民で、受も苦学生なところはうえだ作品らしくてホッとした。仮面舞踏会の話への絡め方はかなり強引(笑) 突っ込み処はあるが、まあこういう王道もたまには良いかな
読了日:09月05日 著者:うえだ 真由
恋が僕等を許す範囲 2 (スーパービーボーイコミックス)恋が僕等を許す範囲 2 (スーパービーボーイコミックス)
評価 ★★★★☆ 本仁氏の作品のメッセージはいつも難解で、私の頭では全てを理解することが難しい。恋は愛より純粋なものだとされているようだが、そもそもこの二人に女たちへの愛と呼べるものがあったのだろうか。大学時代からお互いしか見えていないのに。正直、二人の女は物語の中で道化のようにしか見えなかった。二人がようやく真正面から向かい合えた途端終わりなので少し消化不良だった
読了日:09月04日 著者:本仁 戻
放課後のラブコール (リンクス・コレクション)放課後のラブコール (リンクス・コレクション)
評価 ★★★★☆ この作者も4冊目のコミックスだが、1冊ごとに絵が上手くなって洗練されてきてる。ヤクザ攻がフェロモン全開で、眼鏡美人受もエロ顔が色っぽい。できればカバー下の展開が良かったけど(笑) 息子編も読んでみたい気がする。同時収録の「とある僕の日常」の女の子みたいな怪力受が可愛かった
読了日:09月04日 著者:北沢 きょう
フリーパンチ (ディアプラス・コミックス)フリーパンチ (ディアプラス・コミックス)
評価 ★★★★☆ 元ヤンの熱血先生・天野が可愛かった。しかしこの二人何気に139名義のゾロサンに似てるなあ(笑) 山田・父も良い味をだしてる。でもそれ以上に男子寮ものに萌えた。ツンデレ桐野の昼と夜のギャップが良い。この作者はハズレがないので安心して新刊買いができる
読了日:09月04日 著者:夏目 イサク
BE×BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2009年 10月号 [雑誌]BE×BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2009年 10月号 [雑誌]
評価 ★★★☆☆ ファインダーシリーズの小冊子目当てで購入。小山田あみさんの漫画の下見ができたのが収穫。これはコミックス購入決定。青海信濃さんの「ディフェンスライン」も気になった。「教師?」「PUNCH」はコミックス購入してるシリーズなのでいずれにしても発売待ち
読了日:09月04日 著者:
no reason―恋に堕ちる (リンクスロマンス)no reason―恋に堕ちる (リンクスロマンス)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★☆☆☆ 天然記念物並の箱入り受にワンコ攻。お互い交代で相手に振り回されている幼さがまだ16歳の初々しさを感じさせる。受より男らしい(?)従姉妹も好感がもてる。二段組の長さで話がなかなか先に進まないのでじれったいし、後半の攻のヘタレ具合に喝を入れたくなったが、可南作品は好きなので許せてしまう。挿絵があまり好みでなかったのが残念
読了日:09月04日 著者:可南 さらさ
蔓草の庭 (MARBLE COMICS)蔓草の庭 (MARBLE COMICS)
評価 ★★★★☆ 表題作は和のしっとりした雰囲気が良かった。着物×着物はやはりエロい。「そらごと」と「箱」は、ある始まりを予感させるような微妙な終わり方だが、余韻は悪くなかった。「コンディショナリィ」はこの二人ならできればリバ希望。この作者の絵の独特の色香は前作より増してると思う
読了日:09月03日 著者:加東 セツコ
春の泥 (キャラ文庫 み 3-5)春の泥 (キャラ文庫 み 3-5)
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★☆☆ 温めの仕上りで閉塞感は希薄。弟が壊れているといっても、「青水無月」の弟の狂気に比べれば足元にも及ばず、どうみても兄大好きな甘えん坊。しっかり者にみえる兄の煮え切らなさに少しイラッとした。全体的に少し中途半端な感じはするが、大好物の兄弟ものなのでそれなりに楽しめた
読了日:09月02日 著者:水原とほる

読書メーター


関連記事

2009/10/01 09:35 | 読書メーターCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |