2012年4月の読書メーター

4月の読書メーターをUPします。

内訳は、小説12冊、漫画6冊、雑誌2冊、同人誌1冊。

漫画をあまり読めなかったせいか、全体的にいつもの月より若干少ない冊数でした。

小説で印象に残った作品は、Unit Vanillaの「追憶の獅子」と砂原糖子さんの「ファントムレター」
珍しく雑誌を2冊読みました。これはどちらも満足度が高かったです。


4月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:3817ページ
ナイス数:431ナイス

キャラメリゼ! (B's-LOVEY COMICS)キャラメリゼ! (B's-LOVEY COMICS)
★★★☆☆ 外科医×高校生、寺の跡取り息子×高校生、部下×主任、リーマン×喫茶店主の4編の中編に、4編の短編を加えた初期作品集。コミックス3冊分くらいの分厚さでお得感あり。コスプレHのリーマンカップルはヘンタイチックで面白かったし、オネエ攻のカップルは短編では勿体なかった。続きが読みたかったな。どれも絵が可愛くて、ストーリーも気楽に読める感じで楽しかった! 
読了日:04月02日 著者:神葉 理世
Go for it!! 2 (キャラコミックス)Go for it!! 2 (キャラコミックス)
★★★★☆ バスケ選手×ボクサー。乙女攻×硬派受? 伊勢谷は超照れ屋の上に、”わざわざ言葉に出さなくてもわかるだろう!”という古いタイプの男。反して、余目は言葉にしてほしい! 電話やメールが欲しい!という、恋するとウザくなる男。同居したらお世話攻×亭主関白受になりそう。男前の短髪・筋肉受はいいね! 好きなタイプのカップルだし、2冊丸ごと同じカップルでガッツリ読めたし、1巻目にはなかった合体も今回はちゃんとあったので満足できた。ただ、楢崎作品の攻の嫉妬の仕方がちょっとパターン化してるような気がする
読了日:04月03日 著者:楢崎 壮太
美男の殿堂 DX (B's-LOVEY COMICS)美男の殿堂 DX (B's-LOVEY COMICS)
★★★☆☆ イケメン限定アパートに生まれる4組のホモカップル(例外でノンケ2人)。謎のアパート大家(殿下)×歌手志望青年(御前)、外国人モデル(伯爵)×寿司職人(姫)、俳優志望青年(将軍)×デイトレーダー(太夫)、他1組。軽く楽しく読めるけど、どのカップルも少し中途半端感が。特に、伯爵と姫は恋人同士になったようななってないような?(最後までいってないし) 帝も面白そうなキャラだけど生かし切れてなかったような。殿下はどちらかというと受の方が好みかも。3冊分くらいの厚さでお得感はあり
読了日:04月04日 著者:神葉 理世
追憶の獅子 アーサーズ・ガーディアン (SHYノベルス)追憶の獅子 アーサーズ・ガーディアン (SHYノベルス)
小説★★★★★ 挿絵★★★★★ 花屋(実はウォール街の帝王)×パブの店主(実はAG現総帥)。個人的には面白さではこの完結編が一番かな。前3作からの総仕上げ&AGの種明かしのような位置づけで、美味しい役どころの最終ランナーだった。諒一とアーサーの感動的な秘話でラストを締めくくり、わけのわからん慈善団体だったAGに意味を与え、シリーズとしての深みを増したと思う。それでも、やっぱり1作目・2作目のミッションはオーバーすぎるかな(笑) ソツのない上手さや、この巻だけ発売延期になったことから、作者はひちわさんと予想
読了日:04月05日 著者:Unit Vanilla
それでは今日もいただきます。 (ディアプラス・コミックス)それでは今日もいただきます。 (ディアプラス・コミックス)
★★★★☆ 表題作は、洋食屋跡取り×ラーメン屋跡取りのご近所さんラブ。他に、パティシエ×雑誌編集者、髭カフェオーナー×店員、作家×庭師。表題作が一番エロくてお気に入り。パティシエと編集者は、辛いもの嫌いと甘いもの嫌いのカップル。食の嗜好の一致は結構大事だと思うけど、大丈夫かしら(笑) 橋本さんの作品は、強烈な萌えもないけど、駄作もないよね。絵の安定度、ストーリー、サービスシーンとそろっていて、安心のクオリティ。いつもながら、可愛い絵なのに性器のリアルさがたまりません(笑) 
読了日:04月06日 著者:橋本 あおい
渇仰 (プラチナ文庫)渇仰 (プラチナ文庫)
評価★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 人気俳優×元会社員。達幸は完璧な犬だった。行動様式がぜんぶ犬! なのにエッチだけはおあずけがきかない躾のできてない犬(笑) 明良の性格が最初は好きになれず、達幸があまりにも哀れっぽく、最初は萌えにくかったけど、明良が達幸の才能を認めたあたりから面白くなった。しかし、あれだけ達幸の自分への依存を知りながら、「自分がいない方が達幸のため」と姿を消すなんて、明良ってバカかなあ(笑) エロは相変わらず汁ダク濃厚で美味しかった。挿絵も美麗。ペーパー付 
読了日:04月08日 著者:宮緒 葵
二人の弟 (ルナノベルズ)二人の弟 (ルナノベルズ)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 次男+三男×長男。とうに開き直ってる弟2人に比べて、兄一人がグルグル悩んでいて、身体はどんぶらこと流されてるのに、往生際が悪いのにイラッとした。何かというと「弟のため」とか「禁忌だから」とか「自分がいなければ」とか「白石家の責任」とかちょっとウザい。兄弟3人とも、親(父1、母2)の身勝手に振り回されて、経済的には恵まれていても精神的には被害者。親のことは気にせず自由に生きるといいよ。もう少しドロドロ感があってもよかった。巻末短編は次男視点、Pは三男視点。挿絵は雰囲気バッチリ
読了日:04月08日 著者:水原 とほる
なんか、淫魔が見えちゃってるんですけど (二見シャレード文庫)なんか、淫魔が見えちゃってるんですけど (二見シャレード文庫)
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 部下×研究所室長。「淫魔」シリーズ第2作目。淫魔オヤジ再来。今度はオカマとやったために中途半端に弱体化し、姿を消せなくなったオヤジ妖精。胸ポケットに隠していたオヤジを、偏執的な変態研究者・篠澤に見つかってしまう(会社に連れていったら見つかるよ)。今回は執拗にオヤジの正体を探ろうとする篠澤と、隠そうとする美和の攻防が話の中心。年下ながら美和をナイトの如く守る渡瀬が頼もしい。しかし、洗面器に浸かるオヤジが益々目玉親父に見えてしまったよ。面白いが、続編だけに少しパワーダウンか?
読了日:04月09日 著者:松雪 奈々
愛がない (ショコラ文庫)愛がない (ショコラ文庫)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 初読み作家。営業×経理。同期同士。草食系地味男の槙野が肉食系モテ男の白井に恋をして玉砕覚悟で告白。白井が気まぐれに抱いたら槙野にハマッてしまう。でも、優しくなくて苛めてばかりなので槙野に伝わらずすれ違いまくって・・・という話。ほとんど攻視点なので、実際は悪気はないと読者にわかるんだけど、白井は酷かった。山崎さんは押しの強い女性キャラだけどカラッとしてて憎めないタイプ。元がWEB小説だからか文章も内容も軽い感じでサラッと読めた。本編より最後の山崎さん視点の短編が面白かったな
読了日:04月10日 著者:成瀬 かの
苦い水苦い水
★★★★☆ 「甘い水」番外編同人誌。本編直後の話。休日のホテルでの情事編。本編ではセフレ以上恋人未満で終わってしまったが、二人の間にもう少し糖度がUPした感じ。相変わらず遠藤には色気がないが(笑) 一番好きなのは、朝、遠藤の髭を神宮寺が剃ってあげるシーン。神宮寺に顎を預けて剃ってもらってる遠藤が可愛い。男でも女でもない”第三の性”みたいな受じゃなくて、ちゃんと”男”って感じがする。髭剃り萌え?(笑) 夏コミ頃までにはだす予定らしい続編が楽しみ!
読了日:04月10日 著者:かわい 有美子
闇を照らす君の指先 (B‐PRINCE文庫)闇を照らす君の指先 (B‐PRINCE文庫)
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ デビュー作。伯爵家長男×公爵に買われた孤児。父親(伯爵)に憎まれていた稀と、華族の余興で透視能力を見世物にされていた満智流。居場所のない者同士が巡り合い恋に落ちた純愛もの。稀の男らしさがカッコ良かったし、満智流の卑屈すぎない健気さや心の美しさに好感がもてた。伯爵の妄執が怖い。弟の血を残そうとしたのは愛と呼べるのかもしれないけど、瓜二つの稀が生まれると憎まずにはいられなかったという・・・亡き妻も稀も伯爵の狂気の犠牲者だね。SSカードは1年ぶりに日本に帰国した直後の二人
読了日:04月11日 著者:千島かさね
狼さん探偵物語 (ショコラ文庫)狼さん探偵物語 (ショコラ文庫)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★★ 初読み作家。前作未読でも問題なし。探偵事務所所長(人狼)×事務員(人狼と人間のハーフ)。山野辺は男も女も惹きつけるフェロモンの持ち主。山野辺の匂いに発情しっぱなしの朋広。朋広の欲求不満解消のために始まった身体の関係から恋愛に発展する話。朋広の普段のツンデレと発情したときの獣っぷりのギャップが面白い。山野辺の言う「獣の番の習性」・・・一生朋広を放さないってことね。小説の満足度は3.5位。ムクさんの挿絵が可愛くてお話にぴったり♪ 山野辺は表紙のようなケモミミにはなりません(笑)
読了日:04月14日 著者:石原 ひな子
空の涙、獣の蜜 (クロスノベルス)空の涙、獣の蜜 (クロスノベルス)
小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 同人誌版は既読。神獣×贄。村の豊穣の為に八百年ぶりに神獣(珀焔と黛嵐)に捧げられた贄のソラ。ソラの腎水は神獣の餌。贄は神獣にとって性欲・食欲を満たす、文字通り”食う”対象。だが、ソラと神獣二人の間に愛が生まれる。同人誌版ではソラの伴侶は決まらなかったが、今回の加筆修正でソラの伴侶は珀焔に決まった。3P、獣姦、数十匹の胡狼による輪姦と、汁ダクエロ満載。書き下ろしは黛嵐の救済編。カイナという新しい贄が登場。Pは珀焔×ソラ編。コミコミ小冊子は4人の視点からの話。エロくて楽しかった
読了日:04月16日 著者:六青 みつみ
Dear+ (ディアプラス) 2012年 05月号 [雑誌]Dear+ (ディアプラス) 2012年 05月号 [雑誌]
★★★★☆ 「レオパード白書」の漫画とふろくCD目当て。印象に残った漫画は、「レオパード白書」「飴色パラドックス」「LOVE or LOST」「今日も月が綺麗」「クロネコ彼氏のアソビ方」。初読みでは、男性BL漫画家の「せんせいはふだんし」と、元恋人が同窓会で再会する「第2章がはじまります。」が面白かった。「今日も月~」は、最後は先輩がカッコ良く決めたね。「LOVE or LOST」は石原さんらしい二人の男の骨太な関係に萌える。「レオパード」はゲロ甘で喧嘩してもオノロケにしか見えなかった(笑)
読了日:04月17日 著者:
金のフォークに銀の匙 (ルナノベルズ)金のフォークに銀の匙 (ルナノベルズ)
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 公認会計士×大学生。交通事故の加害者と被害者の関係から始まった不破と三谷の付き合い。帯は「腹黒×天然」とあるが、不破は腹黒ではないな。不破は優秀で正直で完全主義で対人関係が不器用。三谷は勉強はできないが、対人スキルに優れていて人を見る目がある。お人好しな反面、三谷は無自覚な人タラシでもある。銀の匙を咥えて生まれた三谷と金のフォークを手にした不破。お互いに欠けたものを補いあえる運命的な相手に巡りあったね。まさに禍転じて福となす。山崎君と田中君も気になる。コミコミSSカード付
読了日:04月18日 著者:かわい 有美子
イケズ彼氏の堕とし方 (ディアプラス・コミックス)イケズ彼氏の堕とし方 (ディアプラス・コミックス)
★★★☆☆ イケズ編集者×新人漫画家。同人作家だった幸生はコミケで田中に発掘されエロ漫画家として商業デビュー。しかし、デビューすると田中は素っ気ない。萌えなエロを描けるように、田中からエロ指導を受けるが・・・? 田中の態度の理由は、元々S気質で好きな子を苛めちゃうタイプだった、担当として公私混同を(多少は)自重してた・・・ってことかな? エロとストーリーのバランスがいいという印象。これは人間同士の話だけど、脇役ででてる影虎が別漫画の主役でネコ科繋がりらしい。面白いけど田中が冷たいので萌えはイマイチかな
読了日:04月20日 著者:左京 亜也
ネコ科彼氏のあやし方 (ディアプラス・コミックス)ネコ科彼氏のあやし方 (ディアプラス・コミックス)
★★★★☆ 養護教諭×ネコ科高校生。犬に吠えられたり、気持ちよくなると猫型になってしまう九重。変身のコントロールが下手な九重は、猫科人間に理解のある夏目とトレーニングのために同居することになるが・・・。ネコ耳高校生・九重が可愛い。夏目でなくても、猫好きならきっと九重を飼いたいと思うだろう(笑) 半分ネコ化したケモミミ状態のエッチはエロくて可愛くて萌え~♪だね。「おまえが猫だろうと人間だろうと猫科だろうと、正直どうでもいい」とは究極の愛の言葉だが、3バージョンを楽しめる恋人なんてなかなかいないよ(笑)
読了日:04月20日 著者:左京 亜也
眩暈(めまい) (Holly NOVELS) (ホリーノベルズ)眩暈(めまい) (Holly NOVELS) (ホリーノベルズ)
小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 新装版。脚本家×会社員。幼馴染み。澄(受)の性格が”眩暈”がする程悪くて(特に前半)、圦也の趣味悪っ!と思いつつ読んだ。澄のどこがいいんだ? 顔か?(てか、それしかない) それなら筑田でもいいじゃん!と。成長してからは澄はわりとマトモになったが、それでも自分の娘と圦也の間の子供を望む神経はよくわからん(笑) TV界の子役ブームの影響か?、BL界も最近子持ちブームだが、少し食傷気味かな。今さんの柔らかい挿絵が内容のドロドロ感を薄める効果に。最後はハピエンで読後感は悪くなかった
読了日:04月24日 著者:五百香 ノエル
ファントムレター (幻冬舎ルチル文庫)ファントムレター (幻冬舎ルチル文庫)
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 大人組は広告代理店営業マン×イタリアンシェフ。子供組は小学生同士。都会から田舎に移り住んだ少年と地元の少年の恋物語。アダルト組は一生ものの恋を一度は手放した。真頼(受)が逃げ、訓(攻)が追う追いかけっこのような恋。真頼が残した手紙を読んだ治は双葉への想いを自覚すると同時に、不器用だったアダルト組のキューピッドにもなる。おとぎ話のような素敵なお話だった。若さは無敵。大人になると色々余計なことを考えちゃうんだよね。子供組は回り道しないで頑張ってほしい。構成が変わってて面白かった
読了日:04月26日 著者:砂原 糖子
BE×BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2012年 06月号 [雑誌]BE×BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2012年 06月号 [雑誌]
★★★★★ 復活した「春抱き」目当て。岩城と香藤に再び会えて感無量。いつまでもラブラブ、香藤の暑苦しい”岩城さん命”がまた見れるなんて!! 滅多に買わないゴールドだけど、漫画、特に絵のレベルの高さは、数ある漫画雑誌でもピカ一だね。池さん、やまねさん、大和さん、麻生さんなど、他にも好き作家さん満載でとても満足。咎井淳さんの絵の上手さにびっくり! 椎名さんも初読みだけどいいね。なにより興味があったのは、リブレが18禁のBL本を出すらしいこと。これをずっと待ってたのよ~(笑) ハニーの鬼畜版も楽しみ~♪ 
読了日:04月30日 著者:
リアルリーマンライフ (二見シャレード文庫)リアルリーマンライフ (二見シャレード文庫)
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 技術者×営業マン。顧客のクレーム処理のために組んで仕事をすることになった瀬戸と益原。昔の恋人にストーキングされてる瀬戸を益原が匿い、恋人ゴッコをしてる内に本当の恋人になるお話。性格といい、話の展開といい、この流れだと、絶対こっちが受だろう!というBLの既成概念を打ち破った野心作といえるかも(笑) 最後の最後まで受攻逆だと思っていた。乳首感じるのは受ってのがテンプレだもんね。でも、この二人なら絶対リバが可能だよなあ。とりあえず後日談が読みたいので小冊子を申し込もう(笑)
読了日:04月30日 著者:今城 けい

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テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 本・雑誌

2012/05/01 08:25 | 読書メーターCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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